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投資信託

【主婦におすすめ】つみたてNISA制度について投資初心者向けに解説!メリット・リスク・注意点についても紹介

この記事では、主婦の方や配偶者の扶養の範囲で仕事をされている方におすすめのつみたてNISA制度の仕組みやメリット、始め方について紹介しています。

つみたてNISA制度を賢く利用して、無駄なく資産形成を行いましょう!

おむ子
おむ子

プロフィール
大手金融機関 総合職10年目(現在育児休暇中)

個人顧客への資産運用、税金対策等のコンサルタント業務を担当

FP1級、宅地建物取引士

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なぜ主婦はNISA制度を利用すべきなのか

近年、ふるさと納税生命保険料控除iDeCoなど様々な節税対策の制度が用意されていますが、これらは全て、収入に対してかかる税金の負担を軽減する制度となります。

つまり、専業主婦や配偶者の扶養の範囲で働いていて、給与に対する税金の負担がない方にとっては、利用する価値がない制度となります。

一方、NISA制度は、投資で得た利益に対する税金が非課税になる制度のため、収入の有無に関わらず利用する価値のある制度といえます。

NISA制度は主婦の方も利用する価値のある制度のため、積極的に活用することをおすすめします。

ふるさと納税

ふるさと納税とは、生まれ故郷や応援したい自治体に寄付ができる制度です。寄付をすると、所得税の還付、住民税の控除を受けることができ、なおかつ、寄付をした自治体から名産品や宿泊券などのお礼の品をもらうことができます。

生命保険料控除

生命保険料控除とは、納税者が生命保険料、介護医療保険料及び個人年金保険料を支払った場合に、一定の金額の所得控除を受けることができる制度です。

つみたてNISA制度とは

NISA制度概要

NISA制度とは、2014年に導入された少額からの投資を支援するための非課税制度です。

通常、株式や投資信託に投資をした場合、利益に対して20.315%の税金が課せられますが、NISA制度を利用して投資をすると、この税金がかかりません。

例えば、投資で20万円利益が出た場合、通常であれば、税金が約4万円(20万円×20.315%)引かれるため、受け取れる利益は16万円になります。

しかし、NISA制度を利用して投資をしていれば、この約4万円の税金が引かれず、利益の20万円を全て受け取ることができます。

投資を行うのであれば、NISA制度は必ず利用すべき制度です。

NISA制度には、「NISA」、「つみたてNISA」、「ジュニアNISA (未成年対象)」の3つの制度が用意されており、利用できるのはいずれか一つの制度のみです。

一般NISAとつみたてNISAの抑えておきたいポイントは以下の通りです。

一般NISAポイント

株式投資信託、上場株式等の配当所得・譲渡所得が非課税

■投資方法は、一括、積立いずれも可

毎年120万円までの新規投資が可能

■非課税期間(非課税での運用期間)は5年間

つみたてNISAポイント

一定の条件を満たした株式投資信託とETFの配当所得・譲渡所得が非課税

■投資方法は、積立投資のみ

毎年40万円までの新規投資が可能

■非課税期間(非課税での運用期間)は20年間

「NISA」と「つみたてNISA」どちらを利用すべきか

「NISA」と「つみたてNISA」どちらを利用すべきかという相談をよく受けますが、ポイントをまとめると以下の通りです。

一般NISAがおすすめな人

■一括で投資する資金がある人(年間120万円まで投資可能)

■利益が出たら短期でも売却をしたい人(非課税で運用できる期間は最大5年)

■株式に投資がしたい人(つみたてNISAは株式投資は対象外)

つみたてNISAがおすすめな人

■一括で投資する資金がなく、毎月積立で投資を行いたい人(年間40万円まで投資可能)

■中長期目線で投資を行いたい人(非課税で運用できる期間は最大20年)

■簡単に投資を始めたい人

すでにまとまった資金がある場合や、株式や特定の投資信託に投資がしたいという考えがあれば、一般NISAを利用することをお勧めしますが、主婦の方であれば、手軽に始めることができるつみたてNISAを選ぶことをお勧めします。

つみたてNISAをおすすめする理由

手軽に投資ができる

つみたてNISA制度は、名前の通り、毎月積立で投資信託に投資をしていく制度です。

例えば、『毎月25日に1,000円をAというファンドに投資をする』と申し込みすえば、毎月25日になれば自動的にAファンドの買付が行われます。

一度、投資銘柄、金額、毎月の買付日(毎週や毎日買付の指定も可能)などを指定すれば、あとは自動的に買付が行われるので、手間をかけずに投資を行うことができます。

投資資金は、あらかじめ指定した口座から自動的に引き落としされるため、金融機関に出向いて入金手続きを行う必要もありません。

また、つみたてNISA制度を利用する金融機関によっては、投資資金をクレジットカードで支払うことも可能なため、クレジットカードのポイントを貯めながら投資を行うこともできます

長期投資が可能なため元本割れリスクを軽減できる

つみたてNISAは最大20年間非課税で運用を行うことができます。

一般的に長期で投資を行うと、短期的な変動が打ち消されて収益が安定してくると言われています。

例えば、1年間という期間で投資を行なった場合、たまたま投資した時期に大きな相場の下落局面を迎えると1年間で大きなマイナスを被る可能性がありますが、長期で投資をしていると、相場が下がった後、また回復して、リターンを得ることができるということが多々あります。

今後の成長が見込める投資対象であれば、一時的なショックで大きく下落をしても、20年間の非課税期間中、気長に投資を続ければ、十分マイナスを取り返すことが可能です。

参考データ

以下のグラフは主要4資産(内外の株式・債券)に投資した場合の、2000年3月末から2020年3月末までの過去1年間、過去10年間の平均リターン推移を比較したものです。
過去のデータの傾向として、資産運用の期間を「長期間」とすることで、より安定的な運用成果が期待できることを示しています。

長期投資により年平均収益率は安定傾向に(三井住友トラストアセットマネジメントHPより)

投資できる商品が厳選されているのでわかりやすい

つみたてNISAで投資できるのは、投資信託とETFの一部商品に限られます。

現在、国内には5,000種類以上の投資信託の商品と200種類以上のETFの商品が存在しますが、つみたてNISAの対象商品は投資信託が186種類、ETFが7種類となります。(2021年4月時点)

つみたてNISAの対象として、長期・積立・分散投資に適した商品が厳選されているため、初心者でも簡単に商品を選び出すことが可能です。

つみたてNISA対象商品選定基準
  • 信託期間が無期限または20年以上
  • 毎月分配型ではない
  • 申込手数料が無料(ノーロード)
  • 信託報酬は投資対象によって定める水準以下(運用期間中のコスト)
  • 一定の要件を満たした インデックスファンド アクティブファンドに限定
  • 複雑な商品設計の商品は対象外

つみたてNISAは非課税で運用できる期間が20年と長く、長期投資を目的とした制度です。

長期で保有するには、コストが安く、複利で増える(分配金がでない)商品の方が運用の効率が良いため、コストや分配金に関する基準が設けられています。

また、20年以内に運用が終わってしまうような商品では、制度のメリットを最大限享受することができません。

このような理由から、つみたてNISAは対象商品が限られています。

つみたてNISAの始め方

つみたてNISAは銀行、証券会社で取引が可能です。

対面取引がメインの金融機関に勤める私がいうのもなんですが、つみたてNISAはネット証券で開設することをお勧めします。

ネット証券をお勧めする理由は、商品数の多さ、申し込みの最低金額が低い、ポイント還元がある、手軽に始められるなど圧倒的に対面取引がメインの金融機関に比べて有利だからです。

とはいえ、投資の基本知識やリスクについて、しっかり話を聞いた上で考えたいという場合は、つみたてNISAの取り扱いがある金融機関に来店し、話だけ聞いた上で、ネット証券でつみたてNISAを開設するということで良いと思います。

私は10年近く、金融機関で投資営業を行なっていますが、窓口に来店したお客さんに投資提案を行い、実際に申し込みに至るのは3割程度です。

銀行や証券会社に話だけ聞きにいくのは申し訳ないと思うかもしれませんが、窓口の担当者は断られることに慣れていますので、そこまで気にしなくても良いでしょう。

おすすめのネット証券

数多くのネット証券が存在しますが、楽天証券やSBI証券であれば、利用機会の多いTポイントや楽天ポイントが貯まるのでおすすめです。

商品数や購入条件については大差はありませんが、クレジットカードでの積立を行う場合、対象となるクレジットカードが限られるため、注意が必要です。

クレジットカード払いを行うと、積立に対して貯まるTポイントや楽天ポイントとは別にクレジットカードのポイント還元を受けることができます。

楽天証券の場合、積立資金を楽天カード払いで行うと、積立金額に対して1%(上限金額あり)の楽天ポイントの付与を受けることができます。

一方、SBI証券の場合、積立資金を対象の三井住友カード払いで行うと、積立金額に対して最大3%(上限金額あり/キャンペーン適用の場合)のVポイントが付与されます。

楽天証券SBI証券
商品数177175
売買手数料無料無料
最低金額100円100円
ポイントTポイント楽天スーパー
ポイント
資産形成ポイント
積立コース毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
クレジットカード積立楽天カード
積立金額に対して
一定率の楽天ポイントが貯まる
三井住友カード
積立金額に対して
一定率のVポイントが貯まる

まとめ

つみたてNISAでの投資は月100円から可能ですので、まずはお試しで気軽に初めてみることをおすすめします。

このブログでは、他にも投資やお金にまつわる情報を発信しておりますので、合わせてご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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オムタンケ|FP1級保有銀行員の「お金」の話
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