
これから資産運用を始めたいけど
「全世界株と米国株ってのどっちがいい」のかを知りたいなー

つみたてNISAなどを使って、実際に運用してみたときのシミュレーション結果を知りたいです
この記事では、NISAで「全世界株か米国株」のどちらを買うべきなのかを検討していきます。
特に、20代30代の若い方がこれから資産運用を開始することを前提とした内容になっています(30年間の資産運用シミュレーションなど)
NISAを始めたいけど、「全世界株」か「米国株」のどちらかで悩んでいる方も多いと思います。
そういった方に、NISA制度の中でどちらの投資するべきか、その理由を解説します。
ちなみにですが、我が家は100%米国株で資産を運用しています。
具体的には、つみたてNISAの中で、S&P500(米国株)の投資信託をSBI証券と三井住友カード(NL)のクレカ決済で購入し、3-4年近く運用しています。毎日見ているわけではありませんが、見た感じ一度もマイナス評価になったことはありません。
つみたてNISA以外の通常の特定口座でも購入していますが、マイナス評価になっているのを一度も見たことがないレベルです。
その辺りも含めて、実際に全世界株や米国株で運用した時のシミュレーションも行っていきます。
3-5分あれば読めると思います。簡潔にまとめていきます。最後までご覧ください。


【結論】NISAでのつみたて投資は過去「米国株が強い」

先に結論を述べると、過去50年のデータを見ると、全世界株よりも米国株のパフォーマンスの方が良い結果となってます。
例えば、2022年末までの数十年間、全世界株もしくは米国株で資産を運用した場合、どちらの方が最終資産額が多かったかをまとめました。最終資産額は2022年末での額で比較。
運用期間 | どっちが最終資産額が多かったか |
---|---|
10年 (2010~2022) | 米国株 |
20年 (2000~2022) | 米国株 |
30年 (1990~2022) | 米国株 |
40年 (1980~2022) | 米国株 |
50年 (1970~2022) | 米国株 |
1970年以降のデータを見ましたが、1970年に運用を始めても、1980年に運用を始めても、1990年に運用を始めても、いずれも米国株の方が2022年末時点では資産額が多い結果となりました。
なのでつみたてNISAや新NISAでも米国株で運用する方が良さそうと言えます。
過去は分かったけど今後は?

過去のデータで米国株が良いのは分かっているけど、知りたいのは「今後どうなるのか?」ということ。
今後の見通しから、全世界株か米国株のどっちがいいか知りたいなー
過去のデータを見ると、米国株なのは分かったけど、今後も米国が強いとは限らないから、全世界株と悩んでいるという方がいそうですね。
このあと解説していきますが、最後の最後は自分の考えや状況、資産運用して最終的にどうしたいのかによります。
全世界株でも米国株でもどちらでも、とにかく長期間運用することの方が大事です。
またその時は、NISA制度などで税制面の優遇を受けること。正しい投資信託を選択すること、SBI証券と三井住友カード(NL)などのクレカ決済で効率良く資産運用すること、できるだけ長期運用を行うことが重要です。


とにかく、詳細を解説していきます。

全世界株と米国株の仕様比較

まず簡単に、全世界株と米国株の内容について紹介します。
ここではわかりやすいように、具体的な商品を用いて比較していきます。
非常に人気のあり、つみたてNISAでの利用ランキングでもトップ3に入る投資信託を用います。
実際につみたてNISAや新NISAの商品で悩んでいる方は、以下のどちらかで問題ないと思います。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
* 全世界株と米国株の比較
全世界株 | 米国株 | |
---|---|---|
投資信託 | eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) |
指数 | MSCI All Country World Index (ACWI) | S&P500 |
対象地域 | 全世界 | 米国 |
国 | 先進国23カ国 新興国24カ国 | 先進国1カ国 (米国) |
割合 | 先進国88.9% 新興国11.1% | 先進国100% |
米国の割合 | 63.6% | 100% |
信託報酬 (運用コスト) | 0.1133%/年 | 0.0968%/年 |
簡単にまとめましたが、全世界株でも米国株が63.6%も含まれていることがわかります。
また先進国の割合もほぼ9割となっています。中にはもっと分散されていると考えていた方もいるかと思います。
実際は、全世界株といっても、実際はほとんどが先進国の株式となっており、米国株がその半分以上を占めているということがわかります。
なので、全世界株と米国株を両方買うといった分散は、あまり効果がないかもしれませんね。
もし米国株だけでなく新興国にもっと投資したかったと思っていた方は、「米国株+新興国株」など別の商品を検討するのも一つの考え方になります。
どっちの方が上昇するのか【全世界株・米国株】

では実際に過去のデータでシミュレーションを行い、どちらの方が良いパフォーマンスなのかを確認します。
パフォーマンスと言っても、上昇率が大きいのと、下落しにくいの2つのパフォーマンスがあります。
まずは全世界株と米国株のどちらがより上昇するのかを見ます。
1970年から2022年末まで運用した場合(約52年間)
* 全世界株 vs 米国株(1970~2022:52年)

所々で全世界株式の方がパフォーマンスが良い時期がありますが、2000年(運用開始30年)以降は、ほぼ同じぐらいか、米国株のパフォーマンスが良くなっています。
では続いて、40年と30年で運用した場合を見ます。
1980年から2022年末まで運用した場合(約42年間)
1980年から2022年末まで運用した場合です。
約42年間の運用なので、20代のからが老後資金を運用する場合のイメージになります。
* 全世界株 vs 米国株(1980~2022:42年)

1980~1993年ごろまでは全世界株式の方が若干高いパフォーマンスになっていました。
おそらくこれは日本のバブルの影響を受けたと思われます。日本株は1990年ごろにかけて異常なまでに上昇しました。
日本株を含む全世界株式と、含まない米国株のみで、少し差が生じたと考えられます。
しかしそのあとは、終始米国株がパフォーマンスが高く、2022年末には大きな差となりました。
1990年から2022年末まで運用した場合(約32年間)
最後に、30年間の運用で見ます。1990年から2022年末までの運用です。
* 全世界株 vs 米国株(1990~2022:32年)

この場合は、終始米国株の方が良いパフォーマンスとなっています。
日本株も1990年ごろから下落し低迷していたこともあり、全世界株式のパフォーマンスはそれほど良くありませんでした。
30年、40年、50年の運用いずれにおいても、米国株の方が最終的な資産額は大きくなる結果となりました。
どっちの方が下落するのか【全世界株・米国株】

過去数十年のデータを見ると、最終的な資産額は米国株の方が大きくなることがわかりました。
ただしこれも今後の将来性を保証するものではないので注意が必要です。
また下落場面では、全世界株と米国株でどちらの方が下落しにくいのでしょうか。
2008年以降を見ると、下落幅はほぼ同じ
2008年以降のデータを見ると、下落する時の下落幅は円世界株と米国株でほとんど同じとなっています。
実際に、以下の2つの商品を買ったとしたシミュレーションを行ってみました。
- 全世界株:VT(バンガード・トータル・ワールド・ストック ETF)
- 米国株:VOO(バンガード・S&P500 ETF)
* シミュレーション結果(資産額の推移結果)

* シミュレーションの詳細数値結果
全世界株 | 米国株 | |
---|---|---|
ティッカー | VT | VOO |
比較商品名 | バンガード・ トータル ワールドストック ETF | バンガード・S&P500 ETF |
初期資産額 | $10,000 | $10,000 |
最終資産額 | $35,532 | $55,281 |
資産増加額 | $25,532 | $45,281 |
最も下落した年 の下落率 | -18.01% | -18.23% |
ソリティレシオ | 0.92 | 1.31 |
2008年以降の運用シミュレーションの結果、下落する時の下落幅は全世界株も米国株も同程度となりました。
しかし米国だけに影響がある社会情勢などで米国株のみ下がる場面もありそうですね。
ただその場合でも、全世界株の中の60%以上は米国株となっているので、全世界株もある程度は下がってしまうと考えられます。
さらに米国株式市場が下落した場合、他国の株式市場も影響を受けてしまうため、結局同程度下落する可能性が高いと考えられます。
以上から、2008年以降のデータを見る限り、全世界株も米国株も下落するときは同程度下がってしまうと結果となりました。
下落は同じぐらいなのに、上昇幅は大きい米国株
以上の結果から、過去のデータを見る限り、米国株と全世界株は下落リスクは同程度なのに上昇幅は米国株の方が大きいということができます。
全世界株 | 米国株 | |
---|---|---|
資産増加額 | $25,532 | $45,281 |
最も下落した年 の下落率 | -18.01% | -18.23% |
ソリティレシオ | 0.92 | 1.31 |
実際に、資産増加額は米国株の方がかなり多くなっています。しかし最も下落した年の下落幅は同程度です。
これをわかりやすく比較できるのが「ソリティレシオ」という運用パフォーマンスを示す指数です。
- ソリティレシオは、下落リスクに対する上昇リターンを示す数値
- 分母に下落リスク、分子に上昇リターンを入力し算出される
ソリティレシオが高いほど、「下落リスクに対するリターンが大きい」or「リターンは低くても下落リスクがとにかく低い」のどちらかと考えることができます。
この値を見ても、米国株は1.31、全世界株は0.92と値に差が見られます。
これらの結果を見て、私自身は「米国株100%」でつみたてNISAやSBI証券と三井住友カード(NL)を使ったクレカ決済で効率良く資産運用しています。
この後紹介しますが、クレカ積立の場合、投資信託の実質購入金額を安く抑えることが可能なので、オススメです。



過去のデータを見る限り「米国株」の方が優秀。今後は?

ここまでは過去のデータを比較し紹介しました。

過去のデータで米国株が良いのは分かったけど、今後はどうなの?

・・・で、今後は全世界株と米国株どっちがいいの?
このような意見が飛んできそうですね。これらに対し解説していきます。
株式市場など経済の今後の予想は誰にも分からない
まず初めに、将来のことは誰にもわかりません。
実際に、2020年にコロナウイルスの影響でこれほど経済活動が混乱すると誰も予想できなかったはずです。
なので、メディアやこの記事、他のブログの今後の予想・見通しはあくまで一つの意見です。最終的には、ご自身で考え判断していく必要があります。
ここでは私の考え方を紹介しておきます。私は米国企業はさらに成長していくと考え、米国株に投資しています。
世界中に進出する米国企業
私自身は、今後も米国企業は発展・成長を続ける可能性が高いと考えています。
理由は2つあります。
理由①:移民を受け入れており人口が増加する
米国は移民を受け入れていることからも先進国の中でも唯一人口が継続的に増えていく国です。
例えば、日本は人口が減少していく国として有名です。
超高齢化社会となり、税金面での負担が増加しています。
そのような国の経済が今後大きく成長していく可能性は低いと考えられます。なぜなら消費する人が減り、税金負担が増加するため余剰資金も減るからです。
日本以外の先進国でも人口が増加している国は少なくなってます。
また新興国の代表格であった「中国」に関しても、一人っ子政策の影響から人口増加が今後低迷し、むしろ減少していくとの推測もあります。
一方で米国は、移民を受け入れていることから、先進国の中でも唯一人口が増加する国となっています。
人口が増加するということは、国内での消費が増加するので、企業の売上・利益も増加していくということになり、株価上昇にもつながります。
だから米国株で資産を運用しています。
理由②:世界中の企業が世界中でビジネスできる環境
2つ目の理由は、近年は国境がなくなりつつある点です。
昔は、企業はそれほど海外でビジネスを行っていませんでした。行っていても売上や利益の一部程度でした。
しかし現在は、国境がなくなりつつあり、米国企業も全世界中でビジネスを展開しています。
アップル・マイクロソフト・グーグル・アマゾン・テスラ・スタバ・ビザ・ディズニー・ナイキ・モデルナなど、いまや米国企業は私たちの生活に不可欠な商品やサービスを展開しています。
さらに例えば中国の人々も、働いてお金を稼いで買いたいものは、中国企業のモノやサービスではなく、iPhoneを持ちたいし、スタバにいきたいし、ディズニーランドにいくことを目標に頑張っているのです。
このように昔ほど、国境が意識されなくなりグローバルにビジネスをできる環境となった今、仮に新興国が成長して行っても、米国企業がその恩恵をしっかり受けていくと考えられます。
「全世界株」でも問題ない理由

そうはいっても、米国だけに投資するのはまだ気が引けると考える方は「全世界株」で問題ないと思います。

でも私はやっぱり全世界株の方が…
全世界株の商品は、米国が仮に低迷しても他の国の株式を増加させ、パフォーマンスのバランスを取ります。ここに魅力を感じる方は、全世界株が向いていると思います。
また全世界株といっても60%が米国株になっています(2023/1/30時点)。なのである程度の成長は期待できます。
- 「米国低迷時に自動で他国の株式の割合を高める」点に魅力を感じる方は、全世界株を選ぶべき
- とにかく過去のデータを信じて成長率が高いものを選びたい方は、米国株を選ぶべき
全世界株でも過去30年を見ると「年6~7%」のリターン
全世界株の方が米国株よりも若干上昇幅は低いといっても、過去30年間みると、全世界株は年6-7%のリターンを得ることができていました。
例えば「年7%リターン」で資産運用シミュレーションをしてみましょう。
* つみたてNISAで年40万円を30年間「全世界株」で運用した場合

つみたてNISAは、年40万円運用が可能です。月に換算時、約3万円です。
これを仮に30年間運用すると、必要資金は1200万円です。
それを全世界株で年7%で運用すると、約4000万円になりました。運用でプラス2800万円となります。

全世界株でもこれだけ運用益がでれば、十分かも!
これだけで老後資金の問題は解決できますね。
なので、全世界株か米国株のどちらにしようか悩んでいる方でも、とにかく30年間など長期で運用を続ければ、老後資金などは十分準備することが可能です。
一番まずいのは、なにもせずに銀行に貯金していることです。
(参考)米国株(S&P500)の平均リターンは9%
ちなみに、米国株(S&P500)の平均リターンは一般的に「9%」と言われています。
全世界株式に比べ、もう少し高くなってますね。
全世界株式 | 米国株式 | |
---|---|---|
平均リターン | 7% | 9% |
運用期間 | 30年 | 30年 |
年40万円投資した 場合の必要資金 | 1200万円 (40万円×30) | 1200万円 (40万円×30) |
最終資産額 | 約4000万円 | 約6000万円 |
年7%のリターンと、年9%のリターンの場合、30年でこれぐらいの差が発生します。
全世界株か米国株、どっちでもコストを抑えた長期投資が重要

ここまでをまとめると、以下の通りです。
- 上昇率:米国株>全世界株(1970年以降の過去データより)
- 下落幅:米国株=全世界株(2008年以降の過去データより)
- 全世界株の平均リターン:約7%/年程度
- 米国株の平均リターン:約9%/年程度
要するに、全世界株でも米国株でも、どっちでもいいので自分の考えに合わせて、長期投資することが重要です。
長い期間資産を運用することで、20代・30代からであれば老後資金は十分に構築することが可能です。
運用するときは「必ず投資信託」を選ぶこと
実際につみたてNISAや新NISAの枠を使って、資産運用するときは必ず投資信託を利用しましょう。
投資信託を利用するべき理由は以下です。
- 少額から購入できる(100円から)
- 自動購入設定が可能で忘れず運用できる
- 為替手続きなど面倒な作業がない
- 分配金を自動で再投資できるので複利の力を活かしやすい
- クレジットカード決済が可能。購入額の一部をポイント付与という形で受けれる
特に後半の2つは、非常に重要です。
投資信託は分配金再投資で運用すること
投資信託で全世界株や米国株に投資すると、分配金というものを受けることができます。
この分配金は、必ず再投資できる商品を選択しましょう。
また受け取るか・再投資か選ぶる商品の場合は、必ず再投資を選択しましょう。
* 分配金を再投資した場合としない場合の資産比較

分配金は、受け取るとすると税金を差し引いた金額が口座に振り込まれますが、再投資にすると税金を引かれる前の金額が自分の口座内で再投資されます。税金分お得になります。
また再投資することで、再投資分も7%や9%成長していくので、より高いパフォーマンスを引き出すことができます。これを複利と言います。
複利の力は長期運用になればなるほど、威力が増します。なので長期投資が重要です。
運用コストはちょっとでも抑えて運用する
全世界株や米国株に投資する場合、その商品を運用している企業に対し「運用コスト(信託報酬など)」を支払う必要があります。
この運用コストは、当たり前ですが少しでも少なくする必要があります。
例えば、年7%や9%で成長する全世界株や米国株で運用していても、運用コストが1%などとられると、パフォーマンスはその分落ちるので非常にもったいないです。
なので、まず全世界株でも米国株でも運用コストが少ない商品を選ぶことが重要です。
例えば、下の3つは、業界最安レベルの運用コストとなっており、分配金再投資設定も可能な非常に優秀な投資信託となっています。
- 全世界株
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 米国株
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
もし、つみたてNISAや今後の新NISA制度の中で、運用商品を悩んでいる方はこれら3つの中から選ぶと安心して運用できます。
クレジットカード決済でポイント付与を受ける(実質コストを下げる)
さらに徹底的に効率良く運用する場合、クレジットカード決済で投資信託を購入することをオススメします。
例えば、以下のような組み合わせでクレジットカード決済を利用することが可能です。
- SBI証券 × 三井住友カード(NL):0.5%~1.0%ポイント付与
- 楽天証券 × 楽天カード:基本的に0.2%(※)
- マネックス証券 × マネックスカード:1.1%ポイント付与
※ この記事内で紹介している投資信託を購入する場合は0.2%
特に、SBI証券と三井住友カード(NL)の組み合わせは非常にオススメです。
三井住友カード(NL)は、普段使いでも非常に優秀なクレジットカードなので、普段の買い物でも利用しながら、投資信託の購入もできます。さらにスタンダードカードであれば年会費も永年無料なので嬉しいですね。


楽天証券と楽天カードは、人気ランキングで上位にランクインしているような有名でコストの安い投資信託の場合、ポイント付与率が低くなる点は注意が必要です。
またマネックス証券は、マネックスカードで1.1%と最もポイント付与率が高いですが、クレジットカードがそれ専用になってしまうのがデメリットです。今後はイオンカードとの提携も発表されているので、イオンカードが利用できるようになると、利便性が大きく改善されますね。
クレカ決済で1%ポイント付与されたらどうなる?
例えば、クレカ決済を利用し1%のポイント付与を受けたとします。
つみたてNISA想定で、年間40万円(月3.3万円)の投資信託を購入すると、ポイント付与率は年間4000円(月333円)になります。
このクレカ決済によって得たポイントである4000円を同じように30年間運用した場合、約61万円になります。
このように、SBI証券と三井住友カード(NL)などでクレカ決済を設定し、ポイント付与を受けた分を運用に回しておけば、将来61万円を得ることができます。ハワイやヨーロッパなど家族旅行も十分に可能な金額ですね。
資産運用は少額でも長期で行えば「威力大」
このように、少額でもとにかく長期で運用を続けることが非常に重要です。
その際は、以下の投資信託を、SBI証券と三井住友カード(NL)などのクレジットカード決済を使って購入し、コツコツ運用していきましょう。
- 全世界株
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 米国株
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
我が家は米国株で資産を運用
ちなみに我が家は100%米国株で運用しています。
利用しているのは、SBI証券と三井住友カード(NL)などのクレジットカード決済で、米国株の投資信託です。
- 証券会社
- SBI証券と三井住友カード(NL)のクレジットカード決済
- 投資信託
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド:つみたてNISA
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):他余剰資金

まとめ
この記事では、つみたてNISAや新NISAの中でよくある悩みの「全世界株か米国株どっちがいいのか」について解説してきました。
過去のパフォーマンスだけ見ると、米国株が優れています。しかし今後もそれが続くかは誰にもわかりません。
この記事を参考に、ご自身で考え判断する必要があります。
ただ全世界株と米国株に共通していることは、「長期運用を行うこと」です。
また運用コストはできるだけ下げて、SBI証券と三井住友カード(NL)などのクレカ決済なども活用し効率的にゆっくりと運用していくことが重要です。

