この記事では、2022年7月の第1週目にあたる、2022年W27(27週目)のETH(イーサリアム)の週間パフォーマンスを簡単に解説していきます。
筆者は、老後資金・生活資金の準備、また資産形成のために「米国株式(S&P500)」を中心に、資産運用している30歳のサラリーマンです。職業は、メーカーでの研究開発で、数字は日頃からよく見ており、分析もよく行います。
>>参考記事:「S&P500 週間パフォーマンス W27(2022年7月1週目)」
S&P500への投資だけだと、少し退屈なので「趣味の範囲で」暗号資産であるETH(イーサリアム)に投資しています。
そして、自分の勉強のためにETH(イーサリアム)について、気になったことや上昇率などをまとめいます。主に、米国株式市場との比較がメインになります。
ちなみに、チャート分析による将来の価格予測などはしません。
1週間の振り返りを行い、どのような経済イベントや社会情勢・金融状況によって、価格が変動しているのかを振り返る記事になります。
今週分からは、ETH:イーサリアム(日本円価格)のチャートも確認していきます。
おそらく、2-3分あれば十分読めるかと思います。
ETH(イーサリアム)の週間パフォーマンス(2022年7月 W27)

2022年7月4日(月)〜2022年7月11日(日)(W27)のETH(イーサリアム)の週間パフォーマンスを見ていきます。
ETH(イーサリアム)の1週間のパフォーマンス
15分足のチャートで1週間の値動きを見ていきます。ETH(イーサリアム)の米国ドルベースでの価格チャートになります。

日付 | 曜日 | 上昇率 |
---|---|---|
7/4 | 月 | +7.19% |
7/5 | 火 | -1.63% |
7/6 | 水 | +4.80% |
7/7 | 木 | +4.35% |
7/8 | 金 | -1.94% |
7/9 | 土 | +0.30% |
7/10 | 日 | -4.04% |
1週間 | +8.84% |
ETH(イーサリアム)の1週間の動きを見ると、
7/4(月)~7/11(日)の今週は、「+8.84%」と大きく上昇したことがわかります。
特に、7/4(月)、7/6(木)、7/7(金)の3日間は大きく上昇し、1週間のパフォーマンスへ貢献しています。
ちなみに、先週(W26)は、「-10.38%」と大きく下げており、その下落分は取り返せていません。
米国経済指標との相関
今週の米国株式市場は、重要ないくつかの経済指標が発表されました。
その内容を受けて、米国市場が反応する場面もあったので、各経済指標の発表とETH(イーサリアム)の価格を比較していきましょう。

各経済指標が発表されたタイミングと、ETH:イーサリアムのチャートを示しています。
7/6(火)23時に「ISM非製造業景況感」が発表されました。市場予想は上回り、まだ好景気と印象付けられました。その後、イーサリアムの価格は上昇しています。
次に、7/8(木)21時半に「6月 米雇用統計」が発表されました。こちらも市場予想を大きく上回り、好景気・インフレが意識されました。その後、恐怖指数と呼ばれる「VIX指数」は下落。7/9(金)はイーサリアムの価格は上昇しています。
最後に、ETH(イーサリアム)の1週間のチャートを見て気になるのが、グラフ中「③」のところで大きく下落している場面です。
様々調べてみましたが、特にこれといった理由はありませんでした。7/4(月)は米国市場が独立記念日のために球場であったため、その明けにあたる7/5(火)の夕方ごろに、不安定な金融市場が原因で一時的に価格が変動したと考えられます。
実際に、大きく下落したものの、その後すぐに上昇しています。
ETH(イーサリアム)の年初来のチャート

続いて、年初来のチャートを見てみます。

2022年7月12日時点のチャートになります。
チャートを見ると、ETH(イーサリアム)の年初来の価格は、71.56%も下落していることがわかります。
特に、4月以降の下落が大きく、なかなか厳しい状況が続いています。
しかし、長期投資を前提にETH(イーサリアム)での資産運用を考えている方は、逆に価格が下がっている今を好機と捉えることもできます。
イーサリアムを購入する際は、bitFlyerやコインチェックがおすすめです。その理由は、以下の記事で解説しているので、興味がある方はご覧ください。
>>「コインチェックではイーサリアムを買えない?安く買う方法を解説」
BTC(ビットコイン)も同じくチャートを載せていますが、こちらは「-58.46%」となっており、ETH(イーサリアム)よりも下落幅が小さいことがわかります。
しかしビットコインやイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)の価格変動幅は大きいのが特徴です。実際に、米国株の代表的な指数である「S&P500」は、年初来で約20%の下落に留まっています。
ビットコインですら、米国株式に比べると2倍以上、3倍近くの下落幅になっており、価格変動が大きいのが実感できます。
その分上昇する場面では、株式よりも何倍もの速度で上昇していくメリットもあります。
ETH(イーサリアム)と米国市場の比較(W27)

ETH(イーサリアム)と、米国市場(S&P500など)を比較してみます。
イーサリアムとS&P500の比較
まずは、米国市場の代表指数である「S&P500」と比較します。
日付 | 曜日 | ETH イーサリアム | 米国株 S&P500 |
---|---|---|---|
7/4 | 月 | +7.19% | (休場日) |
7/5 | 火 | -1.63% | +0.16% |
7/6 | 水 | +4.80% | +0.36% |
7/7 | 木 | +4.35% | +1.50% |
7/8 | 金 | -1.94% | -0.08% |
7/9 | 土 | +0.30% | ー |
7/10 | 日 | -4.04% | ー |
1週間 | +8.84% | +1.94% |
S&P500と比較すると、ETH(イーサリアム)はそれほど米国株の動きと連動しているわけではなさそうです。
7/6(水)は、ETH(イーサリアム)は大きく上昇していますが、S&P500はそれほど上昇していません。
7/8(金)は、S&P500はそれほど下落していませんが、ETH(イーサリアム)が2%近く下落しています。
ETH(イーサリアム)は株式と異なり、24時間価格が動いているので、傾向が異なるのはある意味当たり前かもしれませんが、今後も比較を続けていきたいと思います。
米国10年債利回りとイーサリアムの比較
(先ほど、米国経済指標との相関性確認で、解説したので今回は省略します)
イーサリアムとビットコインの比較(2022年W27)

イーサリアムとビットコインを比較します。早速ですが、1週間のチャートで比較してみましょう。

青がイーサリアム。赤がビットコインです。
2つを比較すると、下落や上昇するタイミングはほとんど変わらず、イーサリアムが上昇すれば、ビットコインも上昇。
下落も同じです。ただETH(イーサリアム)の方が、上昇や下落の幅はビットコインよりも大きくなっており、1週間のパフォーマンスでも、ETH(イーサリアム)の方が若干上昇率が大きくなっています。
日付 | 曜日 | ETH イーサリアム | BTC ビットコイン |
---|---|---|---|
7/4 | 月 | +7.19% | +4.77% |
7/5 | 火 | -1.63% | -0.29% |
7/6 | 水 | +4.80% | +1.93% |
7/7 | 木 | +4.35% | +5.22% |
7/8 | 金 | -1.94% | -0.15% |
7/9 | 土 | +0.30% | +0.01% |
7/10 | 日 | -4.04% | -3.40% |
1週間 | +8.84% | +8.08% |
ただ先週は、ETH(イーサリアム)が約10%の下落、BTC(ビットコイン)が約8%の下落だったので、ここ最近の2週間でみると、ETH(イーサリアム)もBTC(ビットコイン)も下落していることがわかります。
イーサリアムの日本円チャート(W27)

最後に、イーサリアムの日本円チャートを紹介します。
ここまで全て、イーサリアムの米国ドルベースの価格チャート(ETH/USD)を紹介してきました。
しかし、日本人である私たちがETH(イーサリアム)を購入する場合、日本円で購入することが多くなります。そこで、日本円のイーサリアムの価格チャートを見ておきましょう。

日付 | 曜日 | ETH イーサリアム (日本円) | ETH イーサリアム (米国ドル) |
---|---|---|---|
7/4 | 月 | +7.91% | +7.19% |
7/5 | 火 | -1.89% | -1.63% |
7/6 | 水 | +4.91% | +4.80% |
7/7 | 木 | +4.37% | +4.35% |
7/8 | 金 | -1.70% | -1.94% |
7/9 | 土 | +0.34% | +0.30% |
7/10 | 日 | -3.88% | -4.04% |
1週間 | +9.97% | +8.84% |
今週は為替の動きが比較的落ち着いていたこともあり、米国ドルベースの価格と、日本円ベースの価格でそこまで大きな差はありません。
若干の為替の影響を受けて、日本円ベースの価格の上昇率の方が大きくなっていますが、日々の上昇/下落率もほとんど同じ値となっています。
(参考)イーサリアムをこれから購入する方へ

イーサリアムは年初来で見ると、「約72%」も下落しています。
長期的にみると成長が期待されているので、長期投資を検討している方は現在は購入するチャンスと捉えることもできます。(人それぞれの考え方によりますが。)
イーサリアムを買うには口座開設が必要
株なども同じく、ビットコインやイーサリアムといった暗号資産(仮想通貨)を購入する場合、暗号資産取引所の口座を開設する必要があります。
暗号資産取引所は、国内・国外に様々な取引所がありますが、初心者の方は国内の取引所を利用することをおすすめします。
国内の取引所も様々ありますが、コインチェック・bitFlyerのどちらかの会社を利用するのがおすすめです。
コインチェック、bitFlyerがおすすめの理由
理由は、以下の通りです。
特に、bitFlyerだと、1円からビットコインやイーサリアムの購入が可能です。
初心者の方やこれから暗号資産(仮想通貨)を購入する方は、1円からイーサリアムを購入してみて、様子を見るのもアリだと思います。
そんなbitFlyerは、イーサリアムを購入する際は、特におすすめの取引所になります。
なぜイーサリアムの購入には、bitFlyerがおすすめなのか?
イーサリアムを購入したい場合、間違いなくbitFlyerがおすすめです。
理由は、手数料を低く抑えた上で、イーサリアムを購入できるためです。
もちろん、コインチェックでもイーサリアムを購入できますが、bitFlyerの方がより手数料が低く購入することができます。
詳しくは、以下の記事をご確認ください。
>>「暗号資産のつみたて購入は「bitFlyer」がおすすめな理由」
>>「ビットフライヤーの口座開設」
まとめ
2022年7月の第1週目のETH(イーサリアム)は、米国ドルベースで「8.84%の上昇」となりました。
しかし、年初来で見ると、まだ約70%近くの下落となっており、まだまだ価格は低くなっている状況です。
考え方によっては、長期投資を前提としている方にとっては、今回の下落のタイミングはチャンスと捉えることができるかもしれません(但し、投資は自己責任でお願いいたします)。
またイーサリアムの価格が下落すると、イーサリアムで購入できるNFTアートや、ブロックチェーンゲーム内でのデジタルデータを安く手に入れることができるといったメリットもあります。
NFTアートでいえば、「VeVe」「Coincheck NFT」「OpenSea」で売買することが可能です。
またブロックチェーンゲームだと、実際のサッカーの試合の結果が反映され、自分で選手を集めていく「sorare」が有名です。
そういったデジタルデータやNFTアートが安く購入することができるので、これを機にETH(イーサリアム)を少し購入してみるのはいかがでしょうか。
>>「暗号資産のつみたて購入は「bitFlyer」がおすすめな理由」