イーサリアム

ETH・イーサリアムの週間パフォーマンス W29(2022年7月3週目)

この記事では、2022年7月の3週目(W28:28週目)のETH(イーサリアム)の週間パフォーマンスを簡単に解説していきます。

ちなみに、チャート分析などによる将来の価格予測などはできないので、行いません。

1週間の振り返りを行い、どのような経済イベントや社会情勢・金融状況によって、価格が変動しているのかを振り返る記事になります。ETH:イーサリアム(日本円価格)のチャートも確認していきます。

おそらく、2-3分あれば十分読めるかと思います。

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ETH(イーサリアム)の週間パフォーマンス(2022年7月 W29)

今週のETH(イーサリアム)の価格変動を見ていきましょう。

期間は、2022年7月18日(月)〜2022年7月24日(日)(W29)です。

ETH(イーサリアム)の1週間のパフォーマンス

5分足のチャートで1週間の値動きを見ていきます。

ETH(イーサリアム)の日本円ベースでの価格チャートになります。先週までは米国ドルベースでチャートを見ていましたが、今週から日本円ベースに変更しています。

画像:著者作成
日付曜日上昇率
7/18+18.19%
7/19-2,40%
7/20-1.28%
7/21+2.45%
7/22-3.05%
7/23+0.90%
7/24+3.23%
1週間+17.82%

ETH(イーサリアム)の1週間の動きを日々の上昇率で見ていきます。

7月3週目(W29)の7/18(月)~7/24(日)の今週も、先週に引き続き「+17.82%」と大きく上昇しています。

先週(W28)は、14.60%の上昇となっていたため、2週続けての10%以上の上昇となっています。

先週はThe Mergeに関する具体的にあ日程が発表され、期待感およびイーサリアムはこれまで他の通貨に比べても大きく下落していたため、その反発も加わり大きく上昇しました。

今週も月曜日に先週の流れをそのままに大きく上昇、火曜日以降は比較的落ち着いた値動きになっています。

「The Merge」についての報道

先週や7/18(月)に大きく上昇した理由は、「The Merge」に関する報道が7/15(金)にあったためと考えられます。

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のコンセンサスアルゴリズムをプルーフ・オブ・ステーク(PoS)へ移行する「The Merge(マージ)」の実施予定日が22年9月19日に設定された。

マージ(Merge)は英語で「統合」を意味しており、The Mergeでは、ユーザーが現在利用している旧イーサリアム(メインネット)と「ビーコンチェーン」と呼ばれる新しいチェーンを「統合」することにより、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)へのアップグレードが完了する。

引用元:COINPOST ~ イーサリアム開発者、「マージ」実施目標を9月に設置~ , 2022年7月15日投稿記事

「The Merge」は非常に注目度が高いイベントです。その日程計画が設定されたと報道されたことを受けて、ETH(イーサリアム)は土曜日にかけて上昇したと考えられます。

米国経済指標との相関

今週は、米国金融市場で影響度が大きい経済指標の発表はありませんでした。

しかし米国企業の決算シーズンに入っており、テクノロジー企業の決算も続々と始まっています。

特に7/25(月)の週は、アップル・マイクロソフト・アルファベットなど米国3大ハイテク企業の決算を控えており、その内容によってはイーサリアムも多少の影響を受ける可能性もあります。

主要企業の決算の日程は、以下のとおりです。

  • 日本時間7/27(水)早朝
    ・アルファベット(グーグル):GOOGL,GOOG
    ・マイクロソフト:MSFT
  • 日本時間7/30(金)早朝
    ・アップル:AAPL
    ・アマゾン:AMZN

特に、サービス中心のビジネスを展開するアルファベット・マイクロソフト、最も時価総額が高い企業であるアップルの影響度は比較的大きく、株式市場や金融市場への影響は避けれません。

金融市場へ影響が出た場合、イーサリアムも何らかの影響を受ける可能性がありますので、注目の決算となります。

次週の記事で、その内容はチェックしていきたいと思います。

ETH(イーサリアム)の年初来のチャート

続いて、ETH(イーサリアム)とBTC(ビットコイン)の2022年の年初来のチャートを見てみます。

画像:著者作成
7/17
時点の
下落率
7/24
時点の
下落率
ETH
イーサリアム
-61.41%-50.48%
BTC
ビットコイン
-53.42%-43.58%

2022年7月25日時点のチャートになります。

7/17時点では、ETH(イーサリアム)は年初来で60%以上下落していましたが、今週(W29)は大きく上昇したため、年初来で50%付近まで回復してきました。

W28,W29(7/11〜7/24)と大きく上昇してきたので、そろそろ一段落しそうな気もしますが、これからも下落分をどんどん無くしていってほしいところです。

ちなみに長期投資を前提にETH(イーサリアム)での資産運用を考えている方は、逆に価格が下がっている今を好機と捉えることもできます。

イーサリアムを購入する際は、bitFlyerコインチェックがおすすめです。その理由は、以下の記事で解説しているので、興味がある方はご覧ください。

>>「コインチェックではイーサリアムを買えない?安く買う方法を解説

イーサリアムとビットコインの比較(2022年W29)

続いて、今週(W29)のETH:イーサリアムとBTC:ビットコインを比較します。

早速ですが、1週間のチャートで比較してみましょう。

画像:著者作成

青がイーサリアム。赤がビットコインです。

日々の上昇率は、以下の表に正しい数値を記載しています。

日付曜日ETH
イーサリアム
上昇率
BTC
ビットコイン
上昇率
7/18+18.19%+7.91%
7/19-2,40%+4.19%
7/20-1.28%-0.54%
7/21+2.45%-1.29%
7/22-3.05%-2.64%
7/23+0.90%-1.04%
7/24+3.23%+0.78%
1週間+17.82%+7.12%

ETH(イーサリアム)とBTC(ビットコイン)の1週間のチャートを比較すると、瞬間的には別々の動きをとっているようにも見えますが、1週間全体で見ると、おおよその大きな傾向は似たような動きになっていることが分かります。

ただETH(イーサリアム)の方が、上昇率も下落率も大きく、今週は特にイーサリアム特有のニュースも重なり、ETH(イーサリアム)の方が大きく価格が上昇した結果となっています。

やはりETH(イーサリアム)は、The Mergeといったイーサリアム特有のイベントがあったためと考えられます。

ETH(イーサリアム)と米国市場の比較(W29)

ETH(イーサリアム)と、米国市場(S&P500など)を比較してみます。

イーサリアムとS&P500の比較

まずは、米国市場の代表指数である「S&P500」と比較します。

日付曜日ETH
イーサリアム
上昇率
米国株
S&P500
上昇率
7/18+18.19%-0.84%
7/19-2,40%+2.76%
7/20-1.28%+0.59%
7/21+2.45%+0.99%
7/22-3.05%-0.93%
7/23+0.90%
7/24+3.23%
1週間+17.82%+2.55%

S&P500は、ETH(イーサリアム)に比べて、比較的落ち着いた値動きになっています。

またS&P500が上昇/下落している日に、ETH(イーサリアム)も同じように上昇/下落しているとは限りません。

つまり、ETH(イーサリアム)は必ずしも米国株式市場とは連動しているわけではないと考えられます。もちろん、金融市場全体に大きな出来事があれば、ETH(イーサリアム)も例外なく影響を受けます。

ETH(イーサリアム)は、株式市場(金融市場)の影響を受ける時もあれば、受けない時もあるという印象です。

恐怖指数・米国10年債利回りとの比較

続いて、米国株式市場を見る際に欠かせない「恐怖指数」「米国10年債利回り」と、ETH(イーサリアム)を比較してみます。

米国株式市場の代表指数であるS&P500の場合、特に米国10年債利回りとの高い連動性が見られますが、ETH(イーサリアム)はそこまで連動もしていないように見えます。

7/22~7/23にかけて、米国10年債利回りが下落した際は、反対にETH(イーサリアム)の価格も上昇していますが、その他の場面では、米国10年最利回りとの連動はあまりみられません。

一般的に、株式などのリスク商品は、10年債利回りが瞬間的に大きく上昇すると下落。反対に、10年最利回りが瞬間的に大きく下落すれば、上昇するような傾向が見られます。

ETH(イーサリアム)はいまのところ、S&P500やこれら金融市場の数字との連動性は低い印象です。

(参考)イーサリアムをこれから購入する方へ

イーサリアムは年初来で見ると、「約61%」も下落しています。

長期的にみると成長が期待されているので、長期投資を検討している方は現在は購入するチャンスと捉えることもできます。(人それぞれの考え方によりますが。)

イーサリアムを買うには口座開設が必要

株なども同じく、ビットコインやイーサリアムといった暗号資産(仮想通貨)を購入する場合、暗号資産取引所の口座を開設する必要があります。

暗号資産取引所は、国内・国外に様々な取引所がありますが、初心者の方は国内の取引所を利用することをおすすめします。

国内の取引所も様々ありますが、コインチェックビットフライヤー(bitFlyer)のどちらかの会社を利用するのがおすすめです。

イーサリアムには「bitFlyer」がおすすめの理由

理由は、以下の通りです。

  • セキュリティがしっかり対策されている
  • 少額から取引が可能
  • つみたて購入が可能
  • 初心者にも利用しやすいアプリ設計
  • スマホだけで口座開設などが可能
  • ビットコイン・イーサリアムを購入可能
  • イーサリアムを手数料の安い取引所で売買可能

ビットフライヤー(bitFlyer)だと、1円からビットコインやイーサリアムの購入が可能です。

さらに手数料が安い取引所でイーサリアムを売買することが可能です。

また初心者の方にも扱いやすいスマホアプリでの売買、もちろんPCでも売買可能であり、とにかく初心者にも優しいのがビットフライヤー(bitFlyer)です。

これから暗号資産(仮想通貨)を購入する方は、1円からイーサリアムを購入してみて、様子を見るのもアリだと思います。

イーサリアムを長期で持つための買う方法「つみたて購入」

イーサリアムは、出来るだけ長期投資することをおすすめします。

長期投資した方が良い理由は、先ほどの価格チャートのように、長期的にみると大きく成長している可能性が高くなるためです。

一方で、短期的には価格変動が大きく、予測困難な価格変動となるため、損をする可能性も高まってしまいます。

そのリスクを承知の上で、短期売買するのは自由ですが、時間軸を長く取ることで、短期的に上下動を繰り返しながらも徐々に上昇していく、イーサリアムの成長の恩恵を受けることができます。

必ず利用するべき買う方法「ビットフライヤー かんたん積立」

イーサリアムは株式市場などに比べると、まだ規模が小さいためどうしても価格変動が大きくなってしまいます。

なので、長期投資が重要と紹介しましたが、「つみたて購入」することでリスクを抑えることもできます。

ビットフライヤー(bitFlyer)では、「bitFlyer かんたん積立」という非常に便利な自動積立購入サービスが展開されています。

このような暗号資産(仮想通貨)を自動でつみたて購入してくれるサービスは、コインチェックでも「Coincheck つみたて」というサービスが展開されています。

しかし、つみたて購入する場合は、断然ビットフライヤー(bitFlyer)をおすすめします。

理由は、最低1円から可能で、また毎日・毎週・毎月など購入頻度の設定の自由度が高く、自分の好みで、自分のペースでイーサリアムを購入できるからです。

毎日1円や毎月100円 イーサリアムを買う

ビットフライヤー(bitFlyer)の「bitFlyer かんたん積立」では、イーサリアムを毎月1円分買うことも可能です。

毎月100円、毎日10円、毎日1円など少額が可能、もちろん毎月1万円、毎日1000円なども可能。

これからイーサリアムなどの暗号資産にもチャレンジしてみたい方は、ビットフライヤー(bitFlyer)の「bitFlyer かんたん積立」で1円分イーサリアムを買ってみて、勉強してみる・当分様子を見てみるなどもおすすめです。

とにかく、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産は、長期投資前提とし、つみたて購入でリスクを少し抑えて、良い精神状態を保って運用することが重要です。

まとめ

2022年7月の第3週目のETH(イーサリアム)は、日本円ベースで「17.82%の上昇」となりました。

7/11~7/24の2週で、大きく上昇しましたが、年初来で見ると、まだ約50%近くの下落となっており、まだまだ価格は低くなっている状況です。

考え方によっては、長期投資を前提としている方にとっては、今回の下落のタイミングはチャンスと捉えることができるかもしれません(但し、投資は自己責任でお願いいたします)。

またイーサリアムの価格が下落すると、イーサリアムで購入できるNFTアートや、ブロックチェーンゲーム内でのデジタルデータを安く手に入れることができるといったメリットもあります。

NFTアートでいえば、「VeVe」「Coincheck NFT」「OpenSea」で売買することが可能です。

またブロックチェーンゲームだと、実際のサッカーの試合の結果が反映され、自分で選手を集めていく「sorare」が有名です。

そういったデジタルデータやNFTアートが安く購入することができるので、これを機にETH(イーサリアム)を少し購入してみるのはいかがでしょうか。

>>「暗号資産のつみたて購入は「bitFlyer」がおすすめな理由

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