
Oliveが登場したけど、クレカ積立は、どっちがお得なの?
三井住友カード(NL)のままでいいのかな?
三井住友銀行より、金融総合サービス「Olive」が登場しました。その中で このような疑問を持つ方もいるかと思います。
この記事では、現役銀行員が「Olive一般カード」と「三井住友カード(NL)」のどちらでクレカ積立するべきかを解説します。
Olive一般カードと三井住友カード(NL)は、ともに年会費が永年無料のカードとなります。
無料カード同士で、どちらがお得なのかを比較していきますね。
」
ちなみに、Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードと、三井住友プラチナプリファードのクレカ積立の比較は以下の記事になります。

おむこ
* Olive NL 無料カード比較表
Oliveフレキシブルペイ 一般カード ![]() | 三井住友カード(NL)![]() | |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
特典 | [1]対象のコンビニ・飲食店で 最大18%ポイント還元 [2]選んだお店でポイント+0.5% [3]学生ポイントで還元率UP [4]クレカ積立 0.5%還元 | [1]対象のコンビニ・飲食店で 最大18%ポイント還元 [2]選んだお店でポイント+0.5% [3]学生ポイントで還元率UP [4]クレカ積立 0.5%還元 |
国際ブランド | ![]() | ![]() |
還元率 (クレジット) | 0.5% | 0.5% |
還元率 (デビット) | 0.5% | ー |
還元率 (ポイント払い) | 0.25% | ー |
対象のコンビニ ・飲食店での 還元率 | 最大18% | 通常 最大14% 最大18%(※) ※ Olive利用者 |
選べる特典 | 毎月2つ選べる | ー |
家族カード | 設定なし | 永年無料 |
公式サイト | 公式サイト |
【結論】Olive一般カードと三井住友カード(NL)で差はない

Olive一般カードと三井住友カード(NL)は、ともに年会費が無料で、SBI証券でクレカ積立が可能です。
そうなると、「どちらの方がお得なのか?」「差はあるのか?」「差があれば、どちらがどれぐらいお得なのか?」が気になります。
結論、Olive一般カードと三井住友カード(NL)は、SBI証券のクレカ積立において、差はありません。
ただしそれ以外の面で差(メリット・デメリット)はあるので、その辺りも含め解説して行きます。
Oliveでも三井住友カード(NL)でもクレカ積立のポイントは同じ
細かい項目は、後ほど解説しますが、どちらでクレカ積立しても得られるVポイントは同じとなります。
- 購入金額に対するポイント還元:差なし
- 投信マイレージ:差なし
- Vポイントアッププログラム:差なし
つまり、現在三井住友カード(NL)を持っている人で、クレカ積立のためにOliveを検討していた場合、そのままでOKということです。
もし対象店舗でVポイントをよく貯める人は「Oliveも必要かも」
クレカ積立だけでしか、三井住友カード(NL)を利用していない人も、対象店舗をよく利用する方は、Olive一般カードも必要(もっとお得になる)かもしれません。
理由は、Olive一般カードを三井住友カード(NL)のVpassに連携させれば、Vポイント還元率をさらにあげることができるためです。
このあたりは、以下の記事で詳しく解説しています。
【クレカ積立ポイント】Olive一般カードと三井住友カード(NL)で徹底比較

まず「Olive一般カード」や「三井住友カード(NL)」でクレカ積立した時にもらえるVポイントを整理しましょう。
クレカ積立でゲットできるVポイントを整理
Oliveフレキシブルペイや三井住友カード(NL)でクレカ積立を行い、資産運用すると以下のVポイントがもらえます。
- 購入金額に対するポイント還元
- 投信マイレージ
- Vポイントアッププログラム
それぞれ詳しくみたあと、「Oliveフレキシブルペイ一般カード」と「三井住友カード(NL)」の比較を行います。
1. 購入金額に対するポイント
クレカ決済で投資信託を購入した場合(クレカ積立)、Oliveフレキシブルペイや三井住友カード(NL)シリーズでは、購入金額の0.5%~5.0%のポイント還元を受けることができます。
* クレカ積立時のポイント還元率
カードの種類 | 還元率 |
---|---|
三井住友カード(NL) | 0.5% |
三井住友ゴールドカード(NL) | 1.0% |
プラチナプリファード (三井住友カード) | 5.0% |
Olive 一般カード | 0.5% |
Olive ゴールドカード | 1.0% |
Olive プラチナプリファード | 5.0% |
これを見ると、「Oliveのカード」と「三井住友カード(NL)」でクレカ積立時のポイント還元率に差はないことがわかります。
にしても、プラチナプリファードのポイント還元率は異常に高いですね。。
2. 投信マイレージ

2つ目は、投信マイレージです。
クレカ積立などで購入した投資信託を保有していると、保有額や種類によってポイントをもらうことができます。
投信マイレージは、SBI証券の中で投資信託を保有に対するポイントなので、「Olive」or「三井住友カード(NL)」どちらで購入したかは関係ありません 。
つまり、投信マイレージは「Olive」と「三井住友カード(NL)」で差はありません。
3. Vポイントアッププログラム
Oliveフレキシブルペイや三井住友カード(NL)でクレカ積立を行うと、Oliveや三井住友カード(NL)を対象店舗で利用した際、ポイント還元率がアップします。
この還元率がアップする項目(クレカ積立)は、Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)どちらでも差はありません。
ただし、内容にOliveの利用(クレカ積立以外)が組み込まれている項目が「+4%」分あります。
このうち「+2%」分は「住宅ローン」「SMBCモビット」の利用なので実質的に利用は困難です。
なので、Vポイントアッププログラムでの実質のポイントアップ率は「+2%」になります。
* Vポイントアッププログラム一覧
対象サービス | 還元率 | 達成条件 |
---|---|---|
Oliveアカウントの 選べる特典 | +1% | Oliveアカウントの選べる特典で 「Vポイントアッププログラム+1%」 を選択する |
Oliveアカウントの ご契約&アプリログイン | +1% | Oliveアカウントに契約し、 三井住友銀行アプリもしくはVpassアプリ へ月1回以上ログイン |
Oliveアカウントの ご契約&住宅ローン のご契約 | +1% | Oliveアカウントに契約し、 住宅ローンの契約があること |
Oliveアカウントと SMBCモビットの 連携&利用 | +1% | Oliveアカウントおよび SMBCモビットをご契約のうえ、 Oliveアカウントご契約口座を お支払い方法にご登録しご利用 |
SBI証券① | +0.5% | 当月の投資信託の買付 が1回以上 |
SBI証券② | +0.5% | 当月の国内株式 or 米国株式の取引 が1回以上 |
SBI証券③ | +1% | 当月末のNISA/つみたてNISA口座 の保有資産評価額が30万円以上 |
合計 | +6% |
このうち、SBI証券①と③の項目がクレカ積立時にもらえるポイントになります。
クレカ積立でもらえるVポイントアップ率
クレカ積立(投資信託)を行うと、Vポイント還元率がさらにアップします。内容は2つあります。
さっきの「SBI証券①」と「SBI証券③」の項目になります。
* クレカ積立でもらえるVポイントアッププログラム
対象サービス | 還元率 | 達成条件 |
---|---|---|
SBI証券 ① | +0.5% | 当月の投資信託の買付 が1回以上 |
SBI証券 ③ | +1% | 当月末のNISA/つみたてNISA口座 の保有資産評価額が30万円以上 |
合計 | +1.5% |
この2つの項目は、Oliveでなくても、通常の三井住友カード(NL)でも条件を満たせば、対象店舗でのポイント還元率アップの対象となります。
つまり、Vポイントアッププログラムの中で、クレカ積立に該当する項目はOliveでなくても利用できます。
【比較まとめ】Olive一般カードと三井住友カード(NL)のクレカ積立

では、Oliveと三井住友カード(NL)の比較をまとめます。
- 購入金額に対するポイント還元:差なし
- 投信マイレージ:差なし
- Vポイントアッププログラム:差なし
※ クレカ積立によるアップ率は差なし
※ クレカ積立以外の項目では「Olive有利」
→ ただし、Olive所有者であれば三井住友カード(NL)でも同じ還元率で利用可能
Oliveフレキシブルペイ 三井住友カード一般 ![]() | 三井住友カード(NL)![]() | |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
クレカ積立 還元率 | 0.5% | 0.5% |
投信マイレージ | 0.2%〜0.25% | 0.2%〜0.25% |
Vポイント アップ率 | 最大1.5% | 最大1.5% |
クレカ積立 以外の特典 | Vポイントアップ プログラムで NLカードよりも 実質「+2%」有利 | Oliveを利用すれば 三井住友カード(NL) でも「+2%」は可能 |
公式サイト | 公式サイト |
結論、クレカ積立時にもらえるVポイントについて、Oliveと三井住友カード(NL)で差はありません。
なので、年会費無料の「Olive一般カード」か「三井住友カード(NL)」だと、どちらでクレカ積立しても問題ありません。
Olive or 三井住友カード(NL)は、クレカ積立以外のカード特徴やメリット・デメリットから判断するといいでしょう。
Oliveの方がVポイントアッププログラムで「+2%」有利
クレカ積立以外の項目になりますが、Vポイントアッププログラムでは「Oliveが実質2%分」有利になります。
項目を全て満たせば、「+4%」も可能ですが、住宅ローン・SMBCモビットの利用など実質的に困難な項目なので、実際は「+2%」が現実的ですね。
対象サービス | 還元率 |
---|---|
Olive選べる特典 | +1% |
Oliveアカウントの ご契約&アプリログイン | +1% |
住宅ローンの契約 | +1% |
SMBCモビットの 連携&利用 | +1% |
SBI証券 | 合計 +2% |
合計 | +6% |
Olive利用者は、三井住友カード(NL)でもOliveのポイントアップの恩恵を受けれる
Oliveフレキシブルペイ一般カードの方が、三井住友カード(NL)よりも実質的に「+2%」対象店舗でのポイント還元率が高いと紹介しました。
しかし、OliveフレキシブルペイカードをVpassに連携させた三井住友カード(NL)であれば、Oliveと同じVポイント還元率を受けることが可能です。
Oliveフレキシブルペイ 三井住友カード一般 ![]() | 三井住友カード(NL)![]() | |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
クレカ積立 還元率 | 0.5% | 0.5% |
クレカ積立 以外の特典 | Vポイントアップ プログラムで NLカードよりも 実質「+2%」有利 | Oliveを利用者は 三井住友カード(NL) でも「+2%」は可能 (Oliveと同じ還元率) |
公式サイト | 公式サイト |
なので、クレカ積立の還元率は同じですが、三井住友カード(NL)を持っている方も、年会費が永年無料のOlive一般カードを作成することはメリットがありそうですね。
プラチナプリファードでは差がある?
クレカ積立最強と言われている「プラチナプリファード」に関しても、クレカ積立に関しては差はありません。
しかし、「入会特典」と「利用特典」でOliveフレキシブルペイと三井住友カードで差があります。
先にいうと、入会特典は「Oliveフレキシブルペイ」がお得、利用特典は「三井住友プラチナプリファード」がお得です。
トータルで見ると、三井住友プラチナプリファードの方がお得に利用できます。
詳しくは、プラチナプリファードのOliveと三井住友カードの比較記事、もしくは三井住友カードの公式サイトをご確認ください。

Oliveフレキシブルペイでクレカ積立するための「2つの条件」

ここまでOlive(一般カード)と三井住友カード(NL)の2つのカードでクレカ積立した際の違いを整理しました。
違いはありませんが、Oliveには他にも様々な特典もあるため、利用を考えている人もいると思います。
ここではOliveでクレカ積立する際の条件を確認しておきましょう。
- フレキシブルクレジットモードを登録する
- SBI証券の三井住友カード仲介口座を登録する
1. フレキシブルクレジットモードに登録する
Oliveではフレキシブルカードを利用できます。
フレキシブルカードは、以下4つの機能を持たせることが可能です。
- 三井住友銀行キャッシュカード
- クレジットカード
- デビットカード
- ポイントカード
Oliveでクレカ積立する場合は、フレキシブルカードのクレジット機能を利用します。
なので、クレカ積立するにはフレキシブルカードのクレジットモードに登録する必要があります。
登録は、最初にOliveに登録した際に同時に行いますので、後から登録することはできません。
2. SBIの三井住友カード仲介口座登録する
2つめの条件は、SBI証券で「三井住友カード仲介口座」に登録・切り替えを行うことです。
これに関しては、後からでも変更可能です。
登録や変更は、三井住友カードの公式ページより注意事項などを確認の上で進めます。
三井住友カード(NL)を作成時に、三井住友カード公式サイト経由でSBI証券口座を解説している方は、特に手続きは不要です。
Oliveでクレカ積立を行う条件・まとめ
Oliveでクレカ積立を行うための条件は、以下の2つです。
- フレキシブルクレジットモードを登録する
→ Olive登録時に申請する・後から追加は不可 - SBI証券の三井住友カード仲介口座を登録する
→ 後からでも申請可能
これからOliveに登録・アカウント開設を行う場合は、クレジットモードを追加しておくようにしましょう。
5%のポイント付与があるプラチナプリファードカード

Oliveプラチナプリファードや三井住友プラチナプリファードのクレカ積立は、かなり人気・注目を浴びています。
その理由は、還元率の高さです。
SBI証券でクレカ積み立てを行うと、5.0%のポイント還元を受けることができます。
5.0%の還元率は、他社と比べても圧倒的な還元率です。
クレカ積立で「5.0%」の還元率のプラチナプリファード
三井住友プラチナプリファードやOliveプラチナプリファードは、毎月5万円のクレカ積立を上限に、5.0%のポイント還元があります。
つまり、毎月2500円分のポイント還元を受けることができます。1年で30,000円分になります。
非常に大きいですね。

Olive一般カードや三井住友カード(NL)と比較
Oliveや三井住友カードを利用し、クレカ積立したとき、どれぐらいお得なのかを整理しましょう。
* クレカ積立でどれだけお得なのか?
年会費 | クレカ積立 還元率 | クレカ積立時 の損益 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
三井住友 カード (NL) | 永年無料 | 0.5% (+3000円) | +3000円 | ー |
Olive 一般カード | 永年無料 | 0.5% (+3000円) | +3000円 | ー |
三井住友 プラチナ プリファード | 33,000円 | 5.0% (+30000円) | -3000円 | 特典を 活かすと +37,000円 |
Olive プラチナ プリファード | 33,000円 初年度 無料 | 5.0% (+30000円) | 初年度 +30,000円 |
Olive一般カード・三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)や、Olive一般カードは年会費が永年無料ですが、クレカ積立時のポイント還元率も「0.5%」とやや低めです。
毎月5万円のクレカ積立を行ったとすると、1年だと「3000円分」のポイント還元になります。
年会費は無料なので、毎年「+3000円分」となることがわかります。
Olive一般カードと三井住友カード(NL)で、クレカ積立に関する内容は同じです。差はありません。
Oliveプラチナプリファード・三井住友プラチナプリファード
プラチナプリファードはOliveでも三井住友カードでも、年会費は33,000円と高めですが、クレカ積立還元率は「5.0%」と高いです。
毎月5万円のクレカ積立を行ったとすると、1年だと「30,000円分」のポイント還元になります。
つまり「年会費33,000円ー還元30,000円分」となり、実質3,000円の年会費を払うことになります。
Olive フレキシブルペイ プラチナプリファードをお得に使う方法
Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードは、年会費33,000円で、クレカ積立5%還元になります。
しかしOliveのプラチナプリファードのみ、初年度年会費が無料となる入会特典が実施されています。
つまり、初年度はクレカ積立をフルに活かせば「30,000円分」のポイント還元を丸々ゲットすることが可能です。
もし「プラチナプリファードを無料で試してみたい!」「クレカ積立を少しだけ試してみたい!」と言う方は、Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードはお得かもしれませんね。
三井住友プラチナプリファードをもっとお得に持つ方法
一方で、NLカードのの三井住友プラチナプリファードは、初年度年会費無料キャンペーンは実施されていません。
初年度から、33,000円の年会費が発生します。
しかし、三井住友プラチナプリファードは、Oliveプラチナプリファードでは実施されていない「利用特典」が実施されています。
- 入会月+3ヶ月後末までに「40万円利用」で「+40,000ポイント」
つまり、+3ヶ月後末までに40万円の利用(3~4ヶ月で40万円の利用)があれば、40000円分のポイントがもらえるので、三井住友プラチナプリファード方がOliveよりお得になります。
ちなみにですが、三井住友プラチナプリファードであれば、当サイト経由でさらに10,000円分のポイントを得ることもできます。

プラチナプリファードについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。
Olive vs 三井住友のプラチナプリファード
「Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード」と「三井住友プラチナプリファード」のクレカ積立について、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
まとめ

この記事では、クレカ積立において「Olive一般カード」と「三井住友カード(NL)」で差があるのかを解説しました。
結果、2つのカードだと差はないので、どちらでクレカ積立しても問題ありません。
Oliveフレキシブルペイ 三井住友カード一般 ![]() | 三井住友カード(NL)![]() | |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
クレカ積立 還元率 | 0.5% | 0.5% |
投信 マイレージ | 0.2%〜0.25% | 0.2%〜0.25% |
Vポイント アップ率 | 最大1.5% | 最大1.5% |
公式サイト | 公式サイト |
一方で年会費が必要ですが、プラチナプリファードの場合、
「初年度年会費が無料なOliveプラチナプリファード」、「利用特典で40,000円分のポイントがもらえる三井住友プラチナプリファードがあります。
40万円利用予定があれば三井住友プラチナプリファードがお得、クレカ積立利用だけならOliveプラチナプリファードでも問題ありません。
プラチナプリファードの比較について、詳しくは以下の記事をご確認ください。

ちなみに、ゴールド(NL)とプラチナプリファードを比較した記事は以下です。
ゴールド(NL)とプラチナプリファードの損益分岐点を試算しているので、よければご覧ください。