この記事では、Olive ゴールドのデメリットを解説します。
Olive ゴールドは高いポイント還元率やSBI証券でのクレカ積立、また年間100万円以上の利用で追加10,000円相当のポイントや次年度以降の年会費が永年無料になる特典が注目されています※。
こうしたメリットが注目されているOlive ゴールドですが、デメリットの部分についてもきちんと理解したうえで利用を開始したいですね。
そこで今回は、Olive ゴールドの多くのメリットだけでなく、デメリットの部分についても注目し解説していきます。
現在、Olive フレキシブルペイ ゴールドは最大27,600円相当のポイントを獲得できる新規入会キャンペーンを実施中です。
Oliveアカウントへの入金、スマホのタッチ決済の利用で最大11,000円相当のポイントを獲得することができます。
さらに、SBI証券の新規口座+対象取引を行うと最大16,600円相当のポイント付与も加わり、最大で27,600円相当を受けることができます。
この記事を書いている人
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- 名前 :おむこ 30代
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- 職業 :現役大手銀行員 総合職10年以上
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- 業務 :個人の資産運用・保険・投資信託・税金対策などのコンサル業務
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- 資格 :FP1級、宅建など多くの金融系資格を保有
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- カード:Oliveフレキシブルペイ ゴールド、など
※ 年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は三井住友カードのホームページを必ずご確認ください
Olive ゴールドの3つのデメリット
Olive ゴールドのデメリットとしては3つが挙げられます。
デメリット1:カードブランドがVisaのみ
OliveフレキシブルペイはVisaの技術を活用した世界初の多機能カードになっています。なので、三井住友カード ゴールド(NL)で選択できるMastercardはOliveフレキシブルペイ ゴールドでは選択することができません。
Olive ゴールドはVisaブランドのみの展開なので、もしMastercardが必要と言う方にとってはそこをデメリットと感じる方もいるかもしれません。
>> 解決策としては2枚持ちが考えられます。Mastercardが必要な方は三井住友カード ゴールド(NL)などを検討し、Oliveも必要ならOliveフレキシブルペイとの2枚持ちすれば問題ありません。
デメリット2:引き落とし口座が三井住友銀行のみ
2つ目のOlive ゴールドのデメリットは、引き落とし口座が三井住友銀行のみという点です。
Olive自体が三井住友銀行のサービスなので、ある意味当然です。もし普段から三井住友銀行を利用している、これから三井住友銀行を利用していく方は何の問題もありません。しかし、現在別の銀行口座をメインバンクにしている方は、少し抵抗を感じ、デメリットの一つとして感じる方もいるかもしれません
>> 引き落とし口座に関しては解決策がないため、併用する他社のクレジットカードなどの銀行口座と使い分けるしかありません。
デメリット3:年会費が5,500円(税込)必要
3つ目のOlive ゴールドのデメリットは年会費5,500円(税込)が必要になる点です。
Oliveには3つのランクが準備されており、そのランクに伴いフレキシブルペイも3つに分かれ、年会費もそれぞれ別で設定されています。
Olive フレキシブルペイ プラチナプリファード | Olive フレキシブルペイ ゴールド | Olive フレキシブルペイ 一般 | |
---|---|---|---|
年会費 | 33,000円(税込) | 5,500円(税込) ※ | 永年無料 |
Oliveランク | プラチナプリファード | ゴールド | 一般 |
このうちOlive ゴールドは、中間ランクとなっており、年会費が5,500円(税込)となっています。
>> もしこの年会費を取り返すことができれば、もっとお得になるので価値がありますね。もしできないならOliveフレキシブルペイ 一般で十分といえますね。
※ 年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は三井住友カードのホームページを必ずご確認ください
Olive ゴールドのデメリットに対する解決策
ではそれぞれのデメリットに対する解決策があるか、確認していきます。一部は解決策がありますが、中には解決策がないデメリットもありますので注意が必要です。
1. どうしてもMastercardが必要な方の解決策
もしOliveフレキシブルペイ ゴールドが欲しい・必要で、かつカードブランドがどうしてもMastercardが必要な方は、2枚持ちすることで解決することが可能です。
使い分けは必要になりますが、基本的にはOliveフレキシブルペイ ゴールドを利用し、Mastercardが必要な場面のみ使い分ければ、2枚持ちでも高いポイント還元率を誇るOliveフレキシブルペイ ゴールドの特徴は十分に発揮させることが可能です。
三井住友カード(NL)と三井住友カード ゴールド(NL)の場合、Visa/Mastercardも選択することが可能です。そのため、Oliveフレキシブルペイ ゴールド+三井住友カード(NL)などの2枚持ちもおすすめの選択の一つです。
2枚持ちに関しては、以下の記事でまとめているので、詳しく知りたい方はそちらをご確認ください。
2. 引き落とし口座は解決策・裏技はない
Oliveフレキシブルペイ ゴールドの引き落とし口座は三井住友銀行に固定されます。Olive自体が三井住友銀行の総合金融サービスなので、引き落とし口座が三井住友銀行となるのも仕方がないと思います。
これに関しては裏技や解決策はありません。なので、もしどうしても三井住友銀行の口座を利用したくない、これ以上銀行口座を増やしたくないという方にとっては、Oliveの利用は現実的には難しいかと思われます。
三井住友銀行のOlive口座は、都市銀行の特徴とネット銀行の特徴を良いトコ取りしたような特徴を持っており、実際に使用してみると結構便利です。毎月選べる特典で数百円相当の特典があったり、銀行口座としてもかなりお得な内容なので、この機会に利用してみるのもアリかと思います。
3. Olive ゴールドの年会費の元を取る方法
Olive ゴールドで年会費を取り返せるかどうかは、以下の基準が重要になります。
年間100万円以上利用すると、Olive ゴールドは翌年度以降の年会費が永年無料となります。なので1度でも年間100万円以上を利用すればこのデメリットはなくなることになります。
また年間100万円以上の利用で追加で10,000円相当のポイントが付与されますので、その時点で年会費やOliveフレキシブルペイ 一般よりもお得に利用することが可能となります。(参照元:三井住友カード)
この辺りのOliveフレキシブルペイ ゴールドの年会費については、以下の記事で詳しくまとめているので、元を取れるのか?クレカ積立だけでは元が取れないのか?など気になる方はご確認ください。
※ 年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は三井住友カードのホームページを必ずご確認ください
Olive ゴールドのデメリットをゴールド(NL)と比較
Olive ゴールドのデメリット「カードブランドがVisaのみ」「引落口座が三井住友銀行のみ」「年会費が5,500円(税込)必要」の3つが挙げられます。
これらのデメリットと感じるかどうかも人それぞれですが、三井住友カード ゴールド(NL)とOlive ゴールドのこれらの点を比較します
Olive ゴールドのデメリットをゴールド(NL)と比較
Olive フレキシブルペイ ゴールド | 三井住友カード ゴールド (NL) | |
---|---|---|
年会費 ※ | 5,500円(税込) | 5,500円(税込) |
カードブランド | Visa | Visa、Mastercard |
引き落とし口座 | 三井住友銀行 | 多くの金融機関 |
対象のコンビニ ・飲食店 | 最大20% ※ | 最大7% |
※ 対象のサービスのご利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に、通常のポイント分を含んだ最大20%ポイントが還元されます。
※ 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※ ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。
※ ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※ 対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元。最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※ Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
※ ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
つまり、カードブランドでMastercardを利用したい方、引落口座を三井住友銀行以外をどうしても使いたい方は、Olive ゴールドが向いていません。
ただし、Olive ゴールドは対象のコンビニ・飲食店でのポイント還元率が最大20%と高い点や、4つの機能を併せ持つフレキシブルペイ、三井住友銀行での一部手数料メリットなど、三井住友カード ゴールド(NL)と比較してメリットが多いのも事実です。
メリット・デメリットのどちらを優先するかしっかり考えましょう。個人的には、メリットのほうが大きいと思いますので、ぜひこの機会にOlive ゴールドの利用を始めてみてはいかがでしょうか。
デメリットは本当に大きな影響があるのか?
では、実際にOlive ゴールドを利用する著者がデメリットとして挙げた項目について、実際に不便を感じたかを紹介します。
先に述べると、Olive ゴールドを利用していてデメリットや不便さを感じたことはありません。
1. Visaで使えなかった場所は無い
実際、Mastercardしか利用できない場面などは著者は経験したことがありません。Visaが世界的に見ても最も高いシェアを獲得しているので、Visaブランドで困ることはほとんどありません。
アジア圏・ヨーロッパ圏・アメリカなど様々なところで実際に利用しているので、Olive ゴールドで不便さを感じたことはありません。
2. 引落口座が三井住友銀行のみなのは仕方ない
引落口座に関しては、Olive自体三井住友銀行のサービスのため、三井住友銀行のみの対応なのは仕方がありません。三井住友銀行をどうしても利用したくない場合は、そもそもOliveの利用を諦めるしかありません。
とはいえ、三井住友銀行のOlive口座は都市銀行とネット銀行のメリットをいいとこ取りしたような銀行口座なので所有していて損はないかと思います。
著者も普段住信SBIネット銀行をメインバンクとしていますが、Oliveの利用に合わせて三井住友銀行口座も利用しています。アプリ上で利用できるのに加えて、実際にATMや店舗での対応もしてくれるので、Olive口座は多くの人のスタイルに合わせた利用が可能かと思います。
3. 年会費5,500円(税込)は利用次第で元が取れる
皆さんが最も気になるのはOlive ゴールドの年会費5,500円(税込)の元が取れるのかということだと思います。
これに関しては、先ほど紹介した通り以下を基準にするとよいでしょう。
実際に年会費が永年無料でOlive ゴールドを利用できれば、空港ラウンジ・海外旅行保険・クレカ積立などお得な待遇を受けることが可能となり、かなりOlive ゴールドの価値が上がります。
Olive ゴールドを利用するメリット
Olive ゴールドのデメリットだけでなく、メリットも最後に紹介しておきます。
メリットは5つあります。結構お得な内容となっているので、個人的には多少のデメリットがあっても利用するほうがいいかと思います。特に以下の方は、必ずOlive ゴールドを利用しましょう。
対象のコンビニ・飲食店での高い還元率|最大20%
Oliveの最大の魅力の一つですが、対象のコンビニ・飲食店でのポイント還元率が最大20%※となっています。そもそも対象のコンビニ・飲食店を利用しないと意味がありませんが、普段から対象をよく利用する方は、強くOliveフレキシブルペイの利用をおすすめいたします(参照元:対象のコンビニ・飲食店一覧)
※ 対象のサービスのご利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に、通常のポイント分を含んだ最大20%ポイントが還元されます。
※ 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※ ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。
※ ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
三井住友銀行利用時の一部手数料無料
Oliveは三井住友銀行のサービスなので、三井住友銀行利用時のメリットもあり、利用時の一部手数料が無料となります。
三井住友銀行をよく利用する方、今後利用する必要がある方はOlive口座への切り替え、利用をおすすめいたします。
SBI証券クレカ積立で最大1.0%ポイント付与
Oliveが注目されているもう一つの理由は「SBI証券でのクレカ積立」です。クレカ決済で積立購入すると、購入金額に対しポイント付与を受けることができます。
カード発行の初年度は1.0%のポイント付与となります。次年度以降は、年間利用額10万円以上で0.75%のポイント付与となり、年間100万円以上の場合は1.0%となります。
年間100万円以上の利用で一気にお得に!
Olive ゴールドは、対象のコンビニ・飲食店の高いポイント還元やクレカ積立でも高いポイント付与率が魅力です。これに加え、Olive ゴールドは年間100万円利用でさらにお得なカードとなります。
もし年間100万円相当の利用がありそうという方は、ぜひOliveフレキシブルペイ ゴールドを利用してお得なポイント生活を始めてみてはいかがでしょうか。
新規入会&利用キャンペーンが開催中
現在、Olive フレキシブルペイ ゴールドは最大27,600円相当のポイントを獲得できる新規入会キャンペーンを実施中です。
Oliveアカウントへの入金、スマホのタッチ決済の利用で最大11,000円相当のポイントを獲得することができます。
さらに、SBI証券の新規口座+対象取引を行うと最大16,600円相当のポイント付与も加わり、最大で27,600円相当を受けることができます。
まとめ|Olive ゴールドはデメリットよりメリットが大きい
この記事ではOlive ゴールドのデメリットについて解説しました。デメリットと感じるかどうかは人それぞれですが、3つが挙げられます。
しかしOlive ゴールドはデメリット以上にメリットが多く、特に1度でも年間100万円以上利用すれば、翌年以降の年会費が永年無料となります。年会費が永年無料となれば、保有し続ける限りゴールドカードとしての優遇を受けることが可能なので、かなりお得に利用することが可能ですね。この機会にOlive ゴールドの利用を始めてみてはいかがでしょうか。