
この記事では、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」について紹介します。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、最も人気のある投資信託の一つです。
これから投資を始める方、特に10代後半・20代・30代の方々は、「老後資金や生活資金を運用したいけどどうすればいいか分からない」という方も多いかと思います。
生活資金など絶対に失敗できない資金を運用するのに「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」はおすすめの銘柄です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の銘柄・チャートを確認し、メリット・デメリットを解説していきます。
【結論】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はかなりおすすめ(メリット・デメリットについて)

先にこの記事の結論を述べると、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は非常におすすめの投資信託になります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のメリット・デメリットを見るとわかるように、長期投資を前提に資産運用する上で、効果的に資産運用を行うことが可能です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の過去のチャートや、中身・仕組みなどを詳しくみていきながら、これらのメリット・デメリットについて紹介していきます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは?

eMAXIS Slimシリーズの投資信託は、「米国株式(S&P500)」だけでなく、全世界株式や日本国内株式、バランス型(株式+債券)など様々な商品が取り揃えられています。
またeMAXIS Slimシリーズの投資信託は、三菱UFJ国際投信が販売している国内投資信託であり、とにかく運用コストを抑え、低コストな投資信託であることが特徴(メリット)です。
つまり「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」とは、三菱UFJ国際投信が販売する米国株式(S&P500指数)に連動する、低コストな投資信託ということです。
ファンド情報:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のファンド情報を表に整理します。
信託報酬(運用コスト)が「0.0968%」となっており、他のファンドと比べてもかなり低コストになっているのが分かります。
項目 | ファンド情報 |
---|---|
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
受託会社 | 三菱UFJ信託銀行株式会社 |
連動対象 | S&P500指数(米国株式指数) |
ファンド設定日 | 2018年7月3日 |
分類 | 外国株式型インデックス |
販売手数料 (購入時手数料) | 無料 |
信託報酬 (運用管理費用) | 0.0968% |
信託財産留保額 | 無料 |
ファンドの仕組み:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の仕組みについて、簡単にまとめたので紹介しておきます。
私たちはSBI証券・楽天証券・マネックス証券など各証券会社を通して「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を購入します。
私たちの投資資金(購入資金)は、受託会社である三菱UFJ信託銀行に集められ、その後米国市場(S&P500指数に連動する商品や個別株など)への投資・運用が行われる仕組みになっています。
S&P500指数は、近年日本の若い個人投資家にも人気のある投資対象となっており、各証券会社の人気ランキングでも上位を占めています。S&P500指数については、この後説明します。
各証券会社の投資信託販売金額ランキング(2022年2月10日時点)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を各証券会社でどれぐらい人気がある投資信託なのかを見てみましょう。
主要ネット証券3社 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) のランキング |
---|---|
SBI証券 | 2022年1月販売金額ランキング:第2位 |
マネックス証券 | 週間売れ筋ランキング:第2位 NISA売れ筋ランキング:第1位 |
楽天証券 | 2022年1月販売金額ランキング:第1位 |
各社での販売実績を見てもわかるように、一部の方がおすすめしているのではなく、日本中で人気のある投資対象であることがわかります。
・SBI証券
2022年1月の月間販売金額ランキングが「第2位」となっています。

・マネックス証券
週間売れ筋ランキング「第2位」、NISAでの売れ筋ランキングは「第1位」となっています。


・楽天証券
2022年1月の全銘柄売れ筋ランキングが「第1位」となっています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)で資産運用するには、SBI証券×三井住友カードがおすすめです。
購入金額の0.5%~1.0%をポイントとして還元を受けることができるため、更に実質コストを下げることが可能です。
S&P500とは?

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、「S&P500指数」へ投資する商品ですが、そもそもS&P500指数とは何でしょうか?
S&P500指数やS&P500指数に投資する方法(投資信託・米国ETF・国内ETF)」については、同じS&P500指数に投資できる人気投資信託SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの分析記事でも解説していますが、念の為再度ご紹介しておきます。
S&P500が人気の理由は?
S&P500は、アメリカの代表的な株価指数で、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しています。米国の4000社以上の全企業の中から、選ばれた優秀な500社の時価総額から算出されています。
「500社が選ばれる」と言うことは、もちろん外される企業もあり、常に優秀な企業のみが残って算出されるのがS&P500指数です。
よって、非常に安定しているのが特徴で、過去100年間を見ても、S&P500指数は右肩上がりに成長を続けています。

NISA制度やiDeCo制度の中での投資対象として人気がある
近年、日本国内でも老後2000万円問題が報道されて以来、NISA制度やiDeco制度を通して、生活資金や老後資金を長期的に投資する方が増えました。
先ほども紹介した通り、NISA制度の中での人気投資対象(投資人気ファンド)にeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がランクインしていました。
このように、資産運用を長期で行いたい10代・20代・30代の若者にも、近年があるのが「S&P500」です。
資産運用は、長期投資となるので、運用コストを抑えることがポイントです。この点で、運用コストの低いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は非常に優れた商品と言えます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)で資産運用するには、SBI証券×三井住友カードがおすすめです。
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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の銘柄

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、具体的にどのような中身(銘柄)で運用されているのでしょうか?
三菱UFJ国際投信のホームページに中身を確認すると、組み入れ銘柄について、上位10銘柄のみ公開されています。
No. | 組み入れ銘柄 | 割合 (2021年10月29日) | 【参考】割合 (2021年5月6日) |
---|---|---|---|
1 | マイクロソフト | 6.0% | 5.4% |
2 | アップル | 5.9% | 6.0% |
3 | アマゾン | 3.7% | 4.8% |
4 | アルファベット A | 2.2% | 1.6% |
5 | テスラ | 2.2% | ー |
6 | アルファベット C | 2.0% | 1.6% |
7 | メタ・プラットフォーム (旧フェイスブック) | 1.9% | 2.4% |
8 | エヌビディア | 1.5% | 1.1% |
9 | バークシャ・ハザウェイ | 1.3% | 1.4% |
10 | JPモルガン・チェース | 1.3% | ー |

※2022年2月10日時点で三菱UFJ国際投信ホームページに公開されているデータを使用

※2021年5月6日時点で三菱UFJ国際投信ホームページに公開されているデータを使用
上位10銘柄は、アップル・マイクロソフト・アマゾン・メタプラットフォーム(旧フェイスブック)・アルファベット(グーグル)・テスラなどで約20%前後を占めています。
マイクロソフト・アップル・グーグルなどは日本だけでなく世界中の人々が毎日必ず使用する製品やサービスを提供しているため、収益やビジネスも非常に安定しており、今後もますます成長が期待できる企業です。それらの米国の巨大企業にまとめて投資できるS&P500は今後もパフォーマンスが期待できると思います。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の全銘柄を確認したい方へ
上位10銘柄で20%程度が構成されており、銘柄はホームページ上に公開されていることは分かりましたが、残り80%程度の銘柄はどうなっているのでしょうか?
残念ながらeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の構成全銘柄を確認する方法を見つけることができませんでした。
参考にできる全銘柄一覧
しかし代替方法としては、同じS&P500に連動する別の商品の全銘柄を分析することで、参考データ柄確認できるかと思います。
米国ETFであるバンガード S&P500 ETF(VOO)の全銘柄が「ETF.com」という海外サイトで公開されていますので、全銘柄をどうしても確認したいと言う方は確認してみてください。
米国ETF VOOは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と同じく、S&P500指数をベンチマーク(参考)として、指数と連動するように運用されているため、殆ど同じ銘柄/割合であると考えることができます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のチャート

続いて、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のチャートを見てみましょう。
下のチャートは、元の指数であるS&P500指数と、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のチャートを比較したものです。

青線がeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、ピンクがS&P500指数です。また2018年7月〜2022月2月の過去3年間半のチャートを記載しています。
過去3年半のチャートを見る限り、一時的に大幅に下落している時期もありますが(2020年2-3月のコロナショック)、中期・長期的に見ると下落幅も取り戻し、成長を続けていることがわかります。
例えば、2018年7月にeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を購入し、2022年2月現在まで保有していた場合、約+85%の運用益を得ることができました。100万円を投資していれば、185万円に増えたということです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)で資産運用するには、SBI証券×三井住友カードがおすすめです。
購入金額の0.5%~1.0%をポイントとして還元を受けることができるため、更に実質コストを下げることが可能です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とS&P500指数の差は?
また2つのチャートは、ほとんど同じ成長率を見せているかと思いますが、微妙に差があります。
これは日本円と米国ドルの為替の差の影響となります。過去3年半を見たら、円安に進んでいる影響を受けて、S&P500指数以上のトータル運用益を得れていると言うことになります。
日本から米国株式に投資するためには、為替の差を無視することはできません。仮に投資信託ではなく、直接米国市場の株を購入するとしても、まず日本円を米国ドルに変換する作業が発生します。この際に為替の影響を受けることになりますし、手数料や手間が発生します。
S&P500の長期チャートを確認
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、2018年7月から販売が開始となったため、データも2018年7月以降しかありません。
しかしS&P500は5年10年20年の長期投資におすすめの投資対象です。
もう少し昔のデータも確認したいので、先ほど同様、他のファンドでS&P500に投資した際のリターンを参考に見てみます。
以下が、S&P500指数に連動するパフォーマンスを目指す最も有名な米国ETFである「SPY:SPDR S&P500 ETF」と、S&P500指数の2つのチャートを示した画像です。

青がSPY、オレンジがS&P500指数のチャートになりますが、ほぼ重なっていてオレンジが見えません。
つまりS&P500指数に連動する米国ETFは、S&P500指数とほぼ同じパフォーマンス(成長率)を示していると言うことになります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も、過去3年半に関しては為替の影響はあるもののS&P500指数とほぼ同じパフォーマンスを見せていたので、仮に20年投資を続けても、S&P500指数とほぼ同じパフォーマンスを得ることができると考えられます。
またS&P500指数に投資する上で、最も重要なのは長期で見ても成長を続けている点です。
米国は、日本と異なり今後も人口増加が続くと予想されています。人口は経済力と密接に関係し知恵いるため、今後も経済成長が続く可能性が高いと考えられます。
よってeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も今後成長が続くと考えることができます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のメリットとデメリット

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のメリットは、以下の点が挙げられます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資することで、世界の中でも最も優秀な成績を収めているS&P500指数に投資でき、投資信託なので100円から投資できるのがメリットです。
また分配金を自動再投資設定が可能なため、複利の効果で資産運用が可能な点も、投資信託の特徴の一つです。
その中で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は最も低コストな投資信託なため、無駄なく効率的に資産運用をしたい方におすすめの投資信託となっています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)で資産運用するには、SBI証券×三井住友カードがおすすめです。
購入金額の0.5%~1.0%をポイントとして還元を受けることができるため、更に実質コストを下げることが可能です。
デメリット
続いて、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のデメリットについて紹介します。
正直なところ、デメリットはあまり見当たりませんが、強いて言えば以下の点がデメリットかと思います。
デメリット①:個別株や特化型ファンドに比べるとパフォーマンスが低くなる年もある
S&P500指数の成長率は、長期(10-20年)で見た時おおよそ年5-8%程度と言われています。
※計算方法や算出する区間にも依るため記事や人によって幅があります
これに対し、過去10年だけを見ると、米国の巨大IT企業(GAFAMと呼ばれる、アップルやマイクロソフト・グーグル・アマゾン・フェイスブックなど)は、特に高いパフォーマンスを示しており、S&P500指数を上回る成長率となっています。
しかしこれら個別株はリスクもあります。
実際に2022年2月に、メタプラットフォーム(旧フェイスブック)の株価は、わずか1週間の間に32%も急下落しました。

旧フェイスブックの株価も長期的に見ると回復するかと思いますが、個別株はS&P500指数よりも下落幅が大きく、下落頻度が多くなるリスクがあります。
つまりS&P500指数は急上昇することも少ないが急下落することも少なく、安定した成長を得れる点がメリット。個別株は急上昇も急下落もある点がメリットでもあり、デメリットでもあります。
デメリット②:投資信託なので、購入金額をコントロールできない
投資信託(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500))の購入は、「基準価格」をもとに購入金額/購入量が決まります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価格は、購入注文を行った日の翌日(場合によっては翌々日など)の米国市場の株価によって決まるため、タイムリーな取引ができないのがデメリットです。
ただこの点は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に限った話ではなく、投資信託で米国市場に投資する場合全ての投資信託に当てはまる問題です。
また長期投資を前提で購入する場合は、1日・2日の上下動は誤差になるので、あまり気にしなくても問題ありません。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の購入方法/証券会社

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、銀行や証券会社で購入することができます。
またeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、つみたてNISAでの購入も可能なファンドとなっています。
購入できる銀行・証券会社一覧
銀行・証券会社共に多くの金融機関で購入することが可能です。
つみたてNISAの利用が多い「SBI証券」「楽天証券」の2社は、共にeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の扱いがあります。


つみたてNISAでeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を使う
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、「S&P500」「低コストで長期投資向き」「少額から投資可能」がメリットでした。
つみたてNISA制度を利用して、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資するのは非常に有効な資産運用手段です。
多くの証券会社でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は購入可能なので、これから将来の生活資金や老後資金のために資産運用を行いたい方は、つみたてNISAでeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資することも検討してみてはいかがでしょうか。
実は、もっと低コストな投資信託があった!
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は非常に優秀な投資信託ですが、実はeMAXIS Slimよりもさらに低コストなS&P500に投資できる投資信託があります。
それは「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」です。
ファンド名 | 信託報酬 (運用コスト) |
---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968% /年 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 0.0938% /年 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、SBI証券やマネックス証券で購入が可能ですが、その他の証券会社では購入できないところも多いのがデメリットです。
SBI証券で資産運用する場合は、必ず三井住友カード決済で投資することをおすすめいたします。
購入金額の0.5%~1.0%をポイントとして還元を受けることができるため、三井住友カードでさらに実質的な運用コストを低く抑えることが可能です。
まとめ
この記事では、大人気の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」について、メリット・デメリットを紹介しました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、扱っている銀行や証券会社もかなり多く、長期でS&P500に投資したい方には非常におすすめのファンドです。
一方で、SBI証券では、クレカ積立も注目されています。もし興味がある方は、このサイト内で三井住友カード(NL)やOliveフレキシブルペイによるSBI証券でのクレカ積立について、詳しく解説しているので、そちらもご覧ください。