投資信託米国株投資

SBI・V・S&P500とeMAXIS Slimを比較【2022年版】

この記事では、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の2つの投資信託を徹底的に比較します。

具体的には、以下の項目について比較していきます。

  • ファンドの運用方法/仕組み
  • 上位構成10銘柄
  • 実質コスト(信託報酬+隠れコスト)
  • 過去3年間の上昇率

これらの項目について、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の2つを比較し、どちらがおすすめなのかを検討します。

2つのファンドは、各証券会社でも人気ランキングに常に入っている非常に知名度も高い投資信託なので、おすすめであることは間違い無いですが、より優れているのはどちらなのか、検討していきます。

* 著者紹介

  • 著者:ふぃたろう
  • 30代の普通の会社員(メーカー、研究開発)
  • 夫婦で、経済的自立(FI)を目指し「資産運用」と「ブログ運営」を開始
  • 資産運用歴:S&P500×イーサリアム
    ・2016年以降 米国株(S&P500)で生活資金を長期運用
    ・2021年以降 暗号資産(イーサリアム)に小遣いを投資
    ・80%:S&P500、10%:米国個別株、10%未満:イーサリアム
  • 日本株はやっていません
  • 銀行:住信SBIネット銀行
  • 証券会社:SBI証券、マネックス証券、LINE証券
  • 暗号資産:コインチェック、ビットフライヤー

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SBI・V・S&P500とは?

画像:SBI証券

ここでは簡単にSBI・V・S&P500インデックス・ファンドについて、紹介します。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(以下、SBI・V・S&P500)は、S&P500指数への連動を目指す投資信託です。

もう少し詳しく説明すると、S&P500への連動を目指して、米バンガード者が運営する米国ETFであるVOO(バンガード・S&P500 ETF)に直接資金を投じ、運用するのがSBI・V・S&P500インデックス・ファンドになります。

後のほど、eMAXIS Slimとの比較も行いますが、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの仕組みを図式化すると、以下のような仕組みになっています。

画像:著者作成

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドを購入した私たちは、間接的に米国ETFであるVOOに資金が投入されます。

そしてVOOに集まった資金は、米バンガード社によって、S&P500指数に連動するように米国の個別株(500社)へ分散投資されます。

つまり私たちがSBI・V・S&P500インデックス・ファンドを購入することは、米国ETFの「VOO」を購入することと同じであり、また米国500社に分散投資するのと同じことになります。

運用を単純化することで、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドだけでなく、SBI・Vシリーズの投資信託は業界最安値の運用コストを実現しています。

SBI・Vシリーズとは?

SBI・Vシリーズの投資信託は、SBI証券が米バンガード社とタッグを組み販売している投資信託です

SBI証券と米バンガード社がタッグを組むことで、SBI・Vシリーズの投資信託は、業界最安値の運用コストを実現しています。

SBI証券のホームページにも、以下のようにコメントが発表されています。

「Vシリーズは、皆さまの長期の資産形成を応援する低コストのインデックスファンドシリーズです。Vシリーズと通して、これまで以上に多くの個人投資家の皆さまの資産形成をサポートできるようになるものと期待している」とコメントを発表しています。

引用元:SBI証券ホームページ

そんなSBI・Vシリーズの投資信託は、現在以下の4つが販売されています。

  • 1. SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド(米国ETF:VOO)
  • 2. SBI・V・全米株式 インデックス・ファンド(米国ETF:VTI)
  • 3. SBI・V・米国高配当株 インデックス・ファンド(米国ETF:VYM)
  • 4. SBI・V・全世界株式 インデックス・ファンド(米国ETF:VT)

またSBI・Vシリーズの特徴は、低コストだけではありません。

SBI・Vシリーズは、米バンガード社の米国ETFへ間接的に投資できるため、高いパフォーマンスが期待できます。さらに、分配金の再投資が自動で簡単に行えるため、複利の力で資産を効率よく運用することができます。

低コストでかつ、分配金の再投資も容易で複利の力を存分に活かせるSBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、まさに生活資金や老後資金の長期運用に適した商品と言えます。

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ファンド情報:SBI・V・S&P500

「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」は、2021年6月15日に発表されました。そして2022年8月19日時点でのファンドの状況は以下の通りです。

  • 純資産額:674,143百万円(6741億円)
  • 基準価格:18,557円(設定来:+85.57%、2019/9/26以降)
  • 信託報酬;0.0938%/年程度 + 実質コスト

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの純資産額は、6000億円を超えており、非常に大きい金額を集めているファンドになります。

またファンドの成長率は、設定来で+85%以上と大きく成長しているファンドになります。

* その他のSBI・V・S&P500のファンド情報

項目ファンド情報
委託会社SBIアセットマネジメント
株式会社
受託会社株式会社りそな銀行
連動対象S&P500指数(米国株式指数)
ファンド設定日2019年9月26日
分類外国株式型インデックス
販売手数料
(購入時手数料)
無料
信託報酬
(運用管理費用)
0.0938%/年程度
信託財産留保額無料
表:著者作成

実質コストについては、後ほどeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)との比較に部分で具体的な数値など詳しく紹介します。

ここでは簡単にSBI・V・S&P500インデックス・ファンドについて、紹介しました。

詳しい内容を知りたい方は、以下の記事をあわせて読んでみてください。

* あわせて読みたい記事

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは?

画像:三菱UFJ国際投信

続いて、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)について簡単に紹介します。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、三菱UFJ国際投信が運用する国内の投資信託です。非常に人気も高く、知名度も高いため多くの方が既に利用されているファンドになります。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を中心とする「eMAXIS Slimシリーズ」は、今回紹介する「米国株式(S&P500)」だけではなく、全世界株式やバランス型など色々なファンドが展開されており、国内の投資信託の中でも最も有名な投資信託シリーズとも言えます。

eMAXIS Slimシリーズとは?

画像:三菱UFJ国際投信

またeMAXIS Slimシリーズの投資信託は、三菱UFJ国際投信が販売している国内投資信託であり、とにかく運用コストを抑え、低コストな投資信託であることが特徴(メリット)です。

老後2000万円問題が報道されて以来、老後資金だけでなく将来の生活資金の準備ために、貯金ではなく資金を長期で運用することが広がっていっています。

長期運用で重要なのは、複利の力で運用することに加え、運用コストが安いかどうかです。

この点で、eMAXIS Slimシリーズはとにかく低コストを目指して運用されており、長期投資で生活資金や老後資金の準備に運用したい方に向いた商品と言えます。

主なeMAXIS Slimシリーズの商品は、以下になります。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

特に上2つのファンドは、非常に人気が高く既にこれらを利用して運用されている方も多いかと思います。

ファンド情報:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」は、2021年6月15日に発表されました。そして2022年8月19日時点でのファンドの状況は以下の通りです。

  • 純資産額:1,458,465百万円(1兆4584億円)
  • 基準価格:19,927円(設定来:+92.36%、2018/7/3以降)
  • 信託報酬;0.0968%/年程度 + 実質コスト

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の純資産額は、なんと1兆円を超えており、非常に多くの資金を集めているファンドになります。

またファンドの成長率は、設定来の約4年間で+92%以上となっており、大きく成長しているファンドになります。

* その他のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の情報

項目ファンド情報
運用会社三菱UFJ国際投信株式会社
受託会社三菱UFJ信託銀行株式会社
連動対象S&P500指数(米国株式指数)
ファンド設定日2018年7月3日
分類外国株式型インデックス
販売手数料
(購入時手数料)
無料
信託報酬
(運用管理費用)
0.0968%/年程度
信託財産留保額無料
表:著者作成

実質コストについては、後ほどSBI・V・S&P500インデックス・ファンドとの比較に部分で具体的な数値など詳しく紹介します。

SBI・V・S&P500、eMAXIS Slimの仕組みの比較

では、いよいよSBI・V・S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を比較していきます。

まずはファンドの仕組みについて、比較していきます。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの仕組み

まずは、SBI・V・S&P500の仕組みを簡単におさらいします。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、S&P500指数への連動を目指し、米国ETF「バンガード・S&P500ETF(VOO)」に投資している投資信託です。

* SBI・V・S&P500の仕組み

画像:著者作成

上の図のように、私たちの資金は、米国ETFである「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」に投資されることで、S&P500指数へ連動され運用されていきます。

これがSBI・V・S&P500インデックス・ファンドの仕組みです。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の仕組み

続いて、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の仕組みです。

画像:著者作成

私たちが、SBI証券・マネックス証券など各証券会社を通して「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を購入すると、資金は、受託会社である三菱UFJ信託銀行に一度集められます。

その後、集められた私たちの資金は、米国株式市場のS&P500指数に連動する商品や個別株などに、S&P500指数と同じ動きになるように資金が振り分けられ運用されていきます。

この場合、私の資金の多くは、米国の個別株に投入されて運用されていきます。

仕組みの比較

簡単に仕組みを比較します。

SBI・V・S&P500eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
運用先
(投資対象)
米国ETF
(VOO)
米国個別株など

表の通り、SBI・V・S&P500は米国ETF(VOO)、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は米国個別株に投資されて運用されます。

実際に、運用レポートを確認し、実際の投資先を確認してみます。

* SBI・V・S&P500

※2022年7月29日時点

* eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

※2022年7月29日時点

実際に運用レポートを見ると、

SBI・V・S&P500は、まずマザーファンドに100%資金が投資されます。そのマザーファンドに集まった資金は、99.4%がバンガード・S&P500 ETF(VOO)に投資されています。

先ほど、紹介した通り、ほぼ100%が米国ETF(VOO)に投資されて運用されていることが分かりました。

続いて、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ですが、投資先の上位銘柄を見ると全て個別株になっています。上位10銘柄はS&P500指数の算出の際にも上位になっている銘柄ばかりです。

SBI・V・S&P500とeMAXIS Slimの仕組みまとめ

まとめると、2つの投資信託の仕組みについては、以下となります。

  • SBI・V・S&P500は、VOOにほぼ100%投資し運用
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国の個別株に投資し運用
    割合は、S&P500指数の構成割合とほぼ同じ割合で運用

このように仕組み自体には、明確な差があります。

しかし、どちらで運用していても「S&P500指数」への連動を目指していることは変わりないので、パフォーマンスはほとんど変わることはないと考えられます。

その点でやはり注目すべき点は、運用コストになりますが、2つの投資信託は運用コストもほとんど変わりません。若干だけSBI・V・S&P500が安いですが僅差です。

コストもパフォーマンスに聞いてきますので、実際のパフォーマンスについては、後程比較していきます。

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SBI・V・S&P500、eMAXIS Slimの上位銘柄の比較

「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の上位構成銘柄を比較してみましょう。

SBI・V・S&P500は、VOOにほぼ100%だったので、以下の通り、VOOの上位銘柄をSBI・V・S&P500の上位銘柄として比較していきます。

  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
    → VOO:バンガード・S&P500 ETF
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの上位銘柄

SBI・V・S&P500の上位銘柄を見ていきます。ここではVOOの上位銘柄をSBI・V・S&P500の上位銘柄として扱ってます。

* VOO上位銘柄

画像:米バンガード社より(2022年7月31日時点のデータ)
ティッカー銘柄名VOO
上位銘柄と割合
(SBI・V・S&P500)
1AAPLアップル6.52%
2MSFTマイクロ
ソフト
5.96%
3AMZNアマゾン2.88%
4GOOGLアルファ
ベットA
2.03%
5GOOGアルファ
ベットC
1.87%
6TSLAテスラ1.75%
7BRK.Bバークシャ
ハザウェイ
1.53%
8UNHユナイテッド
ヘルスケア
1.49%
9JNJジョンソン
&
ジョンソン
1.45%
10NVDAエヌビディア1.18%
上位10銘柄
の割合
26.66%

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の上位銘柄

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の上位銘柄は先ほど確認した通りです。

* eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の上位銘柄

ティッカー銘柄名eMAXIS Slim
割合
1AAPLアップル6.8%
2MSFTマイクロ
ソフト
5.8%
3AMZNアマゾン3.0%
4GOOGLアルファ
ベットA
1.9%
5GOOGアルファ
ベットC
1.8%
6TSLAテスラ2.0%
7BRK.Bバークシャ
ハザウェイ
1.5%
8UNHユナイテッド
ヘルスケア
1.4%
9JNJジョンソン
&
ジョンソン
1.3%
10NVDAエヌビディア1.3%
上位10銘柄
の割合
26.80%

上位銘柄の比較

では、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を比較します。

ティッカー銘柄名VOO
割合
(SBI・V・
S&P500)
eMAXIS
Slim
割合
1AAPLアップル6.52%6.8%
2MSFTマイクロ
ソフト
5.96%5.8%
3AMZNアマゾン2.88%3.0%
4GOOGLアルファ
ベットA
2.03%1.9%
5GOOGアルファ
ベットC
1.87%1.8%
6TSLAテスラ1.75%2.0%
7BRK.Bバークシャ
ハザウェイ
1.53%1.5%
8UNHユナイテッド
ヘルスケア
1.49%1.4%
9JNJジョンソン
&
ジョンソン
1.45%1.3%
10NVDAエヌビディア1.18%1.3%
上位10銘柄
の割合
26.66%26.80%

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の上位銘柄と、VOOの上位銘柄では、若干差があるようにも見えますが、似たような構成割合となっていることが分かります。

上位10銘柄が占める割合も、2つとも約27%となっており、非常に近い構成となっています。

結局のところ、SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)だと、投資対象はほとんど同じとも言えるでしょう。

SBI・V・S&P500、eMAXIS Slimの運用コスト比較

次に運用コストを比較していきます。

まずは各証券会社などにも公開されている「信託報酬」について比較します。

信託報酬比較

* 信託報酬の比較

SBI・V
S&P500
eMAXIS
Slim
信託報酬0.0938
%/年程度
0.0968
%/年程度

信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらうための「経費・手数料」として、支払うお金のことです。

投資信託を保有している間は、ずっと投資家が支払い続ける必要があります。ただし、別途支払うのではなく、信託財産の中から「純資産総額に対して何%」といった形で毎日差し引かれます。

信託報酬は、一般的に「年0.5~2.0%程度」がメジャーな値です。

それに比べ、SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、共に0.1%以下となっており、非常に安い投資信託であることが分かります。

それのため、SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、人気が高く、資金が多く集まっているファンドに成長したとも言えます。

実質コスト

「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」にかかるコストは、「信託報酬」だけではありません。

一般的に投資信託には、信託報酬以外にも「販売手数料」や、解約時にかかる「信託財産留保額」なども必要になることがありますが、これらの手数料は、SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)では無料もしくはほとんど 0%に近い値になっています。

では、信託報酬以外にかかるコストとはなんでしょうか?

投資信託のコストを調べると、「実質コスト」というものが存在することが分かります。

実質コストとは、信託報酬・販売手数料・信託財産留保額など以外に、ファンドを運営する上で必要となる細々としたコストになります。

この実質コストは、実際に運用してみないと分からないコストになるため、証券会社などの商品ページには記載されません。実質コストは、運用会社が年1回発行する運用報告書を確認する必要があります。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの実質コスト

実際に見ていきます。

早速、SBIアセットマネジメントのホームページ掲載されている「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の運用報告書を見てみます。

* SBI・V・S&P500の運用報告書

上の画像が運用報告書です。赤枠内が証券会社にも記載されている信託報酬です。

実質コストは、青枠内の数値になります。この「その他費用」の項目に、「0.011%」と手数料にあたる費用が発生しています。これは、隠れコストと呼ばれています。

「信託報酬+隠れコスト」が「実質コスト」になります。

隠れコストは、証券会社のホームページや運用レポートには記載されないコストになります。

また信託報酬は、「0.064%」となっていますが、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、米国ETFであるVOOに投資しているので、VOOの経費率「0.030%」が必要となりますので、総信託報酬は「0.064% + 0.030%」の「0.094%」となります。

これらをまとめると、以下の表になります。

* SBI・V・S&P500の実質コスト

項目コスト比率
(a)信託報酬(0.064%)
VOO経費率(0.030%)
総信託報酬0.094%
(b)売買委託手数料0.000%
(c)有価証券取引税0.000%
(d)その他費用
(隠れコスト)
0.011%
実質コスト0.105%/年

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コスト

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も同様に運用報告書を見てみましょう。

* eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用報告書

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド同様に、「その他費用」に「0.011%」の費用がかかっていることが分かります。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国ETFではなく、個別株での運用がメインなので、米国ETFの経費率はかかりません。

これらをまとめると、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コストは以下のようになります。

* eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コスト

項目コスト比率
(a)信託報酬0.097%
(b)売買委託手数料0.004%
(c)有価証券取引税0.000%
(d)その他費用
(隠れコスト)
0.011%
実質コスト0.112%/年

実質コストの比較

では、SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コストを比較してみます。

項目SBI・V
S&P500
eMAXIS
Slim
(a)信託報酬(0.064%)0.097%
VOO経費率(0.030%)
総信託報酬0.094%0.097%
(b)売買委託手数料0.000%0.004%
(c)有価証券取引税0.000%0.000%
(d)その他費用
(隠れコスト)
0.011%0.011%
実質コスト0.105%/年0.112%
-0.007%/年

比較すると、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの方が実質コストも0.007%安いことが分かりました。

つまりSBI・V・S&P500インデックス・ファンドは無駄なコストを極限まで抑えた投資信託であると言えます。

少しでもコストを削り落とした運用がしたい方は、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドがおすすめのファンドとなります。

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SBI・V・S&P500、eMAXIS Slimの過去の上昇率の比較

では最後に、過去のチャートやパフォーマンスを比較してみましょう。

* 基準価格の過去の推移

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの運用が開始した2019年9月27日からの基準価格の推移です。青がSBI・V・S&P500、ピンクがeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。

過去3年間は、基準価格はほとんど差がついていないことが分かります。

基準価格は、先ほどの実質コストなども全て含めたあとの値なので、実質のパフォーマンスとなります。

細かい数値を以下の表で比較します。

* 基準価格の細かい変化

日付SBI・V
S&P500
eMAXIS
Slim
2019年
9月27日
9,995円10,856円
2022年
8月26日
18,494円20,175円
上昇率+85.0%+85.8%

比較すると、基準価格の上昇率もほとんど同じとなりました。

細かくみると、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方が0.8%高いパフォーマンスとなっています。

過去3年間のパフォーマンスを見ると、上昇率で選ぶのであれば「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」がおすすめと言えます。

SBI・V・S&P500、eMAXIS Slimのおすすめの運用方法

これまで「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を比較しました。

ここまでの比較した項目をまとめてみます。

日付SBI・V
S&P500
eMAXIS
Slim
投資目標S&P500S&P500
投資対象米国ETF
VOO
米国
個別株
2019年
9月27日
9,995円10,856円
2022年
8月26日
18,494円20,175円
上昇率+85.0%+85.8%
信託報酬0.094%0.097%
実質コスト0.105%0.112%

主要な項目をまとめると、

* SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim S&P500の差

  • 投資対象:VOO vs 個別株
  • 上昇率:0.8%の差
  • 実質コスト:0.007%/年の差

となります。

少し数値的な差はありますが、3年間のパフォーマンスで0.8%の差であれば、ほとんど差はないと考えても問題ないかと思います。

この0.8%にこだわるかたは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめですし、コストをかけたくないという方は、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドがおすすめです。

SBI・V・S&P500やeMAXIS Slimを「0.5~1.0%安く買う」方法

これだけ2つを比較し、0.8%の上昇率の差、0.007%/年の運用コストの差はあると解説してきました。

差は小さいのでどちらを選ぶかは、好みで問題ありません。

しかし「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を購入する際に、0.5~1.0%のポイント還元を受けることができる購入方法があります。

それは、SBI証券で三井住友カード(NL)で決済することです。

三井住友カード(NL)をSBI証券に連動させて、投資信託をカード決済にて購入することで、カード決済した金額の0.5%~1.0%がポイント還元されるメリットがあるのでぜひ活用しましょう。

* 三井住友カード(NL)のポイント還元率について

三井住友カード(NL)は、「スタンダードカード(年会費永年無料)」と「ゴールドカード(年会費5,500円)の主に2つがあります。

スタンダード
カード
ゴールド
カード
年会費永年無料5,500円
SBI証券での還元率0.5%1.0%

2つでSBI証券での還元率は異なりますが、無料のカードでも0.5%が還元されるため十分お得なシステムとなっています。

SBI・Vシリーズの運用コストが0.105%前後なのに対し、0.5%のポイント還元は約5倍の値となるため、SBI・Vシリーズの投資信託を購入する際は、必ず三井住友カードを利用し投資することをおすすめいたします。

またeMAXIS SlimとSBI・V・S&P500の上昇率の差は「0.8%」でしたが、三井住友カード(NL)の威力はそれに匹敵する還元率なので、どちらの投資信託にするか悩むのであれば、三井住友カード(NL)決済でポイント還元を受ける方が重要になります。

特に投資信託の品揃えが最も豊富で上記3つの投資信託の取り扱いもあるSBI証券と、通常の生活や買い物でも使用に便利な三井住友カード(NL)だと、今後も安心して長く使用し続けることができるので非常におすすめです。

SBI Vシリーズの投資信託で
資産運用するならSBI証券がおすすめ
  • 国内株式個人取引シェアのNo.1
  • NISA口座開設数No.1
  • 初心者でも使いやすいアプリ
  • 優秀な投資信託が豊富
  • 米国株の取扱銘柄も豊富
  • 三井住友カード(NL)決済可能
三井住友カード(NL)

SBI証券×三井住友カード(NL)なら
決済金額の0.5%~1.0%がポイント還元

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まとめ

この記事では、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を徹底的に比較してきました。

2つのファンドは仕組みは違うものの、同じS&P500指数と同じパフォーマンスを目指す投資信託です。

実質コストは、0.007%/年 SBI・V・S&P500が安く、過去3年間の上昇率で見ると、eMAXIS Slimが0.8%高い結果となりました。

一方で、SBI証券と三井住友カード(NL)を組み合わせると、SBI・V・S&P500やeMAXIS Slimを購入した金額の「0.5%~1.0%のポイント還元」を受けることができます。

もちろんそのポイントで、さらにSBI・V・S&P500やeMAXIS Slimを購入することも可能です。

三井住友カード(NL)は、スタンダードカードであれば年会費永年無料です。通常の生活や買い物の中でも数%のポイント還元があり非常に便利です。今後も安心して長く使用し続けることができるので、資産運用と日常使いにも両方で非常におすすめのカードです。

SBI Vシリーズの投資信託で
資産運用するならSBI証券がおすすめ
  • 国内株式個人取引シェアのNo.1
  • NISA口座開設数No.1
  • 初心者でも使いやすいアプリ
  • 優秀な投資信託が豊富
  • 米国株の取扱銘柄も豊富
  • 三井住友カード(NL)決済可能
三井住友カード(NL)

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