投資信託証券会社の選び方

【投資初心者必見】SBI バンガード S&P500 のメリットを解説。SBI 証券で低コスト投資

 この記事では、投資信託である「SBI-SBI バンガード S&P500 インデックスファンド」のメリット・デメリットを解説します。

 近年、iDeCoつみたてNISAなどの節税や投資制度が注目されていますが、それらの制度を使用する際に、「SBI-SBI バンガード S&P500 インデックスファンド」は非常におすすめです。

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まず「S&P500」とは?

  S&P500とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスという投資機関が算出している米国市場の株価指数です。

 またS&P500は、「時価総額加重平均型」の株価指数になります。また時価総額とは、株価に上場株式数を掛けた値で、1941年から1943年の時価総額の平均を10として、現在の時価総額がどの程度なのかを表しています。2021年4月現在、S&P500の値は4100前後なので、戦前に比べ約410倍になっているということになります。

70年前に、S&P500に100万円投資し、現在に至ると4億1000万円になっているということです。あの投資の神様ウォーレン・バフェットが遺言で「S&P500のインデックスファンドに90%投資すること」と指示している理由もわかります。

 そんなS&P500は、投資信託やETF(上場投資信託)を通して投資することができます。

「S&P500」に投資する 3つの方法

 S&P500に投資する方法は、大きく3つあります。

S&P500に投資する方法(いずれも国内の証券会社から購入可能)

  1. 投資信託(SBI -SBI バンガード S&P500 インデックスファンド)
  2. 国内ETF
  3. 米国ETF(バンガード S&P500 ETF:VOO)

 ここでは詳細を省きますが、国内ETFは正直メリットは少ないです。また米国ETFの購入は初心者の方には少し手間かと思います。なので、初めは「投資信託」で投資することをオススメいたします。

 投資や売買に慣れてきたら、米国ETFを購入してみましょう。米国ETFは手間がかかる分、投資の運用コストを安く抑えることができるメリットがあります。

投資信託

 S&P500に投資するための投資信託は、各証券会社や運用会社から色々出ており、投資初心者の方は、正直どれを選んだら良いかわからないと思います。

 そんな方には、SBI バンガード S&P500 インデックス ファンド」か、「eMAXIS Slim 米国 (S&P500)」のどちらかの投資信託をオススメします。

ファンド名(投資信託)運用会社信託報酬(税込/年)純資産残高(百万円)つみたてNISA
SBI・バンガード・S&P500
インデックス・ファンド
SBIアセット
マネジメント
0.0938%108,950可能
eMAXIS Slim 米国
(S&P500)
三菱UFJ国際投信0.0968%244,600可能
iFree S&P500 インデックス大和アセット
マネジメント
0.2475%17,759可能

 理由は、コストが安く、購入人数も多く、資産運用額が多いためです。資産運用額が多くなると、さらにコストが下げるメリットがありますし、何より安心感があると思います。

 私自身は、最もコスト(信託報酬)が低い「SBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンド」に投資を行なっています。

 この記事では、「SBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンド」について解説していきます。

国内ETF ※省略

 この記事では、詳しい紹介は省略させていただきますが、S&P500に連動する国内ETFは以下の通りです。投資信託に比べ、信託報酬が高いのと、最低購入金額が高いのがデメリットになります。

銘柄銘柄
コード
売買
単位
最低買付
金額(※)
純資産
総額
信託報酬管理会社
上場インデックスファンド
米国株式(S&P500)
154710口43,350
53.6億円0.162%日興アセット
マネジメント
iシェアーズ S&P500
米国株ETF
16551口2,846
39.6億円0.162%ブラックロック
ジャパン
SPDR S&P500 ETF1557
(SPY)
1口39,600
272,640億円0.0945%ステート・ストリ
ート・グローバル
・アドバイザーズ

SBI バンガード S&P500 インデックス ファンド のメリット/デメリット

SBI バンガード S&P500 インデックス ファンド について

 SBI バンガード S&P500 インデックス ファンドは、非常に人気の高い投資信託です。

 SBI証券の投資信託の売り上げランキングでも、第1位となっています(2021年4月22日時点)

参照元:SBI証券ホームページ

 SBI バンガード S&P500 インデックス ファンドの基礎データを紹介します。

 紹介してきた通り、SBI バンガード S&P500 インデックス ファンドは、米国株指数であるS&P500に連動する投資信託であり、コストが安いのが特徴です。

運用会社SBIアセットマネジメント株式会社
連動対象S&P500指数(米国株式指数)
ファンド設定日2019年9月26日
分類外国株式型インデックス
販売手数料
(購入時手数料)
無料
信託報酬
(運用管理費用)
0.0938%
信託財産留保額無料

SBI バンガード S&P500 のチャートを確認

 下の図の青い線が、SBI バンガード S&P500 インデックスファンドのチャート(成長率)になります。ピンク色が、投資信託の連動元になる「S&P500指数」です。

参考元:Yahoo ファイナンス

 2つの線に微妙に差が生じているのは、為替の影響になります。

 チャートは、SBI バンガード S&P500 インデックスファンドが発売された、2019年9月からのチャートになりますが、発売後順調に成長を続けていることがわかります。

 2020年4月に、コロナウイルスの影響で全世界の株価は急落しましたが、「S&P500指数」は順調に回復を見せて、設定当初から見ると+40%と高い成長率を見せています。

 米国は、全世界の中でもコロナワクチンの普及も早く、今後も経済の成長が期待できるので、SBI バンガード S&P500 インデックスファンドも成長が期待できます。

SBI バンガード S&P500 のメリット

 SBI バンガード S&P500 インデックス ファンドのメリットは、「投資信託」と「S&P500指数に投資する」ことの2つのメリットがあります。

投資信託としてのメリット

  • 少額投資が可能(商品にも依るが100円から1円単位で購入可能な商品もある)
  • 専門家によって運用される
  • 比較的安全性が確保されている
  • 分配金が自動的に再投資される(厳密には、自動的に基準価格に織り込まれる)

S&P500指数に投資するメリット

  • 世界の中でも成長率が高い米国全体に投資できる指数である
  • 一度に米国の優秀な500社に分散投資できる

 やはりS&P500指数は500社に同時に分散投資できる点は大きなメリットだと思います。

 また投資信託は、分配金を受け取ることができますが、SBI バンガード S&P500 インデックス ファンドの分配金は出ません。これは基準価格に自動的に織り込まれるためです。つまり自動的に分配金を再投資しているということになりますが、これにより複利の力で資産運用を行うことができます。この点もETFでは出来ないため、投資信託の大きなメリットになります。

SBI バンガード S&P500 のデメリット

 SBI バンガード S&P500 インデックス ファンドのデメリットも、メリット同様に「投資信託」と「S&P500指数に投資する」2つの側面でのデメリットがあります。

投資信託としてのデメリット

  • 価格がわからない状況で、売買の申し込みを行う必要あり
  • ETFに比べると、若干コストが高い

S&P500に投資するデメリット

  • 短期的な高いリターンは期待できない
  • 近年成長が著しいハイテク企業への個別株式投資に比べると、リターンが低い

 株式は、自分の指示した株価でその瞬間に売買が可能です。一方で投資信託は、価格は1日に1回基準価格が決まり、またその日に購入手続きをしても、翌日・翌々日の価格での購入となってしまいます。つまり、投資信託は価格がわからない状況で、売買の申し込みを行う必要あります。この点がデメリットかと思います。
 → このデメリットは、積み立て投資×長期投資である程度打ち消すことが可能です。

 またS&P500指数は500社の株価から算出される指数なので、ある程度平均化された指数になります。なので個別株式のような高いリターンは期待できません。
 → 逆に言えば、大暴落といったリスクを減らせるというメリットとして捉えることができます。

SBI バンガード S&P500 インデックス ファンドの購入方法/証券会社

購入できる証券会社は?

 SBI証券含む、以下5社で購入が可能です。※楽天証券からは購入することができません。

  ファンド名    取り扱い  
SBI証券有り
マネックス証券有り
auカブコム証券有り
岡三オンライン証券有り
SMBC日興証券有り
楽天証券無し

まとめ

 この記事では、投資信託である「SBI-SBI バンガード S&P500 インデックスファンド」のメリット・デメリットを解説しました。

 「投資信託・S&P500指数に投資」、この2点が特徴で、長期投資に向いているファンドになります。

 私たち20代30代の方は、老後資金問題に直面していますが、「SBI-SBI バンガード S&P500 インデックスファンド」を活用し資産運用するのも一つの方法かもしれません。

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