投信基本知識

【投資初心者】投資信託とは?基準価格、リスク、分配金、税金、メリット・デメリットについてわかりやすく解説!

投信基本知識
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この記事では、投資信託の基本情報について解説しております。

これから投資信託を始めたい方投資について気になっている方に読んでいただきたい記事となっております。

おむ子
おむ子

プロフィール
大手金融機関 総合職10年目

個人顧客への資産運用、税金対策等のコンサルタント業務を担当

FP1級、宅地建物取引士

すでに投資信託を保有している方やもう少し詳しく知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。

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投資信託とは?

投資信託の仕組み

「投資信託」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家(運用会社)が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。

“投資信託協会HPより”

投資信託協会HP

投資信託はどのように運用されるの?

投資信託のファンドは、投資のプロである運用会社が運用方針に基づき、投資先を選定して運用を行っています

投資信託の運用方針とは、どのような資産を投資先に選定するか、投資先のテーマや銘柄の選定基準などです。

具体例として、デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(愛称:ゼロ・コンタクト)というファンドの運用方針を紹介します。

デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(愛称:ゼロ・コンタクト) 運用方針抜粋

生活や社会のデジタル化に関連するビジネスを行なう企業、ゼロ・コンタクト・ビジネス(非接触型ビジネス)関連企業の株式(全世界対象)に投資を行なう

株式の銘柄選定にあっては、各企業の成長性、収益性、財務健全性、流動性等を勘案して行う

つまりこのファンドであれば、運用会社は、デジタル関連、非接触ビジネスを展開する世界中の企業のなかから、各企業の成長性、収益性、財務健全性、流動性等を勘案して、将来性が期待できる銘柄に投資をするというわけです。

このように投資信託は、ファンドごとに運用方針が決まっているため、自分が気になる運用方針のファンドを選べば、その先の運用は全てプロにお任せできるという仕組みです。

日本国内の成長が期待できる株式に投資をするファンド、先進国の不動産に投資をするファンド、アジアの企業の社債に投資するファンド、世界中の株式や債券へ分散投資するファンドなど、様々な投資方針のファンドが存在します。

ふぃれみ
ふぃれみ

「これから自動運転の業界はのびるだろうな〜」と思っても将来性が期待できそうな企業を複数社発掘して、それらに投資することは、個人ではなかなか難しいと思います。

その点、投資信託であれば、自分の考えにあったテーマのファンドへ投資をすれば、そこから先はプロがお任せで運用してくれるので簡単です!

ここでは、詳細は割愛していますが、厳密には、運用会社は投資家から集めた資金を直接投資対象(株式や債券など)に投資をしているわけではなく、機関投資家(プロ)しか購入することができないマザーファンドと呼ばれるファンドに投資をすることで、間接的に投資対象(株式や債券など)へ投資をしています。

投資信託のリスク

投資信託は、株式や債券などの金融商品へ投資を行う商品であり、価格変動のリスクがあります。

そのため、預貯金とは異なり、元本補償がない(投資した金額を下回る可能性がある)商品になります。

リスクをきちんと理解した上で、無理のない金額で投資を行うようにしましょう。

ふぃれみ
ふぃれみ

リスクを低減させる手段として、投資対象の分散と時間分散が有効であると言われています。

投資信託の取引に関する知識

費用/手数料

投資信託は、ファンドの購入時、運用期間中、売却時に3つの費用がかかります。

ファンドによっては、購入時と売却時の費用がかからないものもありますが、運用期間中の費用は全てのファンドでかかります

購入時にかかる費用••••購入手数料

ファンドを購入する際に、取引を行う金融機関に払う手数料です。同じファンドでも購入する金融機関によって手数料率が異なります。購入手数料がかからないファンドも存在しており、一般的にネット証券は、購入手数料がかからない商品の取り扱いが多いです。

運用期間中にかかる費用••••運用管理費用(信託報酬)

ファンドの運用期間中にかかる費用で、ファンドの中身が複雑な商品ほど費用が高い傾向にあります。運用管理費用は、どこの金融機関で保有していても同じファンドであれば費用は変わりません。運用管理費用は、時価総額から引かれており、基準価格はすでに運用管理費用を差し引いた価格になります。

売却時にかかる費用••••信託財産留保額

信託財産留保額はかからないファンドがほとんどですが、一部のファンドでは、売却時に売却代金から信託財産留保額が引かれます。

基準価格

基準価格とは、ファンドの1万口あたりの取引金額を表しており、投資対象の値動きによって、日々変動します。

基準価格は、ファンド営業日(市場が動いている平日)の夜に1回決まるのみで、株式のように、市場に連動してリアルタイムで動くわけではありません

購入時も売却時も基準価格を基に購入代金、売却代金が計算される仕組みになっています。

ふぃれみ
ふぃれみ

ファンドによって基準価格は様々ですが、基準価格が高いファンドが一概にパフォーマンスが良いとは限りません。

なぜなら、運用を開始した時期の違いや分配金の有無などで、各ファンド基準価格が大きく異なってくるからです。

分配金

投資信託は、ファンドごとに決算日が決まっており、決算日のタイミングで分配金と呼ばれる配当が出るファンドがあります

一般的に、高配当株、REIT(不動産)、債券に投資をしているファンドは、分配金が出るものが多く、反対に株式のインデックスファンド(代表的な指数に連動するファンド)や長期目線のバランス運用ファンドなどは分配金が出ないものが多いです。

分配金が多く出るファンドは実績が良いと誤解されやすいですが、分配金を出すかどうかはファンドの運用方針によって異なり、運用状況が思わしくない場合でも分配金を出し続けているファンドもあります。

分配金はあくまで、運用している資金の切り崩しのため、分配金を出すと、その分基準価格が下がる仕組みになっています。

ふぃれみ
ふぃれみ

ファンドを購入する際、分配金が出た場合に、分配金を口座で受け取る一般コースと分配金を再投資する累投コースのどちらか選ぶ必要があります。

投資信託の税金について

投資信託は、利益が出ている場合、分配金受け取り時と売却時に、税金がかかります

税金は利益に対して、20.315%かかります。

仮に投資信託を売却する際、利益が10万円出ていると、取られる税金は2万315円ということになります。

投資信託を購入する際、特定口座を選択すれば、金融機関が税金計算を行ってくれるため、自分で税金の支払いを行ったり、確定申告を行う必要はありません。

ただし、複数の金融機関の運用損益を合算して税金還付を受けたい場合や翌年度に損失を計上したい場合などは、確定申告が必要になります。

ふぃれみ
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NISA制度を利用すると、利益に対する税金が無税になります。

投資信託での運用をお考えの方は、必ずNISA制度を利用しましょう!

投資信託のメリット・デメリット

メリット

少額から投資が可能

投資信託は100円から投資が可能です。(最低申し込み金額は金融機関、ファンドによって異なります)

投資信託は複数の投資家から集めた資金で運用を行うため、少額の購入金額でも幅広い資産へ投資ができる仕組みになっています。

ふぃれみ
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個人で株式を購入する場合、銘柄によっては、まとまった資金が必要になります。

例えば、ファーストリテイリング社(ユニクロ)の株式を買うには、最低900万円以上の資金が必要です!(2021年3月時点)

運用の専門家に投資を任せることができる

投資信託は、運用会社(運用のプロ)が、ファンドに組み入れる投資対象を選定してくれます。

一度、投資先の銘柄を選定したら終わりではなく、運用期間中も市場環境や投資先の状況に応じて、組み入れ銘柄の見直しや投資割合の変更を行ってくれます

ふぃれみ
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個人で、将来性が期待できる投資先を発掘し、相場に合わせて適宜投資対象を組み替えていくのは至難の業ですが、投資信託であれば、それらを全てプロに任せることができます。

簡単に分散投資が可能

投資信託であれば、バランス型ファンドに投資をするだけで、世界中の株式や債券、不動産などの資産に簡単に分散投資を行うことができます。

一般的に、投資対象の資産やエリアを分散すると、相場下落時のリスクを低減する効果が期待できます

ふぃれみ
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投資信託は、手軽に分散投資が可能なため、リスクを抑えながら運用したい方や投資初心者の方におすすめです。

手軽に海外の資産に投資ができる

個人で海外の株式や債券に直接投資を行う場合、投資対象国の通貨への両替や、投資先の国の税金適用を受ける必要があります。

その点、投資信託であれば、海外を投資対象としたファンドであっても、日本円で買い付けが可能ですし、特定口座での取引であれば、税金関係の煩わしい手続きの必要もありません

ふぃれみ
ふぃれみ

通常、海外を投資対象に組み入れたファンドを選ぶと、投資対象の通貨の動きも基準価格に影響を及ぼします。

ファンドによっては、為替影響を受けずに海外へ投資できるものもあります。

デメリット

ETFや株式に比べて費用がかかる傾向にある

投資信託とETFや株式は、それぞれ購入時や運用期間中の費用のかかり方が異なるため、単純に比較はできませんが、投資信託は費用が高い傾向にあります

投資信託は、運用をお任せする分、運用期間中に取られる費用が高いというわけです。

投資信託の中でも、日経平均やNYダウなどの代表的な指数に連動するインデックスファンドは、銘柄選定に手間がかからない分、費用が安く、投資する銘柄の選定や組み替えに手間がかかるアクティブファンドは、その分費用が高い傾向にあります。

ふぃれみ
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運用期間中にかかる費用の中身は、資産の管理費用や顧客への報告書類の作成費用、ファンドに組み入れる銘柄を選定するための調査費用や銘柄の組み替えを行う費用などになります。

売買がリアルタイムでできない

投資信託の売買は、適用される基準価格がわからないまま購入または売却の取引を行う必要があります。

具体的には、翌営業日が基準価格決定日のファンドを買い付ける場合は、月曜日に注文すると火曜日の基準価格で取引が成立するという仕組みです。

注文当日に基準価格が決定するファンドでも、注文を入れたその日の夜に基準価格が決まるため、注文を入れた時点では、基準価格がいくらになるのかはわかりません。

投資信託は、個別株のように、リアルタイムで取引をしたり、指値(指定した価格で売却注文を行うこと)での取引ができないため、売買に時差ができてしまうことが難点です。

ふぃれみ
ふぃれみ

投資信託は、平日の15時までに注文を行えば、その日の取引として手続きが完了します。15時以降に取引した場合や、休日に取引をした場合、翌営業日の注文とみなされます。

ファンドの投資先の国が祝日の日はファンド休業日として、取引が翌営業日になることもあります。

値動きの要因がわかりにくい

投資信託のなかでも、複数の資産や投資エリアに分散投資しているファンドは、基準価格の変動要因がわかりにくい傾向にあります。

反対に、NYダウや日経平均に連動するようなファンドは作りがシンプルな分、基準価格の変動要因がわかりやすいです。

ふぃれみ
ふぃれみ

投資信託の値動きの要因を詳しく知りたいと思った時には、運用会社のHPなどに掲載されている月次レポートを参照するのがおすすめです。ファンドの値動きの要因や先行きなどについての解説が記載されています。

投資信託はどこで買う?

投資信託は、証券会社や銀行などの金融機関で取引が可能です。

同じファンドでも金融機関ごとに購入手数料が異なり、一般的にネット証券は購入手数料が安い傾向にあります。

利便性、費用面、取り扱い商品数などから、取引を行う金融機関を選ぶと良いでしょう。

どの金融機関でファンドを購入しても、ファンドのパフォーマンスは変わりませんが、投資信託を購入者への特典を用意している金融機関があるため、キャンペーン内容も踏まえて判断しましょう。

SBI証券

投資信託のファンドの選び

現在、国内には5,000種類以上の投資信託のファンドが存在します。

数あるファンドの中から、自分に合ったファンドを探し出すために必要なポイントについて別記事で紹介しています。

あわせてご覧ください。

まとめ

いかがでしたか。

“運用=難しい、怖い”といったをお持ちの方も多いかと思いますが、基本を理解して、自分に合ったファンドを選ぶことができれば、決して投資は難しいものではありません。

投資信託にまつわる記事をたくさん用意しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。

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