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米国株投資

【22年10月】S&P500指数の月間パフォーマンス

この記事では、「S&P500」の2022年10月のパフォーマンスについて振り返ります。

具体的にどんなことを解説していくかは、目次を見ていただくとわかります。

以下のような方に向けて、知りたいことを解説できると思います。

  • S&P500にすでに投資している方/興味がある方
  • S&P500と、全米株式や全世界株式、高配当株式など比較したい方
  • S&P500の詳しい月間パフォーマンスを知りたい方
  • ここ最近のS&P500下げについて知りたい方
  • 「SBI・V・S&P500」や「eMAXIS Slim S&P500」に興味ある方
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22年10月の米国株式市場の主なイベント

S&P500指数の月間パフォーマンスを振り返る前に、米国株式市場に関係のあった主なイベントを簡単に振り返っておきます。いずれのイベントも、株式市場への影響が大きく、S&P500もこれらのイベント時に大きく指数が反応しています。

  • ①:米国9月度の「雇用統計」の発表(10/7)
  • ②:9月度の「消費者物価指数」の発表(10/13)
  • ③:GAFAM+Tの決算発表(10/27前後)

①:雇用統計

雇用統計の内容は、市場予想を上回る結果となりました。

このことから金利の上昇圧力が強まったことで、S&P500指数は下落圧力を受けて、実際に渡洋統計が発表された10/7以降数日間は指数の調子はイマイチでした。

②:消費者物価指数

続いて、消費者物価指数です。最も注目される指数の一つでもあります。

9月度の消費者物価指数は、10/13には発表されました。この直後、一時的にS&P500指数は大きく下落したものの、すぐに反発しその日は結局「+2.60%」の上昇で終わりました。非常に値動きが激しい1日となっています。

③:GAFAM+Tの決算発表

最後に、10月後半には米国巨大IT企業のGAFAMT(グーグル・アップル・メタ・アマゾン・マイクロソフト・テスラ)の決算発表が続々と行われました。

ここ数年、米国の巨大IT企業は米国だけでなく、全世界の株式市場を牽引してきました。しかしここ数ヶ月は、インフレ圧力による金融緩和の影響を受けて、決算内容も少しづつ悪くなってきています。

今回発表されたそれぞれの決算内容も、過去ほど良い内容ではなく、その影響を受けて株式市場には不安なムードにつつまれました。

実際に、一通りの決算発表が終わった後、それまで上昇傾向だったS&P500指数は勢いがなくなりました。

S&P500をチャートで振り返る(2022年10月)

では次に、実際にチャートで振り返っていきます。

実際にS&P500指数のチャートを見ると、先ほど説明したイベントのところで指数の傾向が変わっていることがわかります。

1ヶ月でみると、S&P500指数は「+7.99%」の上昇となっています。一方で、細かい場面で見ると上下動が激しい1ヶ月であったとも言えます。

11月もこの調子で上昇が続いてほしいものです。

米国10年債利回り・VIX指数(恐怖指数)との比較

次に、S&P500指数と「米国10年最利回り」「VIX指数(恐怖指数)」を比較してみます。

青線がS&P500、紫が米国10年債利回り、オレンジが恐怖指数(VIX指数)です。

一般的に、比較する米国10年債利回りと恐怖指数の2つの指数は、上昇すれば株式(S&P500)にとっては不利な状況となる指数です。

特に、VIX指数(恐怖指数)は、投資家の心理状態を示す指数として非常に重要な指数です。VIX指数が上昇すれば、投資家の心理としては「恐怖度が上昇している」と捉えられます。

実際に10/13の消費者物価指数の発表があったタイミングから「恐怖指数は低下傾向」が続いています。同じタイミングからS&P500指数も上昇傾向が続いていることがわかります。

なぜS&P500指数は長期投資に向いているのか?

まず前提として、S&P500で資産運用する方は「生活資金」や「老後資金」の準備に長期的に投資する方が多いと思います。生活資金や老後資金に限らず、資産運用は長期投資が重要です。

長期投資が重要な理由は以下になります。

  • 世界経済は長期的に見ると成長を続けている
  • 一時的に下落しても長期であれば高い確率で資産が上昇できる
  • 複利の力で大きく資産を成長させれる

* 1950年頃〜2022年までのS&P500指数のチャート

下落しても回復してきた過去を振り返ると、例えば、2000年頃のITバブルや、2008年頃のリーマンショック、2020年3月のコロナショックの時は大きく下落しました。しかし一度下落しても「米国株式」は、過去に例外なく力強く復活を遂げてきました。

S&P500を複利で運用する威力

S&P500には、「米国ETF」か「国内の投資信託」で運用するのが一般的です。いずれにせよ、きちんと複利の力を利かせて運用することをおすすめします。

実際に、S&P500指数に投資した際の「配当再投資」「配当再投資無し」を比較したグラフが以下になります。

引用元:「インデックス投資は勝者のゲーム─株式市場から確実な利益を得る常識的方法」

分配金を再投資し、複利の力を利かせて運用する方が圧倒的に効率が良いことがわかります。

この複利の力で運用する場合、米国ETFであれば分配金で得た資金を自分で再投資する必要があります。しかし米国ETFは、基準価格が約3~4万円と比較的高く、個人で資産運用する場合、分配金再投資が難しいです。なので、VTIやVOOに連動する、投資信託の利用をオススメします。

投資信託を利用すれば、運用会社が自動的に配当金をファンド内で再投資してくれるので、無駄なく効率的に運用することができます。

S&P500 日々の上昇/下落率まとめ

では続いて、「S&P500」の「2022年10月」の「日々の上昇率」を整理していきます。

・W40:10/3~10/8

日付曜日上昇率
10/3+2.59%
10/4+3.06%
10/5-0.20%
10/6-1.02%
10/7-2.80%
1週間+1.51%
表:著者作成

・W41:10/10~10/14

日付曜日上昇率
10/10-0.75%
10/11-0.65%
10/12-0.33%
10/13+2.60%
10/14-2.37%
1週間-1.55%
表:著者作成

・W42:10/17~10/21

日付曜日上昇率
10/17+2.65%
10/18+1.14%
10/19-0.67%
10/20-0.80%
10/21+2.37%
1週間+4.74%
表:著者作成

・W43:10/24~10/28

日付曜日上昇率
10/24+1.19%
10/25+1.63%
10/26-0.74%
10/27-0.61%
10/28+2.46%
1週間+3.95%
表:著者作成

・W43:10/31

日付曜日上昇率
10/31-0.75%
11/1(-0.41%)
11/2(-2.50%)
11/3(-1.06%)
11/4(+1.36%)
1週間(-3.35%)
表:著者作成

* 10月パフォーマンスまとめ

上昇率
W39(10月1週)+1.51%
W40(10月2週)-1.55%
W41(10月3週)+4.74%
W42(10月4週)+3.95%
W43(10月5週)
10/31のみ
-0.75%
10月トータル+7.99%

日々の上昇率を見ると、上昇側も下落側も3%以内に収まりながら、上下動を繰り返していることがわかります。

ちなみに10月で最も上昇率が高かったのは、10/4の「+3.06%」です。逆に最も大きい下落率となったのは、10/7の「-2.80%」であり、雇用統計の発表があった日です。

週間でみると、第2週目のみ下落しており、他の3週は上昇。第5週は10/31の1日のみとなっています。特に第3,4週目は、約4%以上の上昇と、10月は後半の伸び率が高かった1ヶ月となっています。

S&P500 セクター別上昇/下落率

ではここで、米国株のセクター別のパフォーマンスを見てみましょう。

ここでの比較は、米バンガード社のセクター別米国ETFのパフォーマンスで比較しますので、厳密には数字が少し異なる可能性がありますが、ご理解ください。大まかな比較は問題なくできると思います。

* 2022年10月の米国株セクター別増減率

セクターティッカー2022年
9月
増減率
2022年
10月
増減率
情報技術VGT-12.00%+7.43%
金融VFH-8.47%+12.14%
ヘルスケアVHT-3.39%+8.64%
エネルギーVDE-10.49%+24.02%
一般消費財VCR-8.67%+2.39%
素材VAW-10.65%+9.59%
資本財VIS-10.39%+12.94%
不動産VNQ-13.80%+3.51%
公益VPU-11.92%+2.45%
生活必需品VDC-8.96%+9.41%
通信VOX-12.50%+2.55%
参考
S&P500
VOO-9.60%+8.12%

10月は全セクターが上昇しています。特に、エネルギーセクターの伸び率が最も大きく、「24%」の上昇となっています。

他でも、金融・資本財セクターが10%を超える上昇となっており、10月は堅い銘柄の上昇率が目立った展開と言えます。逆に、通信セクターなどは上昇率が比較的小さいセクターです。

S&P500 上位10銘柄のパフォーマンス

S&P500(VOO)の上位10銘柄の構成割合

500社全て紹介することはできませんが、S&P500指数を算出する際に、高い割合で組み入れられている上位10銘柄を確認します。

実際には微妙に変化しているが、更新されていないだけという可能性もありますので参考までに、米バンガード社のS&P500に連動する米国ETF「VOO」の構成銘柄の上位10銘柄を見ていきます。

* 10月のVOO(S&P500)の上位10銘柄

No.銘柄22年10月
構成割合
22年9月
構成銘柄
増減
1アップル6.85%7.16%-0.31%
2マイクロソフト5.70%5.79%-0.09%
3アマゾン3.29%3.29%+0.00%
4アルファベット A1.88%1.92%-0.04%
5アルファベット C1.69%1.79%-0.10%
6テスラ2.32%2.05%+0.27%
7バークシャ・
ハザウェイ
1.58%1.50%+0.08%
8ユナイテッド
・ヘルス
1.55%1.44%+0.11%
9ジョンソン&
ジョンソン
1.41%1.26%+0.15%
10エクソン・
モービル
1.19%1.19%+0.00%
上位10銘柄の割合27.46%27.39%+0.07%

22年10月のS&P500指数の上位10銘柄の割合は、27.46%となっており、前月比で+0.07%の増加となっています。

9月にこれまで上位常連であった「エヌビディア」は11位にランクダウン、代わりにエクソン・モービルが10位にランクアップしています。

また構成割合が比較的大きく上昇したのは「テスラ」、逆に比較的下落率が高いのは「アップル」ですが、この程度の変化であれば誤差の範囲と考えても良いでしょう。

S&P500 上位10銘柄の上昇/下落率

続いて、S&P500の「上位10銘柄の1ヶ月の上昇率」を見ていきます

*S&P500 上位10銘柄の2022年10月の上昇率

ティッカー銘柄名2022年
9月
増減率
2022年
10月
増減率
セクター
1AAPLアップル-12.10%+10.96%VGT
情報技術
2MSFTマイクロ
ソフト
-10.93%-0.33%VGT
情報技術
3AMZNアマゾン-10.86%-9.35%VCR
一般消費
4GOOGLアルファ
ベットA
-11.62%-1.19%VOX
通信
5GOOGアルファ
ベットC
-11.81%-1.55%VOX
通信
6TSLAテスラ-3.76%-14.22%VCR
一般消費
7BRK.Bバークシャ
ハザウェイ
-4.91%+10.51%VFH
金融
8UNHユナイテッド
ヘルスケア
-2.75%+9.92%VHT
ヘルスケア
9JNJジョンソン
&
ジョンソン
+1.25%+6.49%VHT
ヘルスケア
10XOMエクソン
・モービル
-8.66%+23.92VDE
エネルギー
(比較)S&P500-9.34%+7.99%

上位10銘柄の2022年10月の上昇/下落率を見ると、

エネルギーセクターのエクソンモービルの上昇率が最も高くなっています。続いて、情報技術のアップル、金融セクターのバークシャ・ハザウェイが高い上昇率となってます。

反対にテスラが最もパフォーマンスが悪く、14%近くの下落となりました。ツイッター社買収のために自社株を売却しているとも噂があるイーロンマスク氏の影響を受けている可能性も大いにあります。

S&P500 日本円換算チャート

冒頭でも言いましたが、S&P500に投資している方の多くは、国内の証券会社を通し、投資信託を買って運用している方が多いと思います。

SBI・V・S&P500やeMAXIS Slim S&P500です。

そこで、ここでは22年10月のS&P500の日本円換算チャートも確認しておきます。

* S&P500指数(日本円換算)チャート

日足のチャートになっていますが、10月は「10.97%」の上昇となりました。

S&P500指数が、7.99%の上昇だったので、円安の効果を受けての大きな上昇となっています。

この結果を受けて、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の基準価格も10月のパフォーマンスは良いと推測されます。

「S&P500」vs「他指数」

S&P500 vs 米国株式他指数

早速ですが、S&P500と、他の米国株式と比較してみましょう。米国ETFのパフォーマンスで比較していきます。

2022年10月
上昇率
S&P500
に比べると
S&P500
(VOO)
+8.12%
全米株式
(VTI)
+8.11%-0.01%
NASDAQ100
(QQQ)
+4.00%-4.12%
NYダウ
(DIA)
+13.96%+5.74%
高配当株式
(VYM)
+12.23%+4.11%

S&P500(VOO)よりも高いパフォーマンスとなっている銘柄は、「NYダウ(DIA)」と「高配当株式(VYM)」の2つとなっています。やはり堅い銘柄が多いものの上昇率が高くなっています。

S&P500 vs 全世界株式、新興国株式

続いて、米国だけでなく、全世界株式や新興国株式と比較してみます

2022年10月
上昇率
S&P500
に比べると
S&P500
(VOO)
+8.12%
全世界株式
(VT)
+6.38%-1.74%
新興国株式
(VWO)
-2.85%-10.97%

10月の全世界株式と新興国株式のパフォーマンスは、S&P500よりも低い結果です。

特に新興国株式のパフォーマンスが低く、S&P500に比べると、約-11%となっています。

最後にもう一つ、S&P500と比較していきます。

S&P500 vs イーサリアム、ビットコイン

最後に、S&P500と暗号資産を比較していきます。

個人的には、暗号資産は「ビットコイン」と「イーサリアム」しか信じていないので、この2つのみ比較していきます。

2022年10月
上昇率
S&P500
に比べると
S&P500
(VOO)
+8.12%
イーサリアム
(ETH)
+18.34%+10.22%
ビットコイン
(BTC)
+5.52%-2.60%

暗号資産は比較的株式市場よりも変動幅大きくなりがちですが、ビットコインの上昇率はそれほど大きくない結果です。一方でイーサリアムは18%以上も上昇しており、S&P500と比較しても、+10%以上も上昇率が高い結果。

S&P500などで資産運用の中心を固めた上で、少量イーサリアムで運用してみても面白いです。

まとめ(S&P500 2022年10月)

この記事では、2022年10月の「S&P500指数」のパフォーマンスを紹介しました。

各日の上昇/下落率、セクター別、上位10銘柄のパフォーマンスも見てきました。

S&P500は長期投資先として人気が高く、投資信託の方が複利の力が利きやすいため、投資信託での運用がおすすめです。

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