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【米国ETF】VIGとは?10年以上連続増配の企業への投資。上位銘柄とメリットを分析。

米国株投資
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 この記事では、VIG:バンガード 米国増配株式ETFについて紹介します。

 VIGは、簡単にいうと「10年以上連続増配の企業を集めたETF」になります。

 今回は、ETF情報・構成銘柄・チャート・メリット/デメリットを紹介していきます。

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VIG:バンガード 米国増配株式ETF とは?

 VIGとは、米バンガード社が運用する米国ETFであり、正式名称は「バンガード 米国増配株式ETF(Vanguard Dividend Appreciation ETF)」です。

 約240の銘柄から構成されており、構成銘柄は「10年以上連続増配」していることが条件で選ばれています。

(配当の)増配は、
通常企業の業績が良くその分を株主に還元するために企業側が行うことなので、それを10年以上継続しているという点から、VIGは、非常に業績が良く、安定した有名企業ばかりから構成されています。

VIGのETF情報

 VIGのETFの情報を以下の表にまとめておきます(2021年5月25日時点)

項目VIG(比較)VOO
名称バンガード 米国連続増配株式 ETFバンガード S&P500 ETF
運営会社米バンガード社米バンガード社
設定年2006年2010年
インデックス指数NASDAQ USディビデンド・
アチーバーズ・セレクト・インデックス
S&P500
構成銘柄数248社約500社
構成銘柄条件連続増配10年以上S&P500指数
経費率0.06%0.03%
運用総額約580億米ドル約2200億米ドル
配当利回り1.51%1.41%
5年騰落率109.11%120.14%
基準価格
(最低購入金額)
$154.55$381.42

 比較のため、バンガードで最も有名なETFである「VOO」の情報も記載してます。

 VIGは、VOOと比べ歴史も古く、騰落率(成長率)も大きくは変わっていません。若干VOOには劣りますが、その分分配金利回りは高くなっています。

 経費率(運用コスト)に関しても、最も安いVOOの0.03%とほぼ変わらず、VIGは0.06%とかなり安くなっています。

NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックスとは?

 NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス(NASDAQ US Dividend Achievers Select Index)とは、10年以上の連続増配実績を持つ銘柄で構成されている修正時価総額加重方式の指数です。※REITは除外

 特徴

  • 10年以上の連続増配実績を持つ米国株のみから構成 
  • 修正時価総額加重配分で算出される指数
  • リバランス時には、1銘柄が最大4%を超えないように調整される(年1回)

VIGの構成銘柄

 VIGの構成銘柄をご紹介します。全て紹介するとかなり膨大なデータになるので、ここでは上位30銘柄のみ紹介します。※2021年4月30日時点のデータになります。

企業名(ティッカーコード)組み入れ割合%Market value
Microsoft Corp.(MSFT)3.93%$2,785,736,127
JPMorgan Chase & Co.(JPM)3.79%$2,683,015,189
Johnson & Johnson(JNJ)3.66%$2,590,251,520
Walmart Inc.(WMT)3.39%$2,397,057,883
Visa Inc. Class A(V)3.24%$2,294,850,787
UnitedHealth Group Inc.(UNH)3.24%$2,291,279,877
Home Depot Inc.(HD)2.98%$2,110,117,043
Procter & Gamble Co.(PG)2.81%$1,989,525,552
Comcast Corp. Class A(CMCSA)2.20%$1,554,298,650
Coca-Cola Co.(KO)1.99%$1,408,596,116
Oracle Corp.(ORCL)1.91%$1,351,138,646
Abbott Laboratories(ABT)1.82%$1,288,127,460
PepsiCo Inc.(PEP)1.70%$1,204,331,813
Accenture plc Class A(ACN)1.64%$1,160,903,884
Merck & Co. Inc.(MRK)1.61%$1,141,414,351
Broadcom Inc.(AVGO)1.59%$1,127,746,473
Medtronic plc(MDT)1.51%$1,066,961,081
McDonald’s Corp.(MCD)1.51%$1,065,888,452
NIKE Inc. Class B(NKE)1.44%$1,020,973,611
Texas Instruments Inc.(TXN)1.42%$1,005,890,170
Costco Wholesale Corp.(COST)1.41%$998,184,634
QUALCOMM Inc.(QCOM)1.35%$954,783,686
Honeywell International Inc.(HON)1.33%$939,513,845
NextEra Energy Inc.(NEE)1.30%$919,822,331
Union Pacific Corp.(UNP)1.27%$900,869,441
United Parcel Service Inc. Class B(UPS)1.25%$888,187,237
Lowe’s Cos. Inc.(LOW)1.23%$870,669,994
Bristol-Myers Squibb Co.(BMY)1.20%$846,893,961
Starbucks Corp.(SBUX)1.15%$816,148,033
Raytheon TecHome Depot Inc.(HD)hnologies Corp.(RTX)1.08%$765,867,017

 上位30銘柄でVIGの約60%を構成しています。また上位5社は、マイクロソフト・JPモルガン・ジョンソン&ジョンソン・ウォールマート・ビザといった日本でも有名な企業であり、他にもナイキ・コカコーラなど私たちの生活に身近な製品を世に送り出している安定的な企業が組み入れられています。

 また最も高い割合であるマイクロソフトでも、3.93%と4%以下に抑えられています。VIGの特徴である「1銘柄4%以下」というルールが守られており、その分しっかりと分散投資されていることが分かります。

今後VIGにGAFAは組み入れられるのか?

 近年話題の「GAFA:グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン」は現在組み入れられていません。特にグーグル・フェイスブック・アマゾンは配当すら出しておらず、配当するぐらいなら社内へ投資し更に企業規模を成長させるといった戦略をとっているため、これら3社がVIGに組み入れられることは当面の間なさそうです。

 ちなみに、アップル:AAPLは、現在9年連続増配を実施しています。来年も増配することになると、VIGにアップルが組み入れられる可能性は高く、アップルは世界の中でも高い成長率を誇る企業なので、アップルが組み入れられたら、VIGのパフォーマンスがさらに上がる可能性があります。

 

VIGのチャートを確認

VIGの設定来チャート(2006年〜現在)

 2006年にVIGが設定されて以来のチャートになります。

 2008年のリーマンショックや、2020年のコロナショック時は一時的に下げる場面もありますが、構成されている銘柄が優良銘柄だけであることから、すぐに回復し現在に至るまで最高値を更新し続けていることが分かります。

VIGとVOOのチャートを比較(2006年〜現在)

 青がVIG、オレンジがS&P500指数(VOO)になります。先ほど同様2006年以降のチャートになります。

 まず2008年のリーマンショック時は、VOOの方が下げ幅が大きいことが分かります。VIGの方が業績の良い企業から構成されているため下落率が小さかったと考えられます。2020年のコロナショック時もVOOの方が下落率は大きくなっています。

 リーマンショック後、2015年ごろまでVIGの方が高いパフォーマンスを見せていましたが、2015年以降VOOの方がパフォーマンス良い結果となっています。この理由は、GAFAの高い成長率をVOOは受けることができているからです。 VIGにはGAFAは含まれておらず、VOOに比べ成長率が劣る結果となっています。

 これらの結果から、10年以上の中長期的にみると、VIGはVOOよりもディフェンシブ銘柄なのではと考えることができます。

VIGのメリットとデメリット

メリット:下落リスクが比較的小さい

 10年以上増配している企業ばかりから構成されているため、業績も安定しており、株価が大きく下げる場面にも比較的強い点がメリットと考えることができます。

 先ほどご紹介した通り、VOOよりも下落率は小さいため、下落リスクを出来るだけ抑えたい方はVOOよりもおすすめのETFになるかもしれません。

デメリット:ハイテク企業の高い成長率を取り入れられない

 近年成長が著しいハイテク企業の成長率を取り入れることができない点がデメリットかと思います。

 繰り返しになりますが、特に2015年以降は、GAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン)を含むハイテク銘柄の成長率が著しいですが、VIGには組み入れられていません。

 ただしアップルは、来年以降組み入れられる可能性もあるため、今後VIGもVOOに負けない成長率が期待できる可能性もあります。

VIGとVOO どっちがいいの?(シミュレーション)

まとめ

 この記事では、VIG:バンガード 米国増配株式ETFについて、ETF情報・構成銘柄・チャート・メリット/デメリットを紹介してきました。

 VIGは、10年以上増配を続けている企業だけで構成されていることもあり、一部VOOと比較しましたが、個人的にはVIGはVOOよりも若干ディフェンシブ銘柄という印象です。なので、VOOよりももう少しリスクを抑えたい方や、業績が手堅い企業に投資したい方におすすめの銘柄と思います。分配金はVOOと正直そんなに変わらない数値となっています。

 ただし購入するタイミングによっては、VOOよりもVIGの方が高いパフォーマンスとなる場合もあるため、VOOとVOGで比較した場合の良し悪しは、数値的に詳しく比較を進めた方が良さそうです。もう少し詳細にVOOとVIGを比較した結果が気になる方は、以下の記事をご確認ください。

 

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