米国株投資

S&P500 週間パフォーマンス W29(2022年7月3週目)

この記事では、2022年 W29(29週目:2022/7/18〜7/22)の週間パフォーマンスを簡単に解説していきます。

おそらく、2-3分あれば十分読めるかと思います。

2022年7月3週目の今週は、S&P500は「2.55%」の上昇となりました。

また今週は、大きな経済指標の発表はありませんでした。

しかし企業の決算シーズンに入り、続々と決算発表がなされています。その内容を受けて、株価が大きく上昇したり下落したりし、関係銘柄まで影響を及ぼす決算発表もありました。

決算発表のいくつかの例と、他にも米国株のセクター別のパフォーマンス、S&P500の上位銘柄の上昇率など、簡単に紹介していきますので、良ければ最後までご確認ください。

最後には、「VT vs VTI vs VOO(全世界 vs 全米 vs S&P500)」の1週間の比較も行います。

※ 投資は自己責任でお願いいたします

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S&P500 1週間のニュース(7月 米国総合PMI)

今週は、7/22(金)に7月の米国総合PMI(Purchasing Managers’ Index)の発表がありました。

米国総合PMIとはなんでしょうか?

米国総合PMI(購買担当者景気指数)は、景気の方向性を示す経済指標で速報性の高さから金融市場で注目される。正式名称はPurchasing Managers’ Index(購買担当者景気指数)。

企業の購買担当者に新規受注や生産、雇用の状況などを聞き取り、景況感についてアンケート調査した結果を指数化したもの。

50を判断の分かれ目として扱われる。

50を上回る状態が続くと景気拡大、逆に50を下回る状態が継続すると景気減速を示す。

引用元:野村證券

米国総合PMIは、50を一つの基準として、景気が拡大しているか、後退しているかが判断される指数です。

その米国総合PMIの7月度の結果が発表されました。結果は以下です。

7月米国
総合PMI
市場予想52.4
結果47.5
前回52.3

市場予想は、「52.4」となっており、まだ景気は拡大しているとの予想が多かったですが、実際は「47.5」と50を下回る結果になりました。つまり景気は後退している考えられるという結果になりました。

この結果を受けて、7/22(金)に株価は下落しています。

では、続いてS&P500指数のチャートなどを詳しくみていきます。

S&P500 1週間のパフォーマンス(2022年 W29)

では、1週間のS&P500のパフォーマンスを見ていきます。

2022年7月18日(月)〜2022年7月22日(金)の5日間が、2022年29週目(W29)のS&P500の週間パフォーマンスです。

※ ちなみに、S&P500指数について詳しく知りたい方は、S&P500とは?をご確認ください。

上昇率

S&P500指数の1週間の上昇率を見てみましょう。まずは1分足で、1週間のチャートになります。

日付曜日上昇率
7/18-0.84%
7/19+2.76%
7/20+0.59%
7/21+0.99%
7/22-0.93%
1週間+2.55%
表:著者作成

7/18(月)〜7/22(金)の5日間のうち、月曜日・金曜日が下落しています。週半ばの3日間は上昇しています。

1週間トータルで見ると、S&P500は「+2.55%」の下落となっています。

先週は、-0.93%の下落であったため、先週の下落の倍以上の上昇が見られたと言うことになります。

S&P500 採用銘柄のヒートマップ

S&P500採用銘柄の時価総額と上昇率を見れる「ヒートマップ」を参考までに見てみましょう。

緑が上昇、赤が下落ですが、今週は多くの銘柄が緑になっており、上昇していることが分かります。

反対に、屁楽しているのは、中央にある「ヘルスケア銘柄」に加え、中央上段の通信銘柄になります。

では、次に、セクター別パフォーマンスを詳しく見ていきます。

セクター別パフォーマンス

では、セクター別のパフォーマンスを見ていきます。

ここではS&P500採用銘柄だけでなく、比較は米バンガード社のETFのパフォーマンスを使用します。

参考のために、先週のセクター別上昇率も記載しています。

セクターティッカー今週の
上昇率
(W29)
先週の
上昇率
(W28)
情報技術VGT+3.85%-0.73%
金融VFH+3.20%-1.12%
ヘルスケアVHT-0.06%-0.70%
エネルギーVDE+3.91%-2.90%
一般消費財VCR+6.80%-1.00%
素材VAW+4.25%-1.16%
資本財VIS+4.43%-1.35%
不動産VNQ+2.96%-0.31%
公益VPU-0.42%+0.01%
生活必需品VDC+0.51%+0.10%
通信VOX+0.47%-2.28%
参考
S&P500
VOO+2.61%-0.92%

ヘルスケアセクターは下落、その他の多くのセクターは上昇していることが分かります。

特に、一般消費財セクターの上昇率は6%以上と大きく目立ちます。この一般消費財セクターにはテスラが含まれます。今週テスラは+13.40%と大きく上昇しています。

テスラに関しては、後ほどS&P500の上位銘柄の項目で紹介します。

各セクターの日別パフォーマンス

7月18日(月)〜7月22日(金)の各セクターの日々のパフォーマンスをまとめた表になります。

おおよそどのセクターも動きは似ていますが、気になる動きが2点あります。

  • 7/18のヘルスケアセクター(VHT)の下落率が他より大きい
  • 7/22の通信セクター(VOX)の下落率が他より大きい

ヘルスケアセクターの動きに関しては、色々調査しましたがこれといったニュースなどはありませんでした。

通信セクターに関しては、アルファベット(グーグル)やメタ・プラットフォーム(旧フェイスブック)の株価が大きく下落した影響を受けたと考えられます。

特に、アルファベットの通信セクターへの組み入れ割合は高く、影響が大きかったと考えられます。

次のS&P500の上位銘柄のパフォーマンスにて、詳しく紹介します。

S&P500 上位銘柄のパフォーマンス

最後に、S&P500指数の大部分の割合を占めているトップ銘柄のパフォーマンスを見ておきましょう。

以下は、米バンガード社のホームページに記載のS&P500指数に連動する米国ETF「VOO」の構成銘柄になります。

7/23時点の情報ですが、先週の情報は変わらず、上位銘柄の構成割合も変化ありませんでした。実際には微妙に変化しているが、更新されていないだけかもしれませんが・・・

画像:米バンガード社ホームページより

ここでは上位5銘柄の「アップル・マイクロソフト・アルファベット(グーグル)・アマゾン・テスラ」について、紹介します。

ティッカー銘柄名1週間の上昇率セクター
AAPLアップル+2.61%VGT
情報技術
MSFTマイクロソフト+1.42%VGT
情報技術
GOOGLアルファベット
(グーグル)
-3.47%VOX
通信
AMZNアマゾン+7.81%VCR
一般消費財
TSLAテスラ+13.40%VCR
一般消費財
(比較)S&P500+2.61%

今週は、銘柄によって傾向が異なります。順に見ていきます。

・アルファベット(VOX:通信セクター)

先ほど、通信セクターは7/22(金)に大きく下落していると紹介しましたが、アルファベットの株価の下落が大きく影響していると考えられます。VOXにはアルファベットが約22%も組み入れられていますので、影響が大きいのも納得できます。

ではなぜ、アルファベットの株価は下落したのでしょうか。

その原因は、同じ広告事業を展開するスナップチャット(ティッカー:SNAP)の決算内容が非常に悪いものだったためです。

スナップチャットは7/21に決算を発表しましたが、市場予想に届かず、株価は-25%近くの下落となりました。

米スナップ、第2四半期売上高予想に届かず ユーザー数は好調

[21日 ロイター] – 写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営する米スナップが21日発表した第2・四半期決算は、売上高が市場予想を下回った。インフレとライバルアプリとの競争激化で広告需要が減少した。スナップの株価は引け後の時間外取引で25%下落した。

引用元:ロイター

ちなみに、アルファベットの決算発表は、7/26(火)なのでまだです。

しかし同じ広告事業が中心であるアルファベット(グーグル)はその影響を受けて、7/22(金)に-5.6%の下落となりました。

通信セクターの下落は、この影響を受けたと考えられます。

・テスラ(VCR:一般消費財)

一方で、テスラは7/20に決算を発表。

テスラ第2四半期、値上げで利益予想超え マスク氏「需要に問題ない」

[20日 ロイター] – 米電気自動車(EV)大手テスラが20日に発表した第2・四半期決算は調整後利益が市場予想を上回った。中国での新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が生産に影響したものの、人気車種の値上げが利益を押し上げた。

引用元:ロイター

その決算の内容が、市場予想を上回る内容であったため、株価は大きく上昇。

1週間でみると、+13.40%の上昇となり、テスラを含む一般消費財セクターは大きく上昇していることが分かります。

ちなみに、アップルやマイクロソフト、グーグル、テスラなどの米国株の個別銘柄を少額で取引したい方は、LINE CFDの利用が便利です。

LINE CFDであれば、米国の個別株を1株の価格の何十分の1の価格で取引を開始することが可能です。

S&P500と他指数の比較

S&P500と他の指数(NYダウ・NASDAQ100)の比較を行います。

また株価への影響が大きい「為替・10年債利回り・VIX指数」との比較も行っていきます。

NYダウ・NASDAQ100との比較

青がS&P500指数、黄色がNYダウ、赤がNASDAQ100指数となります。

指数グラフ色上昇率
NYダウ+1.95%
S&P500+2.55%
NASDAQ100+3.45%

今週は、3指数とも上昇しています。上昇幅の順は、NASDAQ100 > S&P500 > NYダウ の順で上昇しています。

今週は、アルファベットを除く、上位銘柄(アップル・マイクロソフト・アマゾン・テスラ)などの上昇率が大きかったため、それらの構成割合が高い順番(NASDAQ100 > S&P500 > NYダウ)で上昇率が変化しています。

米国10年債利回り・VIX指数(恐怖指数)

続いて、米国10年債利回り・VIX指数(恐怖指数)とS&P500指数を比較してみましょう。

青がS&P500、オレンジが恐怖指数、紫は米国10年債利回りになります。

まずは全体から、恐怖指数(VIX指数) と米国10年債利回りは1週間を通して、下落しています。これら2つの指数が下落することはS&P500などの株価にとっては良いことです。

実際にS&P500は1週間で2.55%の上昇となっています。

ちなみに米国総合PMI発表(7/22 22:45)の後は、恐怖指数と米国10年債利回り共に上昇しており、反対にS&P500は下落に転じています。

S&P500(日本円換算)のチャート

S&P500で資産運用する場合、国内の投資信託を用いることが多いかと思います。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)や、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドが多いかと思いますが、そこで日本円に換算したS&P500のパフォーマンスも見てみましょう。

>>参考記事「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コスト

まずは、為替の動きになります。

1週間で見ると、-1.58%となっており、1.58%の円高となっています。

7/22(金)に米国株式市場が開いたと同時に円高が進んでいることが分かります。

では次に、S&P500の日本円換算チャートになります。

ちなみに1分足での計算ができないので、日足で2022年1月3日からのチャートになります。

1月3日〜7月22日までで、S&P500(日本円換算)は「-1.73%」となっています。

ちなみに7/21(木)時点では、2022年の年初来でみると、プラスとなっていました。

しかし7/21(金)は、S&P500が下落したことに加えて、円高が進んだことの影響を受けて、マイナスに転じてしましました。

しかしここ最近だけでみると、徐々にプラス側に変動しており、この調子で行くと次週あたりにはプラスに転ずる可能性も十分ありそうです。

VT vs VTI vs VOO(全世界 vs 全米 vs S&P500)

最後に、VT vs VTI vs VOO(全世界 vs 全米 vs S&P500)について、今週のパフォーマンスを比較してみましょう。

ティッカー投資対象1週間の
上昇率
VOOS&P500+2.61%
VTI全米株式+2.80%
VT全世界株式+2.91%

比較すると、今週は、全世界株式(VT)の上昇率が最も高くなっていますが、3つでそれほど大きな差はありません。

上昇率の順で見ると、VOO(S&P500) < VTI(全米株式) < VT(全世界株式)となっています。

米国以外の世界の株式市場を見てみると、

ぱっとみてS&P500の上昇率である2.55%よりも、大きく上昇している市場が多いように見えます。

これらが影響して、今週は全米株式やS&P500よりも、全世界株式の方が上昇率が高くなっていると考えられます。

その他の全世界株式(VT)と全米株式(VTI)、S&P500(VOO)の比較については、「VT・VTI・VOOの違いを解説」の記事で解説していますので、よければご覧ください。

(参考)S&P500 へ投資できる人気の投資信託

1週間のS&P500のパフォーマンスを見てきましたが、そんなS&P500に投資する方法はいくつかあります。

S&P500連動の「投資信託」

S&P500に投資する際におすすめなのが投資信託です。

各運用会社がいくつか販売していますが、ここでは2つの代表的な投資信託を紹介します。

投資信託の特徴は、数百円から数千円程度の少ない金額から、購入手数料は無料で購入できる点です。

2大 Su0026amp;P500
  1. SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
  2. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
1. SBI V S&P500
インデックス ファンド
2. eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
便利さ安心度
SBI証券
マネックス証券
楽天証券×
LINE証券×

「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」は、後の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」よりも低コストで、S&P500の投資信託の中で最も低いコストであるのが特徴です。

SBI証券であれば、三井住友カード(NL)との組み合わせが非常に強力です。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドを購入できない、楽天証券やLINE証券でも購入可能なS&P500の投資信託が、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」になります。

>>参考記事:【2022年】SBI証券クレカ積立を徹底解説!

まとめ(2022年 W28 のS&P500)

今週のS&P500は、「-0.93%」と下落しました。2022年初来で見ても、まだ大きく下落している状況です。一方で、長期投資を前提としている方は、この下落のタイミングはチャンスと捉えることもできます。

長期投資には、SBI証券×三井住友カード(NL)の組み合わせが非常に強力です。

S&P500にとっても厳しい局面が続いていますが、数年単位で見ると着実に成長しているのが「S&P500」です。

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