この記事では、FP3級の試験日程について解説し、具体的な申し込み方や、またいつ申し込むのがオススメかをご紹介します。
先に言ってしまうと、申し込む際は、「いつ」「どの試験機関に」申し込むかを考えなければなりません。
試験機関による違いは、別記事で紹介しましたが、試験範囲が異なる点に注意しなければなりません。
また申込時期で異なる点についても、この記事内で紹介していきたいと思います。
FP3級試験は、毎年度5月,9月,1月の3回実施される
2021年度のFP3級試験の日程が発表されました。過去の実績も整理し以下の紹介します。
基本的な試験日程について
ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP試験)は、FP協会 と 金財 という2つの試験機関で実施されます。
試験は、毎年度 3回実施され、5月・9月・1月に実施されることが通例となり、概ね以下の日程です。
- 5月:第4日曜日
- 9月:第2日曜日
- 1月:第4日曜日
FP3級試験は、3つの全ての日程で「学科試験」「実技試験」が実施されます。
2つの試験機関、どちらでも受験日や試験時間なども同じです。もちろん合格後に得られる資格も同じ。学科試験の内容も共通問題であり同じであるため、学科試験に関してはどちらの試験機関で受験しても差はありません。
※しかし、実技試験の内容がFP協会、金財で異なるため、実技試験の内容についてもよく考えた上で、どちらの試験機関で受験するかを判断しましょう。
2019年度、2020年度 試験日程
2019年度、2020年度のFP3級試験の日程は、以下の通りです。
繰り返しになりますが、FP協会・金財どちらも同じ日程で実施されます。
2019年 5月試験
- 試験日:2019年5月26日(日)
- 申込日程:2019年3月12日(火)〜2019年4月2日(火)
- 合格発表日:2019年7月3日(水)
2019年 9月試験
- 試験日:2019年9月8日(日)
- 申込日程:2019年7月4日(木)〜2019年7月23日(火)
- 合格発表日:2019年10月21日(月)
2020年 1月試験
- 試験日:2020年1月26日(日)
- 申込日程:2019年11月13日(水)〜2019年12月3日(火)
- 合格発表日:2020年3月6日(金)
2020年 5月試験 → コロナの影響で中止
試験日:2020年5月24日(日)- 申
込日程:2020年3月12日(木)〜2020年4月2日(木) 合格発表日:2020年6月30日(火)
2020年 9月試験
- 試験日:2020年9月13日(日)
- 申込日程:2020年7月6日(月)〜2020年7月28日(火)
- 合格発表日:2020年10月23日(金)
2021年 1月試験
- 試験日:2021年1月24日(日)
- 申込日程:2020年11月10日(火)〜2020年12月1日(火)
- 合格発表日:2021年3月5日(金)
2021年の試験日程は?
これから受験される方のために、2021年の試験日程も紹介いたします。
2021年5月 試験日程
- 試験日:2021年5月23日(日)
- 申込日程:2021年3月12日(金)〜2021年4月1日(木)
- 合格発表日:2021年6月30日(水)
2021年9月 試験日程
- 試験日:2021年9月12日(日)
- 申込日程:2021年7月6日(火)〜2021年7月26日(火)
- 合格発表日:2021年10月25日(月)
2022年1月 試験日程
- 試験日:2022年1月23日(日)
- 申込日程:2021年11月9日(火)〜2021年11月30日(火)
- 合格発表日:2022年3月4日(金)
試験申込期間は、試験日から約2ヶ月前の3週間
試験を申し込む期間ですが、上記で紹介してきた通り、それぞれの試験日の約2ヶ月前に、3週間ほどの申込期間が設けられます。
どうやってFP3級試験を申し込むのか?
試験の申し込み手順
ここでも私の実体験をもとにご紹介します。私は金財HPから、ネットで申し込みました。
以下手順です。
- 金財HPのインターネット受験申し込みシステムに行く(すぐ見つかります)
- ユーザー登録を行う(過去の受験履歴や合格履歴も見れるため便利)
- 注意事項を読む(飛ばす)
- 受験科目登録(ここで試験科目を選ぶ)
- 希望の受験地を入力(どうせなら綺麗な会場で受験したい)
- 過去の受験履歴を入力(例えば、前回学科試験のみ合格しているなど)
- 受験書類送付先を入力
- 支払い方法の入力/支払いを行う(クレジットカードorコンビニ支払い)
- 受験内容の最終確認
これで完了です。金財でもFP協会でも、HP上の「インターネット受験申し込みシステム」にたどり着けば、あとは流れに沿って入力するだけ。誰でも〜10分で出来ます。
なので、個人的にはネットからの申し込みをオススメします。
受験方法(申し込み方法)は2つある
FP3級の受験方法(申し込み方法)は、2つあります。これはどちらの試験機関でも同じです。
インターネット 申込み (PC,スマホ) | 郵便 申し込み | |
申し込み 方法 | 各試験機関のホームページ から受検申請ページにアク セスし、必要事項を入力し 申し込む | 受検申請書を各試験期間 ホームページからダウンロード、 もしくは試験機関へ送付依頼、 あるいは書店で入手し、受検手数料 の銀行振り込み金受取書、または 利用明細を同封して試験機関へ 送付。 |
受検料 支払い | クレジットカード決済、 またはコンビニ支払いの いずれかを選択 | 銀行振り込み |
個人的には、インターネット申込みが圧倒的に楽かと思います。
実際に私は、インターネットから申し込み、クレジットカードで決済しました。
受検料6000円(学科+実技試験)に対し、謎に手数料80円を取られましたが、銀行に行ったり、書類を出しに行ったりする手間を考えたら、80円ぐらい平気かと思います。
(実際の様子)申込方法
私はインターネットで申し込んだので、ネットでの例を挙げながら紹介しますが、書面でもおそらく似たような感じだと思います。ちなみに私は、FP3級もFP2級も、金財で受験しています。
申し込みで必要事項の記入を進めると上記のように、どの試験を受験するのかを選択する必要があります。そこで、自分が受験したい科目(画像では学科試験)にチェックを入れれば受験できます。
実技試験も受験される場合は、学科試験の下にある実技試験の項目にチェックを入れましょう。必要な項目に赤矢印の部分にチェックを入れ、申し込みを進めると、FP3級を受験することができます。
試験にかかる費用は?
上の写真にもありますが、学科試験・実技試験、各3000円になります。
両方受験する場合は、6000円となります。もちろん片方だけの受験申込も可能です。
またFP協会・金財どちらの試験機関で受験しても同じ費用です。
試験は5月に受験するべき。その理由は?
ここでは個人的な意見ですが、5月に受験するのがオススメです。
その理由は? → 法改正の内容の反映タイミングと過去問の有無
FP試験は、4月に法改正があり、各出版社は5月の試験後にその改正に合わせたテキストや問題集を出版します。なので少なくとも9月の試験は、法改正後の内容に沿った内容が問われます。
また FP3級・FP2級の試験では、原則として下記に記載の法令基準日に基づいて出題されます。
- 毎年1月と5月に実施の試験:前年の10月1日時点での法令等に基づき、出題されます。
- 毎年9月に実施の試験:当年の4月1日時点での法令等に基づき、出題されます。
きちんと準備しておけば問題ないと思いますが、独学で勉強している方は、過去問があるのとないのとでは、大きな差になると思います。
つまり、上記の情報を見ると、1月と9月の試験を受験する場合、同じ試験範囲の過去問が無いことになります。
なので、個人的には可能であれば1月・9月は避け、1月の試験内容を確認した後に5月の試験を受験することをオススメします。
※ちなみに私は、このようなことを知らずに9月の試験を独学で受験し、全く知らない範囲の内容が実技試験で出題されました。ぎりぎり合格することができましたが、本当に苦労しました
まとめ
この記事では、FP3級の試験日程・受験(申し込み)方法について紹介しました。
また試験は5月に受験することをオススメしました。
特に独学で受験・合格を目指している方は、過去問の有無は重要かと思います。
少しでも合格率を上げるように、余裕があるのであれば、勉強方法だけでなく受験タイミングもしっかり考えて受験することをオススメいたします。
ちなみに私はFP3級で学んだ知識を活かして、米国株(S&P500指数)への投資を開始しました。興味がある方は以下の記事などをご覧ください。