PR
20代30代の資産運用

【FP3級】学科試験の難易度と合格率

 ファイナンシャルプランナー3級(FP3級)検定は、ファイナンシャルプランナー入門編となる易しい試験です。またファイナンシャルプランナーになりたい人が受ける最初の試験であり、合格率は60~70%の高さとなっていますが、ではどの程度の難易度なのでしょうか。

 この記事では、FP3級の難易度、特に学科試験についてまとめました。

▪︎この記事の結論

・FP3級 学科試験は、国家試験の中でもかなり簡単な試験

・但し試験範囲は広いので、効率的に勉強する必要がある

・必要な勉強時間は、1ヶ月程度の難易度

FP3級 試験概要

 ファイナンシャル・プランナー3級(FP3級)の試験は、ファイナンシャルプランニング技能を図る試験の初級にあたります。このFP3級技能士の試験では、お金、保険、投資、不動産、税金、相続の人生を生きていく上でのお金に関する総合的な知識が問われます。

 試験内容としては、「学科試験」と「実技試験」の2つです。また試験を実施する試験機関も2つあります。学科試験は2つの試験期間で共通ですが、実技試験は科目が異なります。

 試験機関の違いについては、別の記事でご紹介いたしますが、以下に簡単にまとめておきます。

科目試験機関試験科目出題形式問題数制限時間合格基準
学科金財
FP協会
共通マークシート形式60問120分36/60点以上
実技1金財個人資産相談業務記述式15問60分30/50点以上
実技2金財保険顧客資産相談業務記述式15問60分30/50点以上
実技3FP協会資産設計提案業務マークシート形式20問60 分60/100点以上

試験期間の違いについては、以下の記事をご確認ください。

FP3級の試験範囲

次に、試験範囲について簡単に説明します。出題範囲は6個あります。以下に紹介します。

▪︎ライフプランニングと資金計画

子供の教育資金計画や、老後の生活設計を立てるに当たって必要となる、公的年金、健康保険・介護保険、教育・住宅ローン等の仕組みについて勉強します。

▪︎リスク管理

病気や事故など、人生の中での「リスク」にに対処するための、損害保険・生命保険などの各種保険商品についての種類・特徴・選択方法・関係法令について勉強します

▪︎金融資産運用

金融市場や投資の基本理論について勉強し、株や債権、外貨、投資信託等の金融商品の特徴や仕組み、売買の方法について勉強します。資産運用におけるリターンとリスクについて分析と判断ができるようになります。

▪︎税金(タックスプランニング)

所得税を中心に、住民税・所得税・消費税など色々な税金に関して出題されます。

所得税控除や、確定申告等についてきちんと理解し、税金計算が自分で出来るようになることは、節税に大いに役立ちます。

▪︎不動産

マイホームを購入したり、保有している不動産を売却したりするときに必要となる税金や関連法令、契約に関する知識、また、不動産投資について勉強します。

そのほかに、不動産広告登記簿の内容を理解することができるようになります。

▪︎相続

財産の相続・贈与、事業の継承に際して関連する法令や税金、必要となる知識について勉強します。弁護士・税理士などの専門家への依頼もスムーズに進められ、身内間での遺産相続争いの防止に役立つ知識です。

学科試験の試験範囲

 前章でFP3級の試験範囲を紹介しましたが、学科試験では6個の範囲全てから出題されます。

試験機関がどちらでも共通問題で、60問120分のマークシート形式(2択 or 3択)です。

FP3級 学科試験の難易度

 では本題の難易度ですが、FP3級の難易度は、国家試験の中でも「かなり簡単」に分類される試験と言えるでしょう。

 但し、難易度は受け取り方に個人差があるかと思いますので、私が簡単と考えている理由をご紹介いたします。

難易度の理由

 難易度が簡単と言える理由と、難しいと考えられる理由をご紹介します。

難易度が簡単と言える理由

  • 合格率が高い

     国家試験の中でも、合格率が60~70%と非常に高い

  • 勉強時間が短くて済む

     個人差はあるが、勉強時間1ヶ月前後で十分に対応できます。

  • 試験形式がマークシート

     学科試験は、マークシート形式なので、最悪の場合、勘で回答/正解できる

  • 試験時間も厳しくない

     120分の試験時間が与えられ、きちんと勉強していれば、試験時間はかなり余ります。

逆に難易度が難しいと考えられる理由

  • 試験範囲がとにかく広い

    前述の通り、6分野であれだけの範囲について全ての内容を覚えようとすると、

    膨大な勉強時間が必要となります。


    →対策:過去問をうまく利用し、無駄な勉強を避ける

他試験との比較

 私自身は、金融業界に勤めているわけでもないので他試験との比較は難しいですが、ネット上の様々なサイトで紹介されている「試験 偏差値」をみても、偏差値はかなり低く、簡単であることが分かるでしょう。

 ちなみにですが、私が受験したことのある「TOEIC」と比較すると、500点前後をとるのと同じぐらいの難易度と紹介されているサイトが多いです。TOEIC500点を取るのも、個人差がありますが、2週間~1ヶ月勉強すれば取れる印象です。

 よってFP3級は、1ヶ月程度勉強すれば十分合格可能な難易度と言えるでしょう。

FP3級 学科試験の合格率

 FP3級の学科試験の合格率は、おおよそ60−70%が学科の合格率です。試験機関によっても異なります。詳しくは、別記事にまとめていますので、そちらをご参考ください。

FP3級 学科試験のおすすめ勉強方法

 ※現在記事にまとめている最中です。

まとめ

 この記事では、FP3級の難易度についてまとめました。特に学科試験は、試験時間にも余裕があり、マークシートであること、また合格率も非常に高いので、国家試験中でも比較的簡単な試験と言えるでしょう。但し、試験範囲は広いため、効率的に勉強する必要があります

タイトルとURLをコピーしました