
この記事では、SBI証券のクレカ積立(クレジットカード積立)について詳しく紹介しています。
クレカ積立とは、投資信託の積立買付をクレジットカード決済で行う仕組みです。
クレジットカード経由で投資信託の積立を行うことで、積立金額に応じてクレジットカードのポイント付与を受けることができます。

SBI証券のクレカ積立は、
年間最大30,000円相当のポイントを得ることができます
積立投資を行なっている方や積立投資に興味がある方はぜひこの記事を最後までご覧ください。

この記事を書いている人
- メガバンク勤務の30代女性
- 個人顧客への資産運用、税金対策等のコンサルタント業務を担当。FP1級、宅建保有。
- 投資歴10年、保有資産は米国インデックス中心。

【SBI証券】クレカ積立(クレジットカード積立)とは

SBI証券のクレカ積立とは、投資信託の積立買付をクレジットカード決済で行う仕組みです。
投資信託の買付をクレジットカード払いにすることで、積立金額に応じてクレジットカードのポイント付与を受けることができます。
投資方法をクレジットカード払いに指定するだけで、ポイントの付与を受けることができるため、積立投資を利用している人はすぐにでも始めるべきサービスです。
ちなみに投資信託を一括買付する場合は、クレジットカード払いを選択することはできません。
クレジットカード払いはあくまでも積立投資限定の決済方法となります。
SBI証券のクレカ積立について押さえておきたいポイントは以下の通りです。

我が家はつみたてNISAの投資を
クレカ積立で行なっています
【SBI証券】クレカ積立のメリット


クレカ積立って
ポイントの付与以外にメリットがあるの?
SBI証券のクレカ積立は、クレジットカードのポイント付与ばかりクローズアップされがちですが、その他にもメリットが多くあるので紹介したいと思います。
【メリット①】クレジットカードのポイントが貯まりお得

クレカ積立の魅力はなんといっても積立金額に応じてクレジットカードのポイントが付与される点です。
積立投資を申し込む際に、積立資金の入金方法をクレジットカード払いに設定するだけで、毎月ポイントを貯めていくことができます。
初回に設定を行えば、その後は自動的にクレジットカード払いで積立が行われますので、余計な手間がかからない点も魅力です。
クレカ積立で貯まったVポイントは1ポイント=1円として、SBI証券での投資に使えたり、カードの請求代金に充てたりすることができます。
1ポイントから利用することができるため、無駄なくポイントを使い切ることができます。

クレカ積立を利用しているかしていないかでは
大きな差が生まれます
仮に月5万円の積立投資を10年続けると
5%のポイント付与率のクレカの場合・・・10年間で貯まるポイントは30万円相当
1%のポイント付与率のクレカの場合・・・10年間で貯まるポイントは6万円相当
0.5%のポイント付与率のクレカの場合・・・10年間で貯まるポイントは3万円相当
ポイントの付与率や付与額のシミュレーションは後ほど詳しく紹介します。
【メリット②】証券口座への資金移動の手間が省ける

通常、積立投資を行う場合は、あらかじめSBI証券内の口座に積立に必要な資金を入金しておく必要があります。
給与受取口座や貯蓄口座がSBI銀行以外の場合は、投資に必要な資金をメインバンクの口座からSBI証券の口座へ移す手間が発生します。
毎月、SBIの口座へ積立資金を入金するため、ATMを行き来したり、ネットバンキングで振り込みを行うのは面倒かと思います。

一方、クレカ積立の仕組みを利用すれば、積立代金はクレジットカードの利用料金と一緒に指定する銀行口座より引き落としされることになります。
クレカ積立の場合、SBI証券の口座に資金を入金しなくても良いので、資金移動の手間が省けて便利です。

クレカ積立は、ポイント付与ばかりクローズアップされがちですが、資金移動の手間が省けることも大きなメリットと言えます。
もし、毎月振り込み手数料や出金手数料などをかけて資金移動をさせているのであれば、すぐにでもクレカ積立に切り替えましょう。
【メリット③】資金の入れ忘れが発生しないため確実に投資ができる

クレカ積立を利用すれば、口座の残高不足による買い逃しを防ぐことができます。
積立投資を続けている方の中には、証券口座の残高不足で積立投資ができなかった経験がある方も多いのではないでしょうか。
つみたてNISAなど確実に毎月積立を行なっていきたいような場合は、クレカ積立を利用するのがおすすめです。
毎月、証券口座の残高を気にせず積立投資を行うことができるのは大きなメリットといえます。
【SBI証券】クレカ積立の対象カードとポイント付与率


クレカ積立って
設定するカードによってポイント付与率が異なるの?
クレカ積立の対象カードは、Vポイントが貯まる三井住友カードかタカシマヤカードのいずれかとなります。
三井住友カードでもVポイント以外の独自ポイントが貯まるカードはクレカ積立の対象外となりますので、注意が必要です。
クレカ積立は設定するクレジットカードの種類によってポイント付与率が異なります。
三井住友カード プラチナクラス | 三井住友カード ゴールドクラス | 三井住友カード シルバークラス | タカシマヤカード | |
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ポイント付与率 | 5%または2% | 1% | 0.5% | 積立1年目〜 0.1% 積立3年目〜 0.2% 積立5年目〜 0.3% |
年会費が発生するプラチナカードやゴールドカードがクレカ積立のポイント付与率が高くなっています。
クレカ積立のポイント付与率が5%のカードは三井住友カードの「プラチナプリファード」となります。
ちなみに、タカシマヤカードはポイント付与率が低いため、クレカ積立に設定するのはおすすめできません。
ポイントの付与額やクレカ積立のおすすめカードについては後半で詳しく紹介しています。

【SBI証券】クレカ積立ポイント付与額シミュレーション

先ほども紹介した通り、クレカ積立は設定するカードによってポイント付与率が異なります。
ここからは、クレカ積立を行うと実際どれくらいのポイントが付与されるのか実際のカードを元にシミュレーションしていきます。
三井住友カード プラチナプリファード | 三井住友カードゴールド(NL) | 三井住友カード(NL) | |
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年会費 | 33,000円 | 5,500円 (一定条件達成で年会費永年無料) | 年会費永年無料 |
ポイント付与率 | 5% | 1% | 0.5% |
初めに1年間の積立で得られるポイント付与額は以下の通りです。
年間ポイント付与額(1P=1円で計算)
三井住友カード プラチナプリファード 5% | 三井住友カードゴールド(NL) 1% | 三井住友カード(NL) 0.5% | |
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積立金額 月50,000円 | 30,000円 | 6,000円 | 3,000円 |
積立金額 月33,333円 | 20,000円 | 4,000円 | 2,000円 |
積立金額 月10,000円 | 6,000円 | 1,200円 | 600円 |
つみたてNISAを利用して年間40万円(月33,333円)投資する場合、年会費がかからない三井住友カード(NL)をクレカ積立に設定すると年間2,000円相当のポイントが付与されることになります。
年間2,000円と聞くと少ないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、カードの年会費もかかりませんし、余計な手間をかけずに積立ができて、投資をするだけで勝手に2,000円が貯まると思うとかなりメリットが大きいと言えます。

貯まったポイントは1P=1円として
投資やお買い物に使えます
次につみたてNISAで長期にわたりクレカ積立投資を行なった場合に、付与されるポイント額をシミュレーションしました。
ポイント付与額(1P=1円で計算)
2022年から2042年までつみたて投資を行なった場合(年間40万円投資)
三井住友カード プラチナプリファード 5% | 三井住友カードゴールド(NL) 1% | 三井住友カード(NL) 0.5% | |
![]() | ![]() | ![]() | |
積立金額 月33,333円 | 420,000円 | 84,000円 | 42,000円 |
つみたてNISA制度が利用できる2042年までクレカ積立を続けた場合、最大で420,000円分のポイントが得られる計算になります。
積立方法をクレカ払いに選択するだけでこれだけのポイント額を得られることができるので、つみたてNISAで長期投資をお考えの方はすぐにでもクレカ積立の設定を始めることをおすすめします。
三井住友カード(NL)に関する記事

【SBI証券】クレカ積立おすすめカード


クレカ積立を始めるなら
どのカードを設定するがおすすめ?
SBI証券のクレカ積立はどのクレジットカードを設定するのがお得なのか解説します。
実際に、筆者はクレカ積立には三井住友カード(NL)を設定しています。
三井住友カード プラチナプリファード | 三井住友カードゴールド(NL) | 三井住友カード(NL) | |
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年会費 | 33,000円 | 5,500円 (一定条件達成で年会費永年無料) | 年会費永年無料 |
ポイント付与率 | 5% | 1% | 0.5% |
ポイント付与率が最も高いプラチナプリファードの場合、年会費は33,000円かかりますが、クレカ積立で年間最大30,000円のポイントが貯まります。
ポイント付与額よりも年会費の方が高いため、単純にポイントを貯めたいという方にはプラチナプリファードおすすめできません。
しかし、クレカ積立のポイント付与額を考えると、実質3,000円でプラチナカードを保有することができるため、ステイタスカードをお得に保有したい方にはおすすめです。
とりあえずお得にクレカ積立を利用したいという方には、年会費が永年無料の三井住友カード(NL)がおすすめです。
クレカ積立対象の三井住友カードはいくつか種類がありますが、三井住友カード(NL)のみが条件なく年会費が永年無料となっています。
筆者はいくつかクレジットカードを保有していますが、クレカ積立専用のカードとして三井住友カード(NL)を新規で申し込みました。
三井住友カード(NL)の新規入会キャンペーンを利用したので、クレジットカードを作成して利用するだけで8,000円相当のポイントを得ることができました。
三井住友カード(NL)は、現在新規入会&利用で8,000円相当のポイント付与が受けられるキャンペーンを実施中です。
三井住友カード(NL)に新規入会してクレカ積立を始めた場合、カードの入会特典とクレカ積立で最大初年度は11,000円のポイントを獲得することができます。

三井住友カード(NL)は、
カード本体に番号などの記載がないナンバーレスカードです
カード情報などを盗み見られる心配がありません
クレカ積立の対象カード選びに迷っている方は、ぜひこの機会に三井住友カード(NL)に入会してお得にポイントを獲得しましょう。

【SBI証券】クレカ積立は一括投資よりおすすめか?


資金があれば積立じゃなくて
一括投資でいいんじゃない?
投資をされている方の中には一括投資派の方も多いのではないでしょうか。
もちろん、相場下落時やまとまった資金ができたときに投資をしたい場合、一括投資が選択肢として挙がると思います。
相場が下がっている時は、一括投資を行い、すぐにでも投資を始めたいという気持ちはよくわかりますが、相場の底は誰にもわかりません。
高値掴みのリスクを回避して、中長期的な値上がりを狙うのであれば、積立での買付がおすすめです。
積立と聞くと、長期で行うイメージが強いかもしれませんが、あらかじめ決めた金額を分割で購入するという使い方もできると思います。
例えば、投資資金が50万円ある場合なら、月5万円ずつ10ヶ月間積立投資を続けるというようなイメージです。
積立を利用すれば、購入単価を平均化することができますし、クレカ積立のポイントを獲得することができるので一石二鳥です。

投資のタイミングが難しいと感じる方はぜひクレカ積立を選択して、時間分散で買付を行いましょう。
【SBI証券】クレカ積立の始め方3ステップ

最後にSBI証券のクレカ積立の始め方を紹介します。
すでにSBI証券の口座や三井住友カードを保有している場合は、ステップ③をご確認ください。
ステップ① SBI証券口座開設

SBI証券の口座がない場合は、SBI証券の口座開設が必要です。
SBI証券の口座は、年会費や口座管理料などの費用は一切かかりませんので、気軽に口座開設できるのが魅力です。
スマートフォンまたはPCと本人確認書類(免許証、マイナンバーカード等)を手元に用意しておけば、どこからでもすぐに口座開設を行うことができます。
SBI証券は最短5分で口座開設が可能です。

ステップ② 三井住友カード(NL)入会

クレカ積立の対象カードであるVポイントの貯まる三井住友カードを保有していない場合は、クレジットカードの作成が必要になります。
ここでは、『三井住友カード(NL)』の新規申し込みの手順を紹介します。
三井住友カード(NL)は、クレカ積立対象の三井住友カードのなかで、唯一、無条件で年会費が永年無料のカードになります。
クレジットカードに余計な費用をかけずにクレカ積立を始めたい場合は、三井住友カード(NL)がおすすめです。
三井住友カード(NL)の申し込みの流れは、以下の通りです。

三井住友カード(NL)は、所定の条件をクリアすれば、クレジットカードの新規申し込みから10分程度でクレジットカードの番号を確認することができます。
カード番号が確認できれば、すぐにクレカ積立に設定することができるので大変便利です。
クレジットカード申し込みの受付時間帯や職業などによっては、即日対応の対象外となるケースもあります。
また、三井住友カード(NL)は最短でカード申し込みの翌営業日にカードの発行が行われます。
カードが手元に届くまでに1週間もかからないケースが多く、すぐにカードが欲しいときにも便利です。

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ステップ③ クレカ積立設定

SBI証券の口座と三井住友カード(NL)が揃ったら、いよいよクレカ積立の設定です。
「クレジットカードの登録→クレカ積立の設定」という流れで手続きを進めます。
クレジットカードの登録
SBI証券公式サイトにログインし、クレジットカードの登録を行います。
「SBI証券WEBサイト>取引>投資信託>投信(積立買付)>クレジットカード>登録する」からクレジットカード登録画面へ遷移する。

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VpassID・パスワードでログインし、本人確認を行う。

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本人確認ができたカード番号、有効期限、セキュリティコードを入力して完了。

クレカ積立の設定方法
クレジットカードの登録が完了したら、クレカ積立の設定に移ります。
「当社WEBサイト>投信>銘柄検索・取扱一覧」などからクレカ積立したいファンドを選びます。

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NISA預り、特定預り、一般預りで積み立てる場合は「積立買付」、つみたてNISA預りで積み立てる場合は「つみたてNISA買付」を選択。

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決済方法は「クレジットカード」を選択し、預り区分の選択、毎月の積立金額等を入力し、登録を完了。

上記の通り順番に進めていただければ、クレカ積立の登録は完了します。
一度、クレカ積立の設定を行なってしまえば、毎月、自動的にクレカ積立で投資が行われるので、余計な手間も発生しません。
簡単な登録だけで、ポイント付与を受けることができるので、ぜひクレカ積立を利用しましょう。
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【まとめ】SBI証券のクレカ積立は必ず利用したい制度

ここまでSBI証券のクレカ積立について解説しましたが、積立投資を行なっている方は必ずクレカ積立を利用するのがおすすめです。
クレカ積立を選択することで、手間をかけることなく、毎月自動的にクレジットカードのポイントが貯まっていくのでメリットしかありません。
クレカ積立の対象カードを保有していない方は、カードの新規申し込みが面倒と感じるかもしれませんが、キャンペーンで8,000円相当がもらえるので、一手間かける価値はあります。
ぜひ、クレカ積立デビューをしてお得に積立投資を行いましょう。
