この記事では、SBI証券のクレカ積立について詳しく紹介しています。
クレカ積立とは、投資信託の積立をクレジットカード決済で行うことで、クレジットカードのポイント付与を受けることができる仕組みです。
クレジットカード経由で投資信託の積立を行うことで、年間最大30,000円相当のポイント付与を受けることができます。
積立投資を行なっている方や積立投資に興味がある方はぜひこの記事を読んで、クレカ積立を利用してください。

この記事を書いている人
- メガバンク勤務の30代女性
- 個人顧客への資産運用、税金対策等のコンサルタント業務を担当。FP1級、宅建保有。
- 投資歴10年、保有資産は米国インデックス中心。

【SBI証券】クレカ積立(クレジットカード積立)とは

2021年6月30日より、SBI証券でクレジットカードを利用して投資信託の積立を行うことができるようになりました。
投資信託の積立をクレジットカード払いで行うことで、積立金額に応じてクレジットカードのポイント付与を受けることができます。
投資方法をクレジットカード払いに指定するだけで、ポイントの付与を受けることができるため、積立投資を利用している人はすぐにでも始めるべきサービスです。
【SBI証券クレカ積立】クレジットカード投資の概要

SBI証券のクレカ積立の概要は以下の通りです。
積立可能金額の上限や積立買付日が指定されている点は注意が必要です。

クレカ積立はつみたてNISAでの投資も対象です!
対象カード | 三井住友カード(NL)などのVポイントが貯まるカード Vポイント以外の独自ポイントが貯まるカードは、対象外 タカシマヤカード |
クレカ積立可能金額 | 100円〜5万円 |
積立買付日 | 毎月月初指定 |
対象口座 | 特定・一般/一般NISA/つみたてNISA口座 ジュニアNISA口座(特定/一般預り含む)/法人口座は対象外 |
積立可能商品 | 投信積立可能な銘柄すべてが対象 |
付与されるポイント | 三井住友カード(NL)などのカード Vポイント タカシマヤカード タカシマヤポイント |
付与率 | 三井住友カード(NL)などのカード 0.5〜5% タカシマヤカード 0.1〜0.3% |
【SBI証券クレカ積立】クレジットカード投資の対象カード

SBI証券のクレカ積立に指定できるカードは、三井住友カード(NL)などのVポイントが貯まるカードとタカシマヤカードになります。
クレカ積立に設定するクレジットカードの種類によってポイント付与率が異なるため、しっかりポイントをためたい方は、設定するクレジットカードを吟味する必要があります。

ポイント付与率は
三井住友カード(NL)>タカシマヤカード
となっています!
【SBI証券クレカ積立】三井住友カード(NL)のポイント付与率

クレカ積立で三井住友カードを指定する場合、年会費が有料のプラチナやゴールドカードは、付与率が高く、年会費が無料の三井住友カード(NL)などのカードの付与率は0.5%となります。

気になる付与額などのシミュレーションは
後半で紹介します!
三井住友カード プラチナプリファード | 三井住友カード(NL) ゴールド | 三井住友カード(NL) | |
![]() | ![]() | ![]() | |
付与率 | 5% | 1% | 0.5% |
年会費※ | 33,000円 | 5,500円 (キャンペーンや一定条件達成で 無料の場合あり) | 0円 |
※クレジットカードの年会費は、クレカ積立対象カードのなかで最も年会費が安いカードの金額を表記しております。
後ほど詳しく紹介しますが、クレカ積立は、年会費無料の三井住友カード(NL)を利用するのがおすすめです。
プラチナカードやゴールドカードは付与率が高いですが、年会費がかかるため、クレカ積立で貯まったポイントが年会費に消えてしまいます。
有料カードでしか味わえないクレジットカードの特典を受けたいような場合を除き、クレカ積立は年会費無料のカードを指定するのが良いでしょう。
現在、三井住友カード(NL)であれば、年会費は永年無料ですが、クレジットカード新規申し込み&タッチ決済で最大8,000円相当のポイントがもらえます。
さらに当サイト経由で新規申し込みをしていただくと、紹介CPで2,000円相当のポイントを獲得することができます。
年会費永年無料のカードですが、新規入会&利用で最大10,000円相当を獲得することができます。
クレジットカードを新規で申し込んでポイントをもらい、さらにクレカ積立でポイント付与を受けるのがおすすめです!

クレカ積立に三井住友カード(NL)を指定した場合、積立投資の金額に応じて付与されるポイントは、Vポイントになります。
Vポイントは、1ポイント=1円として加盟店で利用したり、クレジットカードの請求に充てることができます。

貯まっているポイントが少額でも
支払いや請求に利用できるので利便性が高いです!
SBI証券のクレジットカード積立は、三井住友カード(NL)のVポイント以外の独自ポイントが貯まるカードは対象外となっています。
クレカ積立の主な対象外カードは以下の通りです。
詳しくは、こちらを確認ください。

【SBI証券クレカ積立】タカシマヤカードのポイント付与率

高島屋百貨店で特典を受けることができる「タカシマヤカード」もSBI証券のクレカ積立の対象カードとなっています。
タカシマヤカードはクレカ積立のポイント付与率、ポイントの使い勝手など、いずれも三井住友カードに劣ります。
タカシマヤカードを利用するメリットとしては、高島屋の店舗で投資の相談ができる点です。
すでにタカシマヤカードを保有しており、高島屋で投資相談がしたいという方以外は、クレカ積立には三井住友カード(NL)を指定しましょう。
三井住友カード | タカシマヤカード | |
![]() | ![]() | |
付与率 | プラチナ 5%または2% ゴールド 1% 通常カード 0.5% | 積立1年目〜 0.1% 積立3年目〜 0.2% 積立5年目〜 0.3% |
ポイント利用 | 1ポイントから利用可 | 2000ポイントから利用可 |
【SBI証券クレカ積立】クレジットカード投資の積立金額

SBI証券のクレカ積立の積立金額は、月100円〜5万円となっています。
少額の場合、還元されるポイントは僅かですが、証券会社の口座に資金を移動をする手間が省けることを考えると、少額でもクレカ積立を利用する価値はあると思います。
【SBI証券クレカ積立】クレジットカード投資の積立買付日

SBI証券のクレカ積立を利用すると、投資信託の買付は毎月1日(ファンド休業日の場合は翌営業日)に行われます。
クレカ積立の場合は、毎日積立や好きな日(1日以外の日付)に積立を行うことができません。
時間分散のために、毎日積立を行なっていたり、給料日後の日付に指定して積立を行うようなことができないのは残念なポイントです。
ちなみに、楽天証券のクレジットカード決済サービスも、買付は毎月1日という扱いになります。
クレジットカードを利用した積立の場合、買付の日付が固定されることは仕方がないポイントです。
クレカ積立を行う場合、申し込みの期限にも注意が必要です。
通常、口座振替で積立投資を申し込む場合、営業日の15時までに申し込めば、最短翌営業日から積立を始めることができますが、クレジットカード積立の場合は、そうはいきません。
翌月1日から積立をスタートしたい場合、三井住友カード(NL)指定の場合は10日、タカシマヤカード指定の場合は5日までにクレジットカード払いの設定が必要です。
【例①】10日までにクレカ積立を申し込んだ場合

10日までに申し込みが完了しているため、翌月1日からの積立開始となります。
【例②】10日以降にクレカ積立を申し込んだ場合

10日以降に申し込みが完了しているため、翌々月の1日からの積立開始となります。
【SBI証券クレカ積立】クレジットカード投資の対象口座

SBI証券のクレカ積立の対象口座は、特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISA口座となります。
残念ながら、ジュニアNISAやiDeCoは対象外となります。
つみたてNISAはクレカ積立の対象ですので、毎年、投資信託に40万円積立を行なっている方は、すぐにでもクレカ積立を設定することをおすすめします。
クレカ積立の付与率は2%〜0.5%とそこまで大きく感じないかもしれませんが、仮につみたてNISAの投資可能期間である2042年まで毎年40万円ずつ投資を行えば、ポイントの加算金額もそれなりの金額になります。

つみたてNISA利用者は
必ずクレカ積立を利用しましょう!
2022年から2042年まで毎年40万円をクレカ積立で投資をした場合
総投資金額 840万円
三井住友カード プラチナプリファード | 三井住友カード(NL) ゴールド | 三井住友カード(NL) | |
![]() | ![]() | ![]() | |
付与率 | 5% | 1% | 0.5% |
ポイント付与総額 | 420,000円 | 84,000円 | 42,000円 |

【SBI証券クレカ積立】クレジットカード投資のメリット


わざわざクレカ積立を利用するメリットってあるの?
SBI証券のクレカ積立を利用するメリットについてまとめました。
積立金額に応じたポイント付与以外にもクレカ積立を利用するメリットはありますので、クレカ積立を利用するか迷っている方はぜひ参考にしてください。
【クレカ積立メリット①】クレジットカードのポイントが貯まりお得

SBI証券のクレカ積立を行うと、投資信託積立額の0.5〜5%分のVポイントが付与されます。
付与されたVポイントは1ポイント=1円として買い物時に利用したり、クレジットカードの支払い金額に充当することができます。
投資資金の引き落とし方法をクレジットカード払いにするだけで、クレジットカードのポイント付与を受けることができるので、必ず利用しておきたいサービスです。
【クレカ積立メリット②】積立資金を証券口座へ入金する手間が省ける

通常、積立で投資信託の買付を行う場合、積立に必要な資金をSBI証券内の口座へ入金しておく必要があります。(自動振替サービスなどを利用していない場合)
しかし、クレカ積立であれば、クレジットカードの引き落とし口座から積立の金額が引き落としされますので、銀行口座からSBI証券の投資口座へ資金を移動する手間が省けます。
積立投資で起きがちな資金不足を回避することができるのは、大きなメリットです。
特に、つみたてNISAを利用しての投資など、残高不足で買いそびれてしまうことを避けたいようなケースでは、クレジットカードで積立を行うメリットが大きいです。



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【SBI証券クレカ積立】クレジットカード投資の注意点

メリットが多い積立ですが、利用する際の注意点がいくつかあるのでご紹介します。
【クレカ積立注意点①】積立を行うタイミングを選ぶことができない

SBI証券の投信積立は、買付のタイミングを自由に選べる点が魅力ですが、クレカ積立を利用する場合は、毎月月初(休業日であれば翌営業日)の積立になります。
そのため、毎日積立買付したい方や決まった日付で積立買付したい方には、クレカ積立はおすすめできません。
通常の積立の場合(口座振替)

さまざまなタイミングの積立の申し込みが可能
クレカ積立の場合
毎月1日(休業日であれば翌営業日)指定の積立しか選択できない
【クレカ積立注意点②】積立投資を行いたい前月の10日までに申し込みを行う必要がある

通常、SBI証券で積立投資を申し込む際は、営業日の15時までに手続きを行えば、最短で翌日から積立を開始することができます。
しかし、クレカ積立の場合は、積立投資を行いたい月の前月の10日まで(タカシマヤカードの場合は5日)に申し込みを行う必要があります。
【例】

10日までに申し込みが完了しているため、翌月1日からの積立開始となります。
【例】

10日以降に申し込みが完了しているため、翌々月の1日からの積立開始となります。
【クレカ積立注意点③】クレカ積立を利用できる上限金額が決まっている

クレカ積立の上限金額は5万円と決まっているため、それ以上の金額で積立を行いたい場合は、別途、通常のSBIの積立投資サービス(口座振替での投信積立)を申し込む必要があります。
【SBI証券クレカ積立】クレジットカード投資は本当にお得なのか

SBI証券のクレカ積立はどれくらいお得なのかを具体的に検証します。
積立金額に応じたポイント付与額、カードの新規入会キャンペーンで得られるポイントなどまとめました。
【SBI証券クレカ積立】クレジットカードポイント付与率

SBI証券のクレカ積立を利用した場合に付与されるポイントが以下の通りです。
年間付与ポイント早見表 (1P=1円で表記)
積立額 | 三井住友カード プラチナプリファード 5%付与 | 三井住友カード(NL) ゴールド 1%付与 | 三井住友カード(NL) 通常カード 0.5%付与 |
---|---|---|---|
月10,000円 年間12万円 | 6,000円 | 1,200円 | 600円 |
33,333円 年間約40万円 | 20,000円 | 4,000円 | 2,000円 |
50,000円 年間60万円 | 30,000円 | 6,000円 | 3,000円 |
付与額をみて少ないと思われた方も多いかとは思いますが、積立投資をクレジットカードに設定するだけで、ポイントを得ることができるので、クレカ積立を選択して損はありません。
つみたてNISAなど長期間で積立投資を行う場合、ポイント還元の恩恵も大きくなりますので、必ずクレカ積立を設定することをおすすめします。
つみたてNISAで毎年40万円をクレカ積立で投資をした場合
積立期間 2022年から2042年
総投資金額 840万円
三井住友カード プラチナプリファード | 三井住友カード (NL)ゴールド | 三井住友カード (NL) | |
![]() | ![]() | ![]() | |
付与率 | 5% | 1% | 0.5% |
ポイント付与額 | 420,000円 | 84,000円 | 42,000円 |
SBI証券のクレカ積立は三井住友カード(NL)がおすすめです。
年会費が永年無料で、クレジットカードの新規入会キャンペーンで最大10,000円相当のポイントを受け取ることができる最強カードです。
もちろんクレカ積立のポイント還元率は重要ですが、ポイント還元率の高い、プラチナカードやゴールドカードは年会費がかかるため、クレカ積立で貯まったポイントがカードの年会費で消えてしまいます。
無駄なくSBI証券でクレカ積立を行いたいという方は、年会費無料の三井住友カード(NL)を新規作成して、クレカ積立のカードに指定しましょう。
【SBI証券クレカ積立】クレジットカード新規入会キャンペーンでさらにお得

SBI証券でクレカ積立を検討されている方は、同時にクレジットカードを新規申し込みするのがおすすめです。
クレジットカードの新規入会キャンペーンを利用すれば、年会費無料のクレジットカードでも、最大10,000円のポイント付与を受けることができます。
クレジットカードの新規入会&利用で、クレカ積立で得られるポイントよりも大きなポイントを得ることができます。
当サイト経由でカード入会を行なった場合のポイント付与額(1P=1円として現金で表示)
三井住友カード プラチナプリファード 年会費33,000円 | 三井住友カード (NL)ゴールド 年会費5,500円 (一定条件で永年無料) | 三井住友カード (NL) 年会費無料 | |
---|---|---|---|
新規入会&利用で得られるポイント額 | 50,000円 | 13,000円 | 10,000円 |


SBI証券のクレカ積立は必ず利用すべき/まとめ

クレカ積立は、買付日が制限される点がネックですが、買付のタイミングに特段こだわりがなければ、利用する価値のあるサービスです。
クレジットカードの新規申し込みとクレカ積立をWで利用すれば、費用をかけず1年で最大13,000円のポイント付与を受けることができます。
当サイト経由で三井住友カード(NL)新規申し込み(10,000円)+クレカ積立ポイント付与(3,000円)
SBI証券で積立投資を行なっている方や、つみたてNISAを利用したい方は必ずクレカ積立を利用するようにしましょう。

このブログでは、他にも投資に関する記事を用意しておりますので、合わせてご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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