
SBI証券のクレジットカード積立が買い付けされていない!
SBI証券のクレカ積立の買い付けができない理由についてFP1級保有の現役銀行員の筆者が解説しています。
クレジットカード積立の引き落としができておらず、つみたてNISA枠が余ってしまった場合の対処方法についても紹介しています。
クレカ積立を利用している方必見です。


SBIクレジットカード積立でNISAが買い付けされない理由

SBI証券のクレジットカード積立(クレカ積立)を利用して、NISAで投資信託の買付を行う場合いくつかの注意点があります。
クレカ積立の設定を行なったものの、積立投資が始まっていないとお困りの方はまずは以下の3点をご確認ください。
クレジットカード積立(クレカ積立)の積立設定日に間に合わなかった

クレカ積立で買い付けできていない一番多い理由が、「クレカ積立のカード登録が最短の引き落としに間に合わなかった」ケースです。
通常、SBI証券で積立投資を申し込む際は、営業日の15時までに手続きを行えば、最短で翌日から積立を開始することができます。
しかし、クレカ積立の場合は、積立投資を行いたい月の前月の10日まで(タカシマヤカードの場合は5日)に申し込みを行う必要があります。
そのため、10日以降にクレカ積立の設定を行なった場合、クレカ積立が始まるのは翌々月の1日からになります。
申し込みのタイミングによっては、翌々月からの積立開始になるケースもありますので、思い立ったらすぐにでもクレカ積立の設定を行うようにしましょう。
✔︎ 1〜10日にクレカ積立申し込み → 翌月1日よりクレカ積立スタート
✔︎ 11〜31日にクレカ積立申し込み → 翌々月1日よりクレカ積立スタート
NISAの枠がなく買い付けされなかった

クレカ積立は、一般NISA、つみたてNISAいずれの制度も対象としています。
つみたてNISAの場合は、毎月の買い付け金額の上限が決まっているため、年間40万円の非課税枠を超えるつみたて注文を行うことはできません。(毎月の買い付け金額の上限は33,333円)
一方、一般NISAの場合、一括買付の利用状況や分配金の再投資状況などによって、すでにNISAの枠が埋まっており、クレカ積立の金額がNISAに回らないという可能性があります。
つみたてNISAの場合、買い付けの条件が厳しく管理されているため、当初の計画よりも早くつみたてNISAの枠が埋まってしまうという可能性はないですが、一般NISAの場合は、すでにNISA枠を使い切っており、NISAで買い付けができないという事態も起こり得ます。
クレジットカードの引き落としが止まっている

クレカ積立は、クレジットカードが決済できる状態でないと、利用できない仕組みです。
クレジットカードを解約または変更し、カード番号が変わっていたり、何らかの理由からカードが引き落としできない状況の場合、クレカ積立の買い付けも行われません。
クレカ積立の買い付けが行われていない場合、一度、クレジットカード番号に相違がないか、クレジットカードが利用できる状態にあるかを確認するようにしましょう。

クレジットカード積立でNISAの買い付けができなかった場合の対処方法


買付できなかった場合の対処法は?
クレカ積立でNISAの買い付けができなかった場合、いくつか対処方法は存在します。
利用している制度が、一般NISAかつみたてNISAによって、対処法は異なりますので、ご自身の選択しているNISA制度がどちらなのかを確認した上で実践してください。
毎月の積立金額の引き上げ

クレカ積立が買い付けできなかった場合、年間の買い付け金額を当初の予定通りにするため、毎月の積立金額を引き上げるという方法があります。
一般NISAであれば、毎月のつみたて買い付けの金額に上限はありませんので、買い付けできなかった金額を考慮して、翌月以降の買い付け金額を上げて、NISAの枠を使い切るよう調整することができます。
一方、つみたてNISAの場合、月の引き落とし金額は33,333円となっているため、すでに33,333円の買い付け金額で設定している場合は、積立金額を引き上げることはできません。
つみたてNISAの場合、買い付けできない月があると年間40万円の非課税枠を使い切ることはできません。
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ボーナス月の買い増し設定を行う

クレカ積立では、年2回、ボーナス月の積立金額を増額することができるサービスがあります。
ボーナス月と現されていますが、増額月は自由に決めることができます。
ボーナス月の増額設定を行なっていない場合、クレカ積立で買い付けできなかった月の分をボーナス月に上乗せて買い増しするということができます。
ただし、つみたてNISAの場合、毎月の買い付け金額に応じてボーナス月に増額できる上限金額が決まっているため、そもそもボーナス月の増額設定を行うことができないケースもあります。
つみたてNISA ボーナス月設定の考え方
40万円 ー 月の買付金額 × 12ヶ月=ボーナス月の増額分
【例】
40万円 ー 33,333円 × 12 =1円(ボーナス月設定不可)
40万円 ー 30,000円 × 12 =4,000円(ボーナス月上限2,000円×2ヶ月)
40万円 ー 20,000円 × 12 =160,000円(ボーナス月上限80,000円×2ヶ月)
一般NISAの場合スポット買い付けを行う

つみたてNISAは、積立以外の方法でNISA枠を利用することができませんが、一般NISAであれば、一括買い付けを行うことができます。
クレカ積立の引き落としができていないことに気づいたタイミングで、積立できなかった金額分を一般NISAで一括買付すれば、当初の予定通りの積立金額を投資に回すことができます。
ただし、一括買い付けの場合は、クレカ積立のポイントはつきませんので、ご注意ください。
つみたてNISAを利用して投資を行なっている方で、どうしてもクレカ積立ができなかった金額を投資に回したい場合は、課税扱いで一括買い付けを行うという方法しか手段はありません。

現金からクレカ積立への変更時の注意点

すでに、これからクレカ積立を始めたいという方は、クレカ積立の注意点を確認した上で、手続きを進めるようにしましょう。
クレカ積立の対象カードが決まっている

SBI証券でクレカ積立を行う場合、対象カードは三井住友カードに限定されています。
三井住友カードの家族カードやビジネスカード、コーポレートカードなどはクレカ積立の対象外となっています。
三井住友カードを保有していない場合、まずはクレジットカードの発行を行う必要があります。

現在、三井住友カードでは、クレジットカード発行後にSBI証券での取引を開始された方向けのキャンペーンが用意されています。
条件を達成できれば最大15,000円相当のポイントを獲得できるため、SBI証券での投資を始められていない方にとっては今がチャンスです。
クレカ積立の対象カードについては、記事後半で詳しく紹介しています。



積立を行うタイミングを選ぶことができない

通常、SBI証券では、口座振替で積立投資を行う場合、以下の5種類の買付タイミングから選ぶことができます。
毎日買付や給料日後など好きな日にちを設定することができます。
しかし、クレカ積立を利用する場合は、積立のタイミングを選ぶことができません。

SBI証券でクレカ積立を行う場合、買付のタイミングは毎月1日と決まっています。
毎日積立や特定の日を狙っての積立ができない点は、クレカ積立のデメリットといえます。
積立投資を行いたい前月の10日までに申し込みを行う必要がある

通常、SBI証券で積立投資を申し込む際は、営業日の15時までに手続きを行えば、最短で翌日から積立を開始することができます。
しかし、クレカ積立の場合は、積立投資を行いたい月の前月の10日まで(タカシマヤカードの場合は5日)に申し込みを行う必要があります。
申し込みのタイミングによっては、翌々月からの積立開始になるケースもありますので、思い立ったらすぐにでもクレカ積立の設定を行うようにしましょう。
【例】

10日までに申し込みが完了しているため、翌月1日からの積立開始となります。
【例】

10日以降に申し込みが完了しているため、翌々月の1日からの積立開始となります。
クレカ積立を利用できる上限額が決まっている

クレカ積立は、利用できる上限金額が50,000円までとなっています。
つみたてNISAを利用する場合、クレカ積立の上限金額は33,333円となっています。
月によって積立金額の上限が決まっているため、積立を始めるか迷われている方は早めに始めるのをおすすめします。

現役銀行員おすすめのクレジットカード積立対象カード

FP1級保有の現役銀行員の筆者もSBI証券でクレジットカード積立を行なっています。
筆者が積立に利用しているのが三井住友カード プラチナプリファードです。
三井住友カード プラチナプリファードは、クレカ積立のポイント還元率が5%の唯一のカードです。
こちらのカードを使いクレカ積立を行うと、年間最大3万円のポイントを獲得することができます。


三井住友カード プラチナプリファードでクレカ積立を行う魅力


年会費がかかるカードでクレカ積立を行うメリットはあるの?
三井住友カード プラチナプリファードは、年会費が33,000円かかるカードです。
クレカ積立で年間3万円分のポイントがついても、年会費を払うことを考えると意味がないとお考えの方も多いでしょう。
実際、私も初めは年会費が永年無料の三井住友カード(NL)でクレジットカード積立を行なっていました。
しかし、プラチナプリファードの入会特典やポイント還元率を考えると、クレカ積立を利用するのであれば、プラチナプリファードに切り替えする方が圧倒的にお得だと気づき、以降はプラチナプリファードでクレカ積立を利用しています。

三井住友カード プラチナプリファードの新規入会特典とは

三井住友カード プラチナプリファードの場合、新規入会 & 条件達成で最大75,000円相当のポイントの付与を受けることができます。(新規入会特典65,000円相当+当サイト経由の紹介10,000円相当)
年会費を大きく上回る特典内容となっているため、まずは1年お試しで三井住友カード プラチナプリファードでクレカ積立を始めてみるのもおすすめです。
三井住友カード プラチナプリファード 入会キャンペーン内容
条件 | 付与額 |
---|---|
①【常時開催】カード新規入会 & 利用 入会後3ヶ月で40万円以上の利用 | 40,000円相当 |
②【期間限定】キャッシュレスキャンペーン 入会&利用 入会後2ヶ月で5万円以上の利用 | 最大5,000円相当 |
③【期間限定】スマホタッチ決済3回利用 | 最大5,000円相当 |
④SBI証券口座の新規開設&取引+三井住友カードでの積立 条件[1]クレカ積立月5万円の設定 最大5,000円相当 条件[2]投信or株式 10万円以上の買付+米国株700USD以上買付+NISA口座開設 最大10,000円相当 | 最大15,000円相当 |
⑤当サイト経由のカード入会 | 10,000円相当 |
三井住友カード プラチナプリファードへの新規入会は、当サイトからの紹介入会がお得です。
当サイトからの紹介で三井住友カード プラチナプリファードにご入会いただくと、キャンペーン特典に加えて10,000円相当のポイントが付与されます。
紹介特典を利用すると最大75,000円相当(SBI証券新規プラン利用なしの場合60,000円相当)のポイントが獲得できます。
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三井住友カード プラチナプリファードの利用で得られるポイントは

三井住友カード プラチナプリファードは、「ポイント特化型のプラチナカード」と呼ばれています。
その理由が、通常のポイント還元率1%に加えて、プリファードストア(特約店)での利用時に最大10%のポイント還元を受けることができる点です。
旅行予約サイト、コンビニ、飲食店、スーパー、ドラックストア、百貨店など利用機会の多い店舗がプリファードストア(特約店)に含まれているため、特別意識しなくても高いポイント還元を受けることができます。
三井住友カード プラチナプリファードを保有する筆者の感覚では、カード継続ポイント(利用金額に応して最大40,000P付与)を合わせると、利用金額の3%程度のポイント還元を受けることができている印象です。
カードの利用金額によっては年間数十万円のポイント獲得も夢ではありません。
プラチナプリファード 年間ポイント還元額目安
新規入会キャンペーン特典 60,000P付与含む
カード利用額 年50万円 (月約4.2万円) | カード利用額 年100万円 (月約8.3万円) | カード利用額 年150万円 (月約12.5万円) | カード利用額 年200万円 (月約16.6万円) | |
クレカ積立 なし | 76,500P | 103,000P | 119,500P | 146,000P |
クレカ積立 年12万円 (月1万円) | 82,500P | 109,000P | 125,500P | 152,000P |
クレカ積立 年40万円 (月3.3万円) | 96,500P | 123,000P | 139,500P | 166,000P |
クレカ積立 年60万円 (月5万円) | 106,500P | 133,000P | 149,500P | 176,000P |
三井住友カード プラチナプリファードの損益分岐点は

クレカ積立を利用する場合、三井住友カード プラチナプリファードの年間利用額の損益分岐点はいくらになるのでしょうか。
新規入会のキャンペーンの特典も含めて計算しました。
プラチナプリファード 年間ポイント還元額目安
(ポイント還元率3.3%で試算、カード継続特典100万円につき10,000P付与含む)
カード利用額 年100万円 (月約8.3万円) | カード利用額 年150万円 (月約12.5万円) | カード利用額 年200万円 (月約16.6万円) | カード利用額 年300万円 (月約25万円) | カード利用額 年400万円 (月約25万円) | |
クレカ積立 なし | 43,000P | 59,500P | 86,000P | 129,000P | 172,000P |
クレカ積立 年12万円 (月1万円) | 49,000P | 65,500P | 92,000P | 135,000P | 178,000P |
クレカ積立 年40万円 (月3.3万円) | 63,000P | 79,500P | 106,000P | 149,000P | 192,000P |
クレカ積立 年60万円 (月5万円) | 73,000P | 89,500P | 116,000P | 159,000P | 202,000P |
クレカ積立の利用金額にもよりますが、プラチナプリファードの損益分岐点は年間100万円以上の利用があるかどうかです。
プラチナプリファードは、33,000円の年会費がかかるカードですが、クレカ積立の利用があれば、年間のカード利用額が100万円程度でも十分発行する価値があります。
プラチナプリファードの申し込みは紹介がお得

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まとめ / SBIのクレジットカード積立でNISA買い付けされない理由

SBI証券のクレジットカード積立で買い付けができていなかった場合は、以下の内容を確認するようにしましょう。
つみたてNISAの場合、クレカ積立での買い付けがうまくいかなかった月があると、年間40万円の非課税枠を使い切ることができません。
クレカ積立の設定は、慎重に行うようにしましょう。
当ブログでは三井住友カード(NL)や三井住友カード プラチナプリファードに関する記事を多数用意しております。
これからクレカ積立を始めたい方やプラチナプリファードでのクレカ積立に興味をお持ちの方はぜひ他の記事も参考にしてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。


