この記事では、人気米国ETFの「VTI」「VOO」の購入時の手数料を実質無料で購入する方法を解説します。
結論から言うと、「マネックス証券」の「米国ETF買い放題プログラム」を利用するだけです。
マネックス証券は、米国株に非常に強く、米国株購入時の手数料が他社に比べても安く設定されています。為替手数料に関しては、現在無料となっています(2023/1/13時点)

そもそもVTIやVOOを購入するときに発生する
全ての手数料を知りたい
このような疑問を持つ方も多いかと思います。
なので、記事の後半ではVTIやVOOなどの米国ETFなど米国株を購入するときに発生する手数料に関しても解説し、マネックス証券と他社の手数料比較を行っていきます。
これも先に結果をお伝えすると、マネックス証券が最も手数料を抑えた形で、VTI・VOOを購入することができます。
マネックス証券はVTIやVOOの買付手数料が無料

マネックス証券では「米国ETF買い放題プログラム」が設定されています。
通常、VTI(全米株式)や、VOO(S&P500)を購入する場合、購入時に「買付手数料」が発生します。
この買付手数料ですが、数ある証券会社の中では、マネックス証券のみが「実質無料」となっています。
この記事の結論としては、このマネックス証券の「米国ETF買い放題プログラム」の中で、VTIやVOOを購入すれば、通常必要となる買付手数料が無料になるというわけです。
なので、マネックス証券の「米国ETF買い放題プログラム」について、この記事では詳しく解説していきます。
マネックス証券の「米国ETF買い放題プログラム」について
では、マネックス証券の「米国ETF買い放題プログラム」について詳しく内容を解説していきます。
ちなみに、米国ETF買い放題プログラムには「VTI」「VOO」はもちろん含まれています。
* 米国ETF買い放題プログラムの詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
プログラム | 米国ETF買い放題プログラム |
内容 | 対象米国ETFの現物取引にかかる 買付手数料(税抜)を 全額キャッシュバック ※上限なし |
対象銘柄 | 現在13銘柄 (2023年1月13日時点) |
対象取引 | 買い取引 |
キャッシュバック | ・対象銘柄を取引した日の翌月末まで ・米国ドルで外国株取引口座へ入金 |
内容を見ると、対象銘柄は13銘柄となっています。この中にVTIとVOOも含まれています。
また詳しい内容を見ると、買付手数料は一度は支払うものの、翌月末にキャッシュバックされるとなっています。
つまり買付手数料が無料というより、「実質無料」という感じでしょうか。
米国ETF買い放題プログラムの注意点
念の為、注意点も確認しておきましょう。
- 対象銘柄は半年に一度程度見直しが行われる
- キャッシュバック時に外国株取引口座を閉鎖されている場合は対象外
- キャッシュバックの金額によっては、税法上、確定申告が必要になる場合がある。詳細については、税理士・税務署に確認が必要
- NISA用米国株口座でのお取引は、本プログラムの対象外
- 本プログラムの対象となる商品のお取引は、「米国株デビュー応援プログラム」の対象外
- IFAサービスをお申込みのお客様は本プログラム対象外
- 既に他のキャンペーン/プログラムの対象となっている場合、本プログラムの対象外
- プログラムの内容は、予告なく変更または中止となる場合がある
いくつか注意点がありますが、「対象銘柄は半年に1度見直しが行われる」「NISA口座内での取引の場合は対象外」の2点は特に注意しておきましょう。
また現在対象に含まれていない場合、マネックス証券に「米国ETF買い放題プログラムに入れて欲しい」と要望を出すことも可能です。
ちなみに要望を出すのも、マネックス証券の口座を持っていなくても要望を出すことはできます。
VTIやVOOの買付手数料を無料で購入する方法
ここまでの情報から、VTIやVOOを買付手数料無料で購入する方法は、マネックス証券で口座開設を行い、通常通り一度VTIやVOOを購入する。その後、買付手数料分の米国ドルが自分の口座に振り込まれるとなります。
まとめると、仕組みは以下の通りです。
* VTIやVOOの買付手数料を無料で購入する方法
- マネックス証券の口座を準備する
- 「VTI」や「VOO」を通常通り購入
- この際、一度は買付手数料を支払う
- 翌月末に、支払った金額分の米国ドルが口座に振り込まれる
またこのプログラムのありがたいところは、キャッシュバック金額にも上限がない点です。
大量にVTIやVOOを購入したい場合でも、複数回に分けてVTIやVOOを購入したい場合でも、上限なく買付手数料がキャッシュバックされます。
マネックス証券の米国ETF買い放題プログラムは、非常にありがたいプログラムであると言えます。
マネックスの買付手数料無料の「対象銘柄」

では、米国ETF買い放題プログラムの対象銘柄を紹介していきます。
対象銘柄は現在13銘柄となっています(2023/1/13時点)
* 米国ETF買い放題プログラムの対象銘柄
ティッカー | 名称 | 経費率 (%/年) |
---|---|---|
VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | 0.03 |
VOO | バンガード・S&P 500 ETF | 0.03 |
VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF | 0.07 |
VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF | 0.08 |
QQQ | インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 | 0.20 |
SPYD | SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF | 0.07 |
HDV | iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF | 0.08 |
QYLD | グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF | 0.60 |
LIT | グローバルX リチウム&バッテリーテック ETF | 0.75 |
BUG | グローバルX サイバーセキュリティ ETF | 0.50 |
DRIV | グローバルX 自動運転&EV ETF | 0.68 |
PFFD | グローバルX 米国優先証券 ETF | 0.23 |
XYLD | グローバルX・S&P500・カバード・コール・ETF | 0.60 |
今回紹介しており、投資家に最も人気のある「VTI」や「VOO」も対象銘柄に含まれています。
なので、VTIやVOOを買う際は、マネックス証券を利用し買付手数料を実質無料にしましょう。
そのほかにも、VT(全世界株式)やVWO(新興国株式)、SPYD(S&P500高配当株式)なども対象銘柄に含まれており、マネックス証券では色々なパターンの資産運用を手数料を抑えて行うことができます。
(参考)米国ETF買い放題プログラムの中の「おすすめ5銘柄」
ご参考まで、対象13銘柄の中から、気になる5銘柄を下記で紹介されています。気になる方はご覧ください。
VTIやVOOだけでなく「米国株」の手数料が安いマネックス証券

米国ETFの買付手数料無料プログラムでVTIやVOOを効率的に購入できるとお伝えしてきました。
マネックス証券は、米国ETFだけでなく個別株も含む米国株に関して、全体的に手数料が安くなっています。
米国株にかかる手数料
米国株を購入するときに発生する「手数料」は、2つです。
- 買付手数料(売買手数料)
- 為替手数料
買付手数料
買付手数料は、米国株1取引に対し発生します。
例えば、マネックス証券だと、以下の通りです。
買付手数料 | 約定代金 | |
---|---|---|
約定代金の0.45% (税込:0.495%) | 2.02〜 4444.45ドル | |
最低手数料 | 0ドル (無料) | 2.02ドル 以下 |
最大手数料 | 20ドル (税込:22ドル) | 4444.45ドル 以上 |
買付手数料は、最低金額と最大金額があります。
最低手数料となる場合は、2.02ドル以下の取引の場合です。
反対に、最大手数料となる場合は、4444.45ドル以上の取引の場合は、一定で22ドルの買付手数料となります。
この買付手数料が、対象の13銘柄に関してマネックス証券の場合は実質無料となっています。
為替手数料
為替手数料は、自分の証券口座の日本円で、米国株を購入する場合に発生します。
自分の証券口座の米国ドルで、米国株を購入する場合は発生しません。
日本円で米国株を決済する場合のみ為替手数料は発生します。
例えば、マネックス証券の為替手数料は以下の通りです、
手数料 | |
---|---|
買付時 | 0銭(※) |
売却時 | 25銭 |
買付時の為替手数料は、マネックス証券の場合は無料です。
このあと他社と比較しますが、買付時の為替手数料が無料なのはマネックス証券のみとなってます。
他社との比較
ではマネックス証券の各種手数料を、他社と比較してみましょう。
* 米国株を購入するときの手数料比較
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
---|---|---|---|
会社名 | ![]() 詳細はこちら | ![]() 詳細はこちら | ![]() 詳細はこちら |
買付手数料 | 0.495% (0~22ドル) | 0.495% (0~22ドル) | 0.495% (0~22ドル) ※VTI・VOOなどは無料 |
為替手数料 (買付時) | 25銭 | 25銭 | 0銭 |
為替手数料 (売却時) | 25銭 | 25銭 | 25銭 |
米国株取扱銘柄数 | 4200銘柄 | 3966銘柄 | 4,297銘柄 |
米国ETF取扱銘柄数 | 307銘柄 | 324銘柄 | 316銘柄 |
ネット証券会社3社で比較してます。
マネックス証券は為替手数料が買付時無料となっている点が大きなメリットになります。
さらにマネックス証券は、米国ETF買い放題プログラムもあるので、VTIやVOOは実質無料で購入することができます。
手数料の点からも、マネックス証券は優れたネット証券会社と言えます。
米国株を始めるならマネックス証券

最後に、マネックス証券についてどのような証券会社なのか、簡単に紹介しておきます。
マネックス証券の「メリット・デメリット」
やはりマネックス証券の特徴といえば、「米国株」です。
マネックス証券は米国株の取り扱い銘柄数も業界最大級であり、手数料も業界最安値となっています。
他にも、アナリストによるレポートやセミナーが非常に充実していたり、取引の際に便利なツールも実装されています。
マネックス証券を利用する「メリット」
先ほども述べた通り、マネックス証券は米国株に強い証券会社です。
強いとは、「手数料が安く」「レポートなども豊富」「銘柄数も多く」「便利な取引ツールも利用可能」ということを表しています。
既に他の証券会社を利用している方でも、米国株の取引を行っている方は、マネックス証券の口座を持っていて損はないと思います。
マネックス証券を利用する「デメリット」
反対に、デメリットとしては「日本株」の売買には少し弱いです。
具体的には、日本株の売買手数料は他社より割高になる場合があります。
米国株に力を入れる「マネックス証券」なので、使い分けることも良いかもしれませんね。
日本株も米国株もバンバン売買したい方は、「米国株:マネックス証券」「日本株:SBI証券」などと使い分けると、各社の最安値の手数料で取引することができます。
向いている人・向いていない人
メリットを見てもわかる通り、マネックス証券は「米国株の売買を行いたい」人に圧倒的におすすめな証券会社です。
手数料が安く、専門家によるレポートが豊富、銘柄数も申し分なし、分析ツールを活用したい方は活用できるので、米国株で運用を考えている方に向いています。
以上から、「米国株を始めるならマネックス証券」と言えます。
【まとめ】マネックス証券はVTIやVOOなど米国株関連の手数料が安い
この記事では、マネックス証券でVTI・VOOの買付手数料を無料で購入する方法を解説しました。
マネックス証券では、米国ETF買い放題プログラムが展開されており、その中で「VTI」「VOO」が対象銘柄となっています。そのため買付手数料を実質無料で購入することができます。
またマネックス証券では買付手数料だけでなく、買付時の為替手数料も無料となっており、米国株を購入するときにかかる2つの手数料を実質無料で購入することが可能です。
これから米国株で運用していきたい方は、マネックス証券の口座を持っておいても損はしないと思いますので、是非これを気にご利用してみていかがでしょうか。