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【新興国ETF】VWOとは?構成銘柄・配当・将来性を徹底解説!

こんにちは、オムタンケです。

このブログでは、資産運用やブログ運営について情報発信しています。

今回は、新興国株式の代表銘柄「VWO」について解説していきます。

新興国株のVWOについて詳しく知りたいー

米国株で資産運用しているのですが、新興国株にも興味があります。

このような悩みを持つ方にとっては有益な記事かと思います。具体的には以下のような内容を解説していきます。

この記事で解説すること
  • VWOとはなにか?
  • VWOの構成銘柄・国・手数料・配当利回り
  • VWOのメリット・デメリット
  • VWOの過去のチャート・将来性
  • VWOを購入するおすすめ方法

またこの記事を読む方の一部は、既に米国株で資産運用しいている方も多いかと思います。なので、記事の中で、一部VWOとVOO(S&P500)のパフォーマンスの比較も行います。

※ 本記事で記載のデータは、2023年1月18日に公開されているデータを使用しています

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VWOとは?基本情報を整理

まず初めに、「VWO」とはなんなのかを解説していきます。

VWOとは、新興国株式にまとめて投資できる米国ETFです。正式名称は、バンガードFTSEエマージングマーケッツ ETFとなります。

ここでは、以下の内容を順々にVWOの特徴を紹介していきます。

VWOとは?
  • VWOが連動する株価指数は?
  • 構成銘柄
  • 構成国の割合
  • 手数料
  • 配当利回り

「詳しい内容はいいから、メリットやチャート、今後の見通しが知りたい」というかたは、次の「VWOのメリット・デメリット」まで飛ばしてもらっても問題ありません。

VWOが連動するインデックス指数とは?

VWOは、新興国株式にまとめて投資できる便利な米国ETFです。

実際にどのように運用されているかというと、VWOは「FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス」という株価指数と同じパフォーマンスとなるように運用されています。

わかりにくいと思いますので、簡単にいうと、

「VWOは、新興国株式のうち、大型株・中型株・小型株から約5,000銘柄にまとめて投資できる米国ETF」になります。

VWOの構成銘柄とは?

次に、実際の構成銘柄を見てみましょう。

* VWOの構成銘柄(上位10銘柄)

No構成銘柄割合
1Taiwan Semiconductor
Manufacturing Co. Ltd.
台湾4.25 %
2Tencent Holdings Ltd.中国3.69%
3Alibaba Group Holding Ltd.中国2.40%
4Reliance Industries Ltd.インド1.50%
5Meituan Dianping Class B中国1.32%
6JD.com Inc. Class A中国0.96%
7Vale SAブラジル0.96%
8Infosys Ltd.インド0.94%
9China Construction
Bank Corp. Class H
中国0.85%
10Taiwan Semiconductor
Manufacturing Co. Ltd. ADR
台湾0.83%
上位10銘柄合計17.7%
参考:米バンガード社

VWOの上位10銘柄を表に整理しました。

上位銘柄の多くが、台湾・中国となっており、いくつかインドやブラジルが存在している状況です。

またVWOは、約5000銘柄から構成されていますが、上位10銘柄のみで約17.7%も占めていることがわかります。

VWOの構成国割合は?

では実際にどのような国の銘柄がどんな割合で含まれているのでしょうか。

* VWOの構成国割合

No割合
1中国32.7%
2インド18.1%
3台湾17.0%
4ブラジル6.2%
5サウジアラビア4.5%
6南アフリカ4.1%
7タイ3.0%
8メキシコ2.8%
9インドネシア2.2%
10マレーシア1.9%
上位10の国の割合92.5%
参考:米バンガード社

やはり中国が多く割合を占めていることがわかります。続いて、インド・台湾・ブラジルとなっており、上位の構成銘柄の国とほぼ同じ傾向です。

また上位10つの国で占める割合は「92.5%」と高く、ほとんどを占めていることもわかります。

注意点としては、VWOには韓国企業が含まれていないことです。サムソンなどは含まれません。

VWOの運用コストは?その他の手数料は?

VWOの運用コストにあたる「経費率」は、0.08%/年となっています。

米国ETFの中でも、かなり安い経費率となっており、また新興国株ETFの中では最安値のレベルです。

ちなみにVWOで運用する際、購入する際も含めると、3つの手数料が発生します。

VWOにかかる3つの手数料
  • 買付手数料
  • 為替手数料
  • 運用コスト(経費率)→ 0.08%/年

これらのうち、買付手数料と為替手数料は証券会社によって額は変わります。

そのなかでも、マネックス証券は最も手数料が安く、VWOに関しては「買付手数料と買付時の為替手数料」が無料となっています。

VWOの配当利回りは?

VWOの配当利回りは、「3.83%」となっています。

ちなみに他の有名な米国ETFと比較しても、新興国株式の配当利回りは高いと言えます。

米国ETF配当利回り
VWO
新興国株式
3.83%
VOO
S&P500
1.62%
VT
全世界株式
2.08%

VWOの基本情報まとめ

では、VWOの細かい情報をまとめて紹介します。

VWOと比較するために、VOOのデータも記載しています。

項目VWO(比較参考)
VOO
名称バンガード・
FTSEエマージング・
マーケッツ ETF
バンガード・S&P500
ETF
運営会社米バンガード社米バンガード社
設定年2005年3月2010年9月
インデックス指数FTSEエマージング・
マーケッツ・
オールキャップ
(含む中国A株)
・インデックス
S&P500指数
構成銘柄数約5000銘柄約500銘柄
構成銘柄
セクター
新興国株式米国・全セクター
銘柄大・中・小型株大型株
経費率0.08%0.03%
運用総額約680億米ドル約2620億米ドル
配当利回り3.83%1.62%
3ヶ月騰落率16.77%9.20%
1年騰落率-13.78%-12.85%
5年騰落率-0.26%55.59%
基準価格
(最低購入金額)
$41.9$366.24

直近3ヶ月の上昇率を見ると、VWOの方が高くなっています。

しかし5年騰落率を見ると、VOO(S&P500)の方が圧倒的に高くなっています。

この点から、S&P500指数はやはり長期投資の投資先として人気があると考えられます。

VWOに投資するメリット・デメリット

VWOのETF情報を整理したところで、VWOのメリット・デメリットを考えていきます。

メリット

メリットは、やはり新興国市場に集中的に投資・運用できる点です。

新興国市場に集中していますが、新興国株式の中では大型株から小型株までを対象としており、組み入れ銘柄も5000銘柄と、分散された銘柄となっています。

VWOを買うだけで、新興国の5000以上の企業の株式に分散投資できるのは非常に便利ですね。

また経費率も低いのも魅力の一つです。

VWOのメリット
  • 新興国市場に集中して運用できる
  • 新興国市場の中では5000銘柄と幅広く分散投資できる
  • 経費率が0.08%と非常に安い
  • 他の新興国株ETFに比べてもコストが安くパフォーマンスも良い
  • ほとんどの証券会社で取り扱いがある

デメリット

逆にデメリットですが、以下のようなことが考えられます。

VWOのデメリット
  • 比較的価格変動が大きい
  • 過去5年で見ると、米国株式の方がパフォーマンスがいい

やはり直近のデータを比較すると、中長期的になると米国株式の方がパフォーマンスは高くなっています。

今後も続くかわかりませんが、アップル・マイクロソフト・グーグル・アマゾン・テスラ・コカコーラ・スターバックス・ナイキなど、米国企業は世界中で活躍しているのも事実なので、米国株メイン+新興国株式はサブで運用を考えるのも良いかと思います。

VWOが向いている人

これらメリット・デメリットを踏まえて、VWOに向いている人と向いていない人を考えましょう。

まずVWOに向いている人は、既に米国株式で資産を運用している、また新興国株式も少し自分のポートフォリオに入れたい人です。

VWOは、新興国株式市場5000社に分散投資できる銘柄なので、無駄なく新興国株式を自分のポートフォリオに取り入れることが可能です

既にVTI(全米株式)やVOO(S&P500)で資産を固めている人で新興国にも少し分散させておきたい場合、VWOは使い勝手のいい銘柄と言えます。

VWOが向いていない人

逆に向いていない人は、これから初めて資産を運用する人には少し向いていないかと思います。

VWOは新興国に絞った銘柄なので価格変動も比較的大きく、資産運用をこれから始める人はまずは「米国株式」や「全世界株式」でしっかり自分の資産のコアを固めることが重要かと思います。

コアをしっかり固めた上で、新興国株式に分散させたい場合、VWOは非常に便利な銘柄です。

全世界株式か米国株式、どちらがいいのかを比較した記事は以下になります。

VWOのチャートを紹介

続いて、VWOの株価チャートを見ていきましょう。

またここでは、簡単にVOO(S&P500)との比較も行います。

過去のチャート

ではまずVWOの過去の価格チャートを紹介します。

下のグラフは、週足のVWOの株価チャートになります。自由に操作可能です。

2010年ごろから、上下動しながらもほとんど横ばいといった印象です。

S&P500と比べると?

では、VWO(新興国株式)とVOO(S&P500)を比較してみましょう。

長期間で見ると、やはりVOO(S&P500)の方がパフォーマンスは良さそうです。

しかしこれはあくまで過去のデータなので、将来的に米国株よりも新興国株の成長が大きくなる可能性も十分あります。

なので、以下の場合にVWOは向いていると思われます

  • 新興国株式が好きな人
  • 新興国の将来性に投資したい方
  • 米国株に既に投資してて、少し投資対象国を分散したい方

実際に投資してみたときのシミュレーション

(データ検証中)

検証完了次第、記事を更新します。

代わりに、新興国株式ではありませんが、新興国も含む全世界株式(VT)と、米国株式市場の比較・シミュレーション記事を紹介しておきますので、気になる方はご確認ください。

VWOの将来性・今後の見通し

気になるVWOの将来性、今後の見通しについてですが、正直将来を予想するのは難しいです。

実際に、コロナウイルスの蔓延、その影響を受けて株式市場が暴落したことを事前に誰も予想できなかったと思います。

ただ確実に言えるのは、世界は人口増加に伴い、消費拡大・経済拡大が見込まれ、中長期的には株価は上昇すると考えられています。

特に新興国は人口増加、経済拡大の成長余地が先進国よりも圧倒的に高いと思います。

新興国の人口増加・消費拡大時には、2つのことが考えられます。

  • 新興国の企業」がどんどん成長する
  • 新興国に進出した「先進国の企業」がさらに成長する

個人的には、後者の方が可能性は高いのではと考えています。

今は世界中の企業が世界中でビジネスをする世の中になったので、ある程度新興国企業も発展してくると思いますが、新興国の消費拡大の恩恵は先進国企業が受けるのではと思います。

なので、あくまで米国株メインで、新興国株はサブというのが私の投資スタイルになってます。

(参考)VWOの今後の見通し

他にも参考になりそうな情報を探したので紹介させていただきます。

VWOに投資する方法/購入できる証券会社

VWOは知名度も高い新興国株の米国ETFなので、基本的にはどこのネット証券会社でも購入することができます。

ここでは参考までに、主要ネット証券会社3社を紹介します。

SBI証券

SBI証券は、ネット証券国内株式個人取引シェアNo.1を誇る人気のネット証券です。

VWOの取り扱いもあります。VWO以外の米国ETFや、米国個別銘柄のラインナップも非常に充実しています。

また、米国株を毎月好きな日に自動買い付けできる「米国株式・ETF定期買付サービス」も便利なのがSBI証券です。

さらに「SBI ETF セレクション」というプログラムの中では、厳選された米国ETF「10銘柄」の買付手数料が無料となっています。しかしVWOは対象となっていませんので注意。

そのほかにも、国内の株式に関してもIPOも豊富で、海外だと米国株以外にも多数の国の株式を扱っています。

SBI証券はバランスが良いネット証券会社と言えます。

SBI証券が向いている人
  • 投資や運用を幅広く行いたい方
  • 初心者の方
  • バランスの取れた証券会社が好みの方
  • 積立投資や長期運用を考えている方

またSBI証券は長期で資産運用したい方にも向いていると思います。

優秀な投資信託はほとんど取り扱いがあり、クレカ積立によるポイント還元サービスも展開されています。これからNISA口座を開設したい方もSBI証券であれば間違いないと思います。

楽天証券

楽天証券は、楽天銀行・楽天カードとの相性が良い証券会社です。

VWOの取り扱いももちろんあります。取り扱い米国株は4,700銘柄以上、品揃えも問題ありません。

楽天ポイントを使って買い付け設定もできるので自己資金を抑えることができ、より気軽に投資を始めることができます。

楽天証券ではSBI証券よりも多い、米国ETF15銘柄の買付手数料が無料となっていますが、残念ながらVWOはここでも対象外となっています。

楽天証券が向いている人
  • 初心者の方
  • 楽天銀行や楽天カードを既に持っている方
  • 気軽に始めたい方

楽天証券は、既に楽天銀行・楽天カードなどをお持ちの場合気軽に始めることができますし、お得にポイントも貯めることができるのでオススメです。

マネックス証券

マネックス証券は、とにかく米国株に強いネット証券会社です。

VWOの扱いもあり、米国株の取り扱い銘柄数も業界最大級です。

さらにマネックス証券は、米国ETF買い放題プログラムを開催しており、13の米国ETFの買付手数料が無料です。ここにVWOも含まれており、VWOの買付手数料が無料です。

またマネックス証券は、米国株購入時の為替手数料も無料なので、VWOを手数料なしで購入することが可能です。

マネックス証券が向いている人
  • 米国株に興味がある方
  • 米国株を勉強しながら運用していきたい方
  • 手数料をできるだけ抑えたい方
  • 株価ツールなどを使いたい方

ほかにも、米国株を分析する専門家によるレポートやYoutube動画なども豊富なので、米国株を勉強していきたいという方にもオススメできる証券会社です。

もちろん投資信託も豊富で、米国株での長期投資も問題なく行うことができます。

VWOの手数料が最も安いのは「マネックス証券」

マネックス証券のみ「VWOの買付手数料が無料」となっています。

また買付時の日本円決済した場合にかかる為替手数料も、マネックス証券では無料です。

つまりVWOを手数料を払うことなく、購入することができます。

マネックス証券は、とにかく米国株に強いネット証券会社なので、今後米国株での資産運用を考えている方はこれを気に利用してみてはいかがでしょうか。

新興国株式は米国ETFか投資信託かどっちがオススメ?

基本的にはどちらでも好きな方で良いかと思います。ご自身のスタイルに合ったものを選ぶべきだと思います。

逆にダメなのは、色々悩み、何度も買い直したりすることです。

資産運用は長期でやることで経済成長の恩恵を受けやすくなったり、複利の力で資産を増やしたりできます。なので、自分がやりやすい方法で、とにかく長期で保有することが重要です。

その点で、個人的には投資信託の方が便利かと思います。

  • 短期保有 → 米国ETF(VWO)
  • 長期保有 → 投資信託

特に、VWOや新興国株式は配当利回りがそこそこあるので、自動で配当金再投資が可能な投資信託が便利です。

一方で、新興国株式を短期的な上昇幅を取りたいという方は手数料が安い米国ETF(VWO)での取引が良いかと思います。

【まとめ】VWOとは?

この記事では、VWOについて詳しく紹介しました。

VWOは新興国企業5000社に投資できる米国ETFであり、運用コストも非常に安いのが特徴です。

一般的に米国ETFは購入時に、買付手数料や為替手数料がかかります(日本円決済の場合)。

しかしVWOは非常に規模が大きい銘柄ということもあり、マネックス証券であれば「VWOの買付手数料と買付時の為替手数料」が無料で購入することができます。

VWOに興味がある方は、これを気にマネックス証券を利用してみても良いかと思います。米国株の手数料が安く、非常に便利な証券会社です。

【参考記事】VWOと他指数の比較など

新興国株式 vs 米国株式

(記事準備中)

全世界株式 vs 米国株式

S&P500

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