この記事では、金融系の仕事とは無縁の機械系エンジニアがどのようにして、独学でFP3級を合格したのかを、簡単に紹介します。
ちなみに私の実力ですが、普段は製品開発や生産技術の仕事をしており、お金の知識は全くありません。ゼロです。ふと30代を前に「税金などで無駄にお金を払いたくないなー」と思い、なんとなく節税について調べたのがきっかけ。調べているうちにFP試験の存在を知り、勉強ついでにFP3級受験を申し込んだのが始まりです。
その数ヶ月後、無事に独学で一発合格することができました。皆さんの参考になればと思い、私の勉強方法や使用したテキストをご紹介します。
この記事の結論
・テキストを利用する場合、市販で問題ない
・合格ラインの勉強時間は、おおよそ30-50時間あれば十分
・参考書で一通り学んだら、過去問を活用しアウトプット中心に切り替える
・しっかし理解することよりも短時間で回数を繰り返すことが重要
FP3級の試験内容や難易度は?
試験は範囲が広いが難易度は易しい?
試験内容や難易度・合格率については別の記事でまとめていますので、この記事では省略いたします。気になる方は、以下の記事をご確認ください。
合格に必要な勉強時間は?
FP3級は、難易度が高くないので少ない勉強時間でも合格が可能です。一般的には、20時間程度を目安にすると良いとされていますが、個人差もあるため、30時間あれば十分かと思います。これは、1日1時間勉強して、30日で達成できる計算になります。つまり1ヶ月です。
試験範囲は広いですが、試験に出るのは比較的簡単な部分だけなので、少ない勉強時間でも合格を目指すことができます。中には、10~20時間で受かったという人もいます。そのため、会社の通勤時間やお子様が学校に行っている間など、スキマ時間を使って勉強することで短期間で合格することが可能です。
ゼロから独学で一発合格した私の勉強方法
FP3級の難易度はあまり高くないです。試験範囲が広いですが、頻出範囲を抑えれば効率的に勉強できます。ここまでは別記事でも紹介していますが、ここでは具体的にどう勉強していったかを紹介します。
早速ですが、私は以下の手順で勉強を行いました。
- 市販の参考書をざっくり一周(6個のテーマを3時間程度で一気に読み切る)
- 過去問をやる
- 参考書を1つのテーマをしっかり読み込む(ライフプランニングor相続だけなど、1時間で読み込む)
- その分野の過去問を100問解く(最近5年間の試験問題から)
- 3と4を繰り返す
要は、基礎ができたら過去問を解きながら学ぶ、アウトプット中心の方法です。また理解が浅くてもいいので、とにかく回数を重ねることが重要と考えています。
たまに過去問を最後に取っておく方がいますがはっきり言って非効率的です。過去問と市販の問題集とでは出題傾向や文言が微妙に異なります。過去問を繰り返し解くと、この微妙な出題傾向や文言の違い、また頻出問題を無意識のうちに経験値として自分の中に溜まります。これが重要です。過去問は過去に実際の試験で出題された問題です。つまり、とても重要なポイントのため、今後の試験でも出る可能性が高いといえます。これはFPだけでなく他試験でも言えるかと思います。
過去問はどこで入手できるのか?
試験期間のHPから無料で利用することが可能です。念のため、リンクを貼っておきます。
便利な「過去問道場」を利用しよう
しかし、HPからわざわざダウンロードして印刷してなど面倒だと思います。FPを受験される方の多くは日頃あまり時間がなく、限られた時間内で勉強することが必要かと思います。
そこで私は「過去問道場」をよく利用していました。過去問道場とは、過去問をまとめて、自分の好みに合わせて出題してくれる非常に便利なサイトです。

このサイトを利用すれば、過去問を準備する手間が全て省けます。さらに通勤などの合間の時間に少しづつ学習を重ねることが可能です。
加えて便利なのが、「範囲指定(例えば、不動産範囲だけの出題など)」や「出題年度指定(最新のものだけ)」など好みに合わせた出題を行ってくれ、かなり効率的に学習を行うことができます。
私はこの機能をフルに活用し、先ほど紹介した手順で、6個の科目別に集中的に学習を重ねていきました。その結果、金融の知識がゼロだった私が、1ヶ月で独学で一発合格することができました。
(ご参考) 個人的な考えなので、、、
ちなみに私は、参考書の情報・知識をノートにまとめるなども一切していません。書く時間が無駄です。1回書く時間があれば、その時間に3倍の範囲を読み、それを3回繰り返す方が、頭への定着度が高いと考えているからです。
参考書は市販で十分です。ざっくり目を通したら、ひたすら過去問。そうすれば、今自分が理解できていない範囲やよく間違える範囲が把握できます。そこの範囲だけテキストをざっと読む。そしてまた過去問。ひたすらアウトプットです。繰り返しになりますが、一回で完全に理解出来る人間はいません。回数を重ねることで覚えていくものです。なので、浅くていいので何度も読む、解くが有効です。
その時はきちんと理解できているか不安になりますが、回数を重ねると無意識のうちに問題が解けます。
試験はどうやって申し込むの?
これに関しても、別に記事をまとめていますので、気になる方はご確認ください。
まとめ
金融知識ゼロの私が比較的簡単に合格までたどり着けた勉強方法をご紹介しました。個人的な考えも含まれていますが、アウトプット中心の学習方法に早い段階で切り替えること、隙間時間で「過去問道場」を利用し効率的に学習を重ねることが重要と紹介しました。この方法で私は、金融知識ゼロから1ヶ月で、独学一発合格することができました。
独学でも十分に合格できる資格であることをご理解いただけたと思います。FP3級は、日々のお金に関わる幅広い知識が得られる、魅力的な資格です。勉強する価値は非常に高いと思います。