
いちかぶの手数料って安いの?
この記事では、LINE証券の「いちかぶ(単元未満株)」の手数料について解説しています。
証券会社選びの一つの決め手となる手数料について、他社と比較しながら詳しく説明しています。
- 手数料(取引コスト)を抑えて株式投資をしたい方
- 豊富な銘柄から投資対象を選びたい方
- 時間外取引を利用したい方
- キャンペーンを利用してお得に投資をしたい方
単元未満株は、少額から投資が可能なので、投資初心者の方にもおすすめの投資手法です。
この記事を読んで、証券会社選びの参考にしていただけると幸いです。

LINE証券の基本情報

LINE証券のいちかぶ(単元未満株)について紹介する前にLINE証券の特徴について紹介します。
LINE証券とは

LINE証券は、おなじみのLINEから簡単に投資ができるネット証券として、2019年8月20日に誕生しました。
LINE Financialと野村ホールディングス(野村證券)の合弁会社のため、両者の強みを生かしたサービスが売りです。
サービス開始から2年で80万口座を突破し、働く世代を中心に支持を得ているネット証券です。
LINE証券の特徴
LINE証券の最大の魅力は、タイムセールやキャンペーンでお得に投資ができる点です。
キャンペーンを利用すると、最大5,000円相当の株を無料でもらうことができるため、初心者の投資デビューにぴったりです。
- 少額から株式投資ができる
- スマホから簡単に口座開設、投資が可能
- 即時注文・約定が平日夜21時まで受付可能
- タイムセールやキャンペーンでお得に投資ができる
- LINEポイントで株や投資信託が買える
- 投資信託の取扱商品数が少ない
- NISA・つみたてNISAが使えない
LINE証券のいちかぶの特徴

LINE証券では「いちかぶ(単元未満株)」という愛称で、1株単位(単元未満株)で株式の取引が可能です。
一般的な株式取引は、100株単位(単元株)での取引となりますが、「いちかぶ」であれば、1株数百円から有名企業に投資ができます。
少額から株式投資を始めることができるので、投資初心者の方や金額を抑えて投資をしたい方におすすめの投資方法です。
いちかぶ(単元未満株)でも配当金を受け取れるほか、条件を満たせば株主優待も受け取れることができます。

一般的な株式取引は、1単元の100株からの取引になりますが、いちかぶなら有名企業に1株から投資することができます。
例えば、株価が1株3,000円の場合、通常の株式取引であれば最低でも30万円(100株)の資金が必要ですが、LINE証券なら3,000円(1株)から購入することができます。
LINE証券のいちかぶの取引手数料


いちかぶの取引手数料の仕組みは?
肝心のいちかぶの手数料について詳しく解説していきます。
【LINE証券いちかぶ】手数料の仕組み
LINE証券のいちかぶ(単元未満株)の取引手数料については、公式サイトにこのように説明されています。
手数料は無料です。ただし、LINE証券が提示する価格は基準価格に取引コストとして、スプレッド(差額)を乗せる方式としています。
LINE証券公式サイトより
取引にかかる手数料は買付時、売却時ともに無料ですが、いちかぶでは市場価格に取引コストが乗った価格で株の売買が行われるということです。
※取引コストは取引の時間帯、銘柄によって異なる
【LINE証券いちかぶ】取引コスト
いちかぶの取引コストは、取引の時間帯と銘柄のグループによって異なります。
取引の時間帯

LINE証券は、株式市場の取引時間外の11:30〜12:30、17:00〜21:00でも株式の売買ができる点が特徴のひとつです。
日中に仕事で取引ができない現役世代にとっては、昼休みや仕事後に取引ができるのは魅力です。
ただし、LINE証券のいちかぶの取引コストは、取引時間内(9:00〜11:20、12:30〜14:50)と取引時間外(11:30〜12:30、17:00〜21:00)で異なります。
同じグループAの銘柄取引であっても、時間内か時間外かで、取引コストが0.2%か1%と大きく変わるため、取引時間には注意が必要です。
銘柄グループ

LINE証券では大型株や中小型株、新興市場株を含め、1,000銘柄以上をいちかぶ(単元未満株)で取引することができます。
取引が可能な銘柄は、A〜Dの4つの銘柄グループに分けられており、銘柄グループによって取引コストが異なります。
時間内取引の取引コストを比較すると、Aグループは0.2%、Dグループは0.5%と倍以上の差があります。
いちかぶで株式投資を行う際は、自分の取引する銘柄のグループは必ず確認するようにしましょう。
銘柄のいちかぶグループの調べ方は、このあとの章で詳しく紹介しています。
【LINE証券いちかぶ】手数料計算方法

例:市場株価1000円 1株買付/取引時間内 銘柄グループA
例えば、時間内取引でグループAの銘柄を買付する場合、取引コストが0.2%かかりますので、株価が1000円であったとしても購入価格は1002円(2円の取引コストが発生している)の支払いが必要ということになります。


LINE証券が取引コストを採用している理由

手数料は無料で、取引コストがかかる手数料体系を導入している理由について公式サイトにはこのように記載されています。
LINE証券は当社とお客様との間で取引を行う、相対取引を採用しております。そのため、当社が取引所(東京証券取引所)から銘柄を仕入れる際に生ずるリスクプレミアムを、取引コストというかたちで、お客様に提示する取引価格に含めております。
LINE証券公式サイトより
一般的な100株単位(単元株)の取引ではなく、少ない株数で取引ができる仕組みを維持するための取引コストと考えれば、コストがかかるのは仕方ないと思います。
いちかぶ銘柄グループの調べ方
LINE証券のいちかぶ(単元未満株)は、銘柄がA〜Dの4つのグループに分けられており、グループによって取引コストが異なります。
銘柄グループの調べ方について紹介します。

画面の一番下にある検索ボタンをクリックし、検索バーに調べたい銘柄を入力する。
いちかぶ対象銘柄の場合

いちかぶ対象外銘柄の場合

銘柄名または銘柄コードで検索を行うと、銘柄名の下に「いちかぶ○」といった表示が出てきます。
左記の場合、いちかぶAグループで取引が可能な銘柄であることがわかります。
いちかぶ対象外銘柄の場合は、銘柄名の下に「いちかぶ○」といった表示がでてきません。
銘柄に関する詳細を知りたい場合は、銘柄名をクリックすると、株価チャートや企業情報を確認することができます。
LINE証券と他のネット証券会社の手数料を比較

単元未満株の取引ができる他のネット証券と比較し、LINE証券のいちかぶのコストは有利なのでしょうか。比較してみました。
買付・売却手数料がかかるネット証券との比較
SBI証券やマネックス証券で単元未満株の取引を行う場合、取引コスト(スプレッド)はかかりませんが、買付または売却時に手数料が発生します。
手数料はパーセントで指定されていますが、最低金額が決まっているため、SBI証券の場合は最低でも110円、マネックス証券の場合は52円の手数料が発生します。
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愛称 | いちかぶ | S株 | 取り扱いなし | ワン株 |
買付手数料 | 無料 | 0.55% (55円〜) | 無料 | |
売却手数料 | 無料 | 0.55% (55円〜) | 0.55% (52円〜) | |
取引コスト (片道) | 0.2〜0.5%※ | なし | なし | |
無料申し込み | 無料申し込み | 無料申し込み | 無料申し込み |
※時間内取引の場合
例:1株1000円 1株購入する場合(対象銘柄 グループA /日中取引)
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愛称 | いちかぶ | S株 | 取り扱いなし | ワン株 |
買付手数料 | 無料 | 55円 | 無料 | |
売却手数料 | 無料 | 55円 | 52円 | |
取引コスト (往復) | 4円※ | なし | なし | |
無料申し込み | 無料申し込み | 無料申し込み | 無料申し込み |
※売却時の株価を1000円として算出
LINE証券、SBI証券、マネックス証券の単元未満株取引を比較すると、買付・売却手数料がかからないLINE証券が有利です。
例えば、上記のような例の場合、売買にSBI証券は110円、マネックス証券は52円の手数料が発生しますが、LINE証券の場合、取引コスト(売買)はたったの4円※です。
単元未満株を中心に取引を行うのであれば、LINE証券を利用するのがおすすめです。
ちなみに、取引コストが0.3%以上のグループB〜Dの銘柄を1万円以上の売買金額で取引する場合は、マネックス証券のほうが有利となります。
取引コストがかかる他のネット証券との比較
日興フロッギー、PayPay証券、CONNECTで単元未満株の取引を行う場合、LINE証券と同じように手数料は無料ですが、取引コストがかかります。
日中取引の往復コストを比較すると下記の通りです。
LINE証券でグループAの銘柄を取引する場合、他のネット証券会社よりも有利な条件となっています。グループA以外であっても他社に引けを取らない水準となっています。
LINE証券でいちかぶを始めるメリット

LINE証券のメリットは以下の通りです。
なんといっても日中の取引コストが業界最低水準な点が魅力です。
- 日中の取引コストが業界最低水準
- リアルタイム約定の取扱銘柄数No.1
- 平日夜21時まで取引が可能
- リアルタイムで注文・約定が可能
日中の取引コストが業界最低水準

先ほど詳しく紹介した通り、LINE証券は単元未満株の取引コストが業界最低水準となっています。
銘柄グループや取引金額によっては、他の証券会社に軍配が上がるケースもありますが、取引コストが最安のグループAにお目当ての銘柄があれば、LINE証券が圧倒的に有利です。
リアルタイム約定の取扱銘柄数No.1

LINE証券では、大型株や中小型株、新興市場株も含め、1,000銘柄以上がいちかぶ(単元未満株)で取引できます。
LINE証券のリアルタイム約定取り扱い銘柄数は、業界No.1となっています。
2021年2月8日からは、上場してまもないニューフェイス銘柄にも投資をすることができるようになりました。
単元株(100株)で投資するのは、少し勇気がいるような銘柄もいちかぶであれば気軽に投資ができるのが魅力です。
平日夜21時まで取引が可能

LINE証券は、株式市場の取引時間外の11:30〜12:30、17:00〜21:00でも株式の売買ができる点が魅力のひとつです。
日中に仕事で取引ができない現役世代にとっては、昼休みや仕事後に取引ができるのは魅力です。
ただし、いちかぶの時間外取引が可能な銘柄は、グループAの銘柄に限られます。また、時間外取引の場合、取引コストが1%となるのでその点は留意が必要です。
リアルタイムで注文・約定が可能

LINE証券のいちかぶ(単元未満株)は、市場の値動きを確認しながら取引が可能です。
リアルタイムで買付または売却の注文が可能で、その場で約定金額がわかることは大きなメリットです。
ちなみに、日中でも夜間でも1株単位でリアルタイム取引できるのはLINE証券だけです。(2020年8月時点LINE証券調べ)
LINE証券のキャンペーン

現在、LINE証券では、「初株チャンスキャンペーン」が開催されています。
最大で5,000円相当の株がもらえるかなり有利なキャンペーンですので、ぜひこの機会に口座開設をしてLINE証券で投資デビューをしましょう。
初株チャンスキャンペーン内容
キャンペーン①
口座開設+クイズに3問正解で 最大3,000円相当の株をタダでもらえる
キャンペーン②
1万円以上の株取引で 2,000円プレゼント
口座開設完了後にクイズが3問出題されて、正解数に応じて株の購入代金が付与されるという内容です。
また、口座開設の翌月末までに1万円以上の株取引で2,000円が貰えます。
「初株チャンスキャンペーン」を利用すれば、最大5,000円相当の株がタダでもらえます。
キャンペーンを利用すれば、手出し資金0円で株式投資を始めることができるため、お試しで投資を始めたい方にもおすすめです。
LINE証券のいちかぶはこんな人におすすめ

- 手数料(取引コスト)を抑えて株式投資をしたい方
- 豊富な銘柄から投資対象を選びたい方
- 時間外取引を利用したい方
- キャンペーンを利用してお得に投資をしたい方
まとめ

LINE証券は、いちかぶ(単元未満株)の対象銘柄が多く、手数料も業界最低水準なため、単元未満株を始めたい方におすすめの証券です。
「初株チャンスキャンペーン」を利用すれば、口座開設とクイズ正解で3,000円相当の株がタダでもらえますので、自己資金0円で投資を始めることができます。
ぜひキャンペーンを利用してお得に投資を始めてください。