米国株投資

【2023年1月】S&P500/米国株の月間上昇率まとめ

こんにちは、オムタンケです。

このブログでは、資産運用やブログ運営について情報発信しています。

30代・男性
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2023年1月のS&P500指数のパフォーマンスを知りたい

セクター別・上位銘柄についても知りたいですー

資産運用していると、全世界株や米国株(S&P500)の日々の値動きや毎週・毎月のパフォーマンスが気になる方もいるかと思います。

この記事では、「S&P500」の2023年1月のパフォーマンスについて解説します

具体的には、以下のような内容に関して、解説していきます。3分で読めます。

この記事でわかること
  • 2023年1月の米国株式市場の主なイベント
  • S&P500指数の日々の上昇率/下落率振り返り
  • セクター別の月間パフォーマンス
  • S&P500指数の上位銘柄の月間パフォーマンス
  • S&P500指数 vs 「全世界、全米、高配当、ナスダック100など」

ちなみに、この記事を読む多くの人がS&P500指数に投資していると思いますが、S&P500で運用する場合は「国内の投資信託」か「米国ETF(VOOなど)」がオススメです。

国内の投資信託がオススメの理由は、少額から運用できる点と、配当金などを自動で再投資してくれ、複利の力で効率よく運用できるからです。

米国ETFを選択する場合は、購入時や運用時の手数料を極力抑えたい場合です。

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2023年1月の米国株式市場の主なイベント

S&P500指数の月間パフォーマンスを振り返る前に、米国株式市場に関係のあった主なイベントを簡単に振り返っておきます。

いずれのイベントも、株式市場への影響が大きく、S&P500もこれらのイベント時に大きく指数が反応しています。

2023年1月の米国市場の主なイベント
  • 1/6:12月度の「雇用統計」の発表
  • 1/12:12月度の「CPI:消費者物価指数」の発表

12月度米国雇用統計の発表

1/6に、2022年12月度の米国雇用統計が発表されています。

雇用統計は米国株式市場への影響度が非常に高い重要な指数になります。

米国雇用統計とは、

米国の雇用情勢を示す統計で、景気状況を探るうえで最も重要な経済指標。

政府から最初に発表される前月の指標で、米国の景気の実体を表す最新の数値として、外国為替、株式、金利などのマーケットにも影響を与えるため、市場関係者が注視しています。

中でも最も注目される数字は、非農業部門雇用者数、失業率、時間当たり賃金などです。

引用元:SMBC日興証券HP

* 2022年12月度 雇用統計

結果市場予想
雇用者増
(非農業)
+22.3万人+20.0万人
失業率3.5%3.7%
平均時給
上昇率
4.6%5.0%

雇用者数は、市場予想の「20.0万人増加」に対し、結果「22.3万人増加」となりました。

失業率に関しても、市場予想の3.7%より低い「3.5%」となっています。

平均時給の上昇率は、市場予想よりも低い結果となりました。

この平均時給の上昇率が市場予想を下回ったことで、賃金インフレ懸念が後退し、ハイテク株を中心に株価上昇に繋がる展開となりました。

実際、この日はS&P500も「2.28%」の上昇となり、ハイテク株中心のNASDAQ100指数は「2.78%」の上昇となりました。

12月度の「消費者物価指数」の発表

続いて、12月度の「消費者物価指数」です。株式市場では、最も注目される指数の一つでもあります。

12月度の消費者物価指数は、1/12に発表されました。内容としては、市場予想と一致しました

結果市場予想
総合6.5%6.5%
コア5.7%5.7%

数値としては市場予想と一致しましたが、内容としては6ヶ月連続で鈍化も既に株価に織り込まれていたためか、この日のS&P500指数は「+0.34%」と微増。あまり大きな変化は見られませんでした。

これによって、利上げ警戒は一気に和らぎ、S&P500指数は急上昇。ドル円も137円台から134円台と一気に円高に動きました。

では、S&P500指数の細かいデータを見ていきましょう。

S&P500をチャートで振り返る(2023年1月)

S&P500をチャートで振り返っていきます。

下の画像は、2023年1月のS&P500指数の30分足のチャートになります。

画像:著者作成

実際にS&P500指数のチャートを見ると、先ほど解説した2つのイベントのうち、「1/6の雇用統計発表」後にS&P500は上昇していることがわかります。

一方で、消費者物価指数発表後は瞬間的に大きく下げたものの、その後すぐに回復し微増となっています。

雇用統計や消費者物価指数が市場予想に対し、上回ったか・下回ったかで株価が連動していることがよくわかります。

1月全体で見ると、S&P500は上がったり下がったりしながらですが、少しずつ上昇していることがわかります。1ヶ月でみると、「+6.18%」の上昇となりました

米国10年債利回り・VIX指数(恐怖指数)との比較

次に、S&P500指数と「米国10年最利回り」「VIX指数(恐怖指数)」を比較してみます。

青がS&P500、紫が米国10年債利回り、オレンジが恐怖指数(VIX指数)です。

一般的に、比較する米国10年債利回りと恐怖指数の2つの指数は、上昇すれば株式(S&P500)にとっては不利な状況となる指数です。

その「米国10年債利回り」と「恐怖指数」は、2指数ともに上下動を繰り返しながら、1月最終的には月は低下しました。

特に恐怖指数(VIX指数)は、雇用統計・消費者物価指数の発表後に大きく低下していることがわかります。

10年債利回りを見ても、雇用統計発表後に大きく下落。消費者物価指数の発表後は大きくはありませんが多少下落しています。

これら2指数は1ヶ月全体で見た時、下落しており、S&P500指数は反対に上昇しています。

S&P500 日々の上昇/下落率まとめ

では続いて、「S&P500」の「2023年1月」の「日々の上昇率」を整理していきます。

・W1:1/2~1/6

日付曜日上昇率
1/2
1/3-0.40%
1/4+0.75%
1/5-1.17%
1/6+2.28%
1週間(+1.45%)
表:著者作成

・W2:1/9~1/13

日付曜日上昇率
1/9-0.08%
1/10+0.70%
1/11+1.28%
1/12+0.34%
1/13+0.40%
1週間+2.67%
表:著者作成

・W3:1/16~1/20

日付曜日上昇率
1/16
1/17-0.20%
1/18-1.56%
1/19-0.76%
1/20+1.89%
1週間-0.66%
表:著者作成

・W4:1/23~1/27

日付曜日上昇率
1/23+1.19%
1/24-0.07%
1/25-0.02%
1/26+1.10%
1/27+0.25%
1週間+2.47%
表:著者作成

・W5:1/30~1/31

日付曜日上昇率
1/30-1.30%
1/31+1.46%
2/1
2/2
2/3
1週間+0.15%
表:著者作成

* 1月パフォーマンスまとめ

上昇率
W1(1月1週)+1.45%
W2(1月2週)+2.67%
W3(1月3週)-0.66%
W4(1月4週)+2.47%
W5(1月5週)+0.15%
12月トータル+6.18%

S&P500指数の2023年最初の月、1月の日々の上昇率を見ます。

大体、上昇側も下落側も2%以内に収まっています。

しかし1回だけ、2%以上の変動があった日があります。それは「1/6」です。この日は雇用統計の発表がありました。1/6のS&P500は「+2.28%」の上昇となっています。

12/15のS&P500指数は、-2.49%の下落となっており、この日はパウエル議長の会見があった日となっています。

逆に最も上昇率が大きかった日は1/18の「-1.56%」です。この日は「生産者物価指数」や「小売売上高」などの経済指標の発表があり、いずれも景気の減速を示す結果となったことを受けて下落したと考えられます。

私は長期投資が前提で運用していますが、短期的に売買していく場合は経済指標の発表は重要視しておく必要があります。

S&P500 セクター別上昇/下落率

では続いて、米国株のセクター別のパフォーマンスを見てみましょう。

ここでの比較は、米バンガード社のセクター別米国ETFのパフォーマンスで比較しますので、厳密には数字が少し異なる可能性がありますが、ご理解ください。大まかな比較は問題なくできると思います。

* 2023年1月の米国株セクター別増減率

セクターティッカー2023年
1月
増減率
2022年
12月
増減率
情報技術VGT+9.70%-8.20%
金融VFH+7.83%-6.63%
ヘルスケアVHT-0.79%-2.48%
エネルギーVDE+2.97%-4.98%
一般消費財VCR+15.48%-11.14%
素材VAW+9.71%-5.85%
資本財VIS+5.57%-4.27%
不動産VNQ+10.40%-6.36%
公益VPU-1.58%-1.69%
生活必需品VDC-0.16%-4.02%
通信VOX+15.02%-7.39%
参考
S&P500
VOO+6.29%-6.18%

12月は全セクター下落していましたが、1月は上昇しているセクター多く見られます。

S&P500指数に連動する米国ETFのVOOも「+6.29%」の上昇しており、12月の下落分を取り戻した感じになります。

最も下落幅が大きかったのは、公益セクターとなっています。

逆に最も上昇率が大きかったのは、一般消費財であるVCRとなっています。

VCRにはアマゾンやテスラが含まれており、後程紹介しますが1月はアマゾン・テスラの上昇が目立ちました。特にテスラは浮上に大きく株価が上昇しました。その影響を受けたと考えられます。

S&P500 上位10銘柄のパフォーマンス

ではそのアマゾンやテスラなどが含まれるS&P500指数の上位10銘柄のパフォーマンスも見ていきます。

S&P500(VOO)の上位10銘柄の構成割合

500社全て紹介することはできませんが、S&P500指数を算出する際に、高い割合で組み入れられている上位10銘柄を確認します。

実際には微妙に変化しているが、更新されていないだけという可能性もありますので参考までに、米バンガード社のS&P500に連動する米国ETF「VOO」の構成銘柄の上位10銘柄を見ていきます。

* 1月のVOO(S&P500)の上位10銘柄

No.銘柄23年1月
構成銘柄
22年12月
構成割合
増減
1アップル6.02%6.50%-0.48%
2マイクロソフト5.54%5.53%+0.01%
3アマゾン2.31%2.49%-0.17%
4アルファベット A1.63%1.76%-0.13%
5アルファベット C1.46%1.58%-0.12%
6バークシャ・
ハザウェイ
1.73%1.67%+0.06%
7ユナイテッド
・ヘルス
1.54%1.49%+0.05%
8ジョンソン&
ジョンソン
1.43%1.36%+0.06%
9エクソン・
モービル
1.41%1.35%+0.06%
10JPモルガン
・チェース
1.22%
上位10銘柄の割合24.29%25.24%-0.95%
14テスラ1.02%1.51%-0.49%
※2023/02/01時点の米バンガード社の公開データを使用

2023年1月のS&P500指数の上位10銘柄の割合は、24.29%であり、12月に比べ少し減少していますね。

ただこの辺りは、株価ほどタイムリーに情報が出ていない部分もあるため参考程度になるかと思います。

実際にこの割合は、米バンガード社に2023年2月1日に公開されている割合を表にまとめてますが、米バンガード社にも「2022年12月31日時点」と記載されています。

なので、参考程度のデータになります。

S&P500 上位10銘柄の上昇/下落率

続いて、S&P500の「上位10銘柄の1ヶ月の上昇率」を見ていきます

*S&P500 上位10銘柄の2023年1月の上昇率

ティッカー銘柄名2023年
1月
増減率
2022年
12月
増減率
セクター
1AAPLアップル+11.05%-12.23%VGT
情報技術
2MSFTマイクロ
ソフト
+3.33%-6.00%VGT
情報技術
3AMZNアマゾン+22.77%-12.99%VCR
一般消費
4GOOGLアルファ
ベットA
+12.03%-12.63%VOX
通信
5GOOGアルファ
ベットC
+12.55%-12.54%VOX
通信
6BRK.Bバークシャ
ハザウェイ
+0.85%-3.04%VFH
金融
7UNHユナイテッド
ヘルスケア
-5.85%-3.21%VHT
ヘルスケア
8JNJジョンソン
&
ジョンソン
-7.49%-0.76%VHT
ヘルスケア
9XOMエクソン
・モービル
+5.18%-0.93%VDE
エネルギー
10JPMJPモルガン+4.37VFH
金融
14TSLAテスラ+40.62%-36.73%VCR
一般消費
(比較) VOOS&P500+6.29%-6.18%

上位10銘柄の2023年1月の上昇/下落率を見てみましょう。

テスラは上位10銘柄から外れていましたが、おそらくすぐに復帰すると思いますので、上昇率を紹介しておきます。

上昇率が高いのは、テスラ・アマゾンとなっており、テスラは40%以上の上昇。アマゾンも22%以上の上昇と非常に大きな上昇となっています。

反対に、ジョンソン&ジョンソンやユナイテッドヘルスケアなどのヘルスケアセクターの銘柄は、下落していることも特徴的です。

「S&P500」vs「他指数」

S&P500指数と、他の指数を比較してみましょう。

S&P500 vs 米国株式他指数

早速ですが、S&P500と、他の米国株式と比較してみましょう。

米国ETFのパフォーマンスで比較していきます。

* S&P500と他の米国株指数

2023年1月
上昇率
S&P500
に比べると
S&P500
(VOO)
+6.29%
全米株式
(VTI)
+6.93%+0.64%
NASDAQ100
(QQQ)
+10.64%+4.35%
NYダウ
(DIA)
+2.87%-3.42%
高配当株式
(VYM)
+2.37%-3.92%

S&P500(VOO)よりも下落率が小さいのは、「NYダウ(DIA)」と「高配当株式(VYM)」の2つですね。1月はハイテク企業の上昇率が大きかったため、その割合が多い「NASDAQ100(QQQ)」の上昇率が最も大きくなっています。

またハイテク企業だけでなく、小型株の上昇率も高かったため、VOO(S&P500)よりもVTI(全米株式)の方が上昇率が高くなっています。

S&P500と全米株式の比較については、以下の記事で詳しく行なっています。

S&P500 vs 全世界株式、新興国株式

続いて、米国だけでなく、全世界株式や新興国株式と比較してみます

* S&P500と全世界株・新興国株の比較

2023年1月
上昇率
S&P500
に比べると
S&P500
(VOO)
+6.25%
全世界株式
(VT)
+7.65%+1.40%
新興国株式
(VWO)
+8.34%+2.09%

1月は、S&P500指数が最も下落率が大きい結果となりました。新興国株の上昇率が高く、10-20%程度の新興国株を含む「全世界株式(VT)」の方が上昇率が高くなりました。

全世界株式と米国株式の比較に関しては、以下の記事で詳しく解説してますので、ご確認ください。

まとめ(S&P500 2023年1月)

この記事では、2023年1月の「S&P500指数・米国株」のパフォーマンスを紹介しました。

各日の上昇/下落率、セクター別、上位10銘柄のパフォーマンスも見てきました。

S&P500指数などのまとめ
  • 1月のS&P500:+6.18%の上昇
  • 雇用統計/消費者物価指数など経済指標のタイミングで株価変動
  • S&P500上位銘柄を見ると、テスラとアマゾンの上昇率が目立つ
  • 米国株式よりも新興国株式(VWO)のパフォーマンスがここ数ヶ月良い
  • 投資信託の利用なら、SBI証券×三井住友カード(NL)の利用がオススメ
  • 米国ETFの利用なら、マネックス証券で購入手数料無料を利用するべき

その他、参考記事は以下です。特に、マネックス証券SBI証券 × 三井住友カード(NL)の記事は必見ですね。

また別で、「2022年のS&P500指数の総まとめ」を記事にまとめますので、よければそちらもご覧ください。

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