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VGT:バンガード・米国情報技術 ETFの銘柄・チャート・株価を分析。VOOとどっちがオススメか

米国株投資
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 この記事では、VGT:バンガード・米国情報技術セクター ETFの内容・株価・過去のチャート・銘柄を紹介します。

この記事でわかること
  • VGTのETF内容と銘柄情報
  • VGTの株価/過去のチャート
  • VGTとVOOの違い
  • VGTとVOOの簡単な比較

 VGTは、簡単に言うと、米国の情報技術に関する企業にまとめて投資できるETFです。

 情報技術に関する企業は、例えばアップルやマイクロソフトなどPCやPC部品メーカー、またビザやマスターカードなどのクレジットカードに代表されるデジタル金融サービスの企業になります。これらの企業にまとめて投資できるのが、VGT(情報技術セクターETF)になります。

 アップルのスマホやMacBook、マイクロソフトのWindows、Visaのクレジットカードなど日本の私たちにも身近なものとなっているサービスやモノですが、今後も新興国など含めて更なる普及や成長を続けていく可能性が高いと考えられています。

 先にチャートを見せますが、青はVGT、赤がVOO(S&P500)になります。やはりVGTはVOOよりも優秀であることが分かります。今回はこのVGTについて紹介していきます。

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バンガード・米国情報技術セクター ETF(VGT)とは?

 バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)とは、運用会社で有名な米バンガード社によって運用される米国ETFです。

 またVGTは、「MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックス」のパフォーマンスへの連動を目指しているETFであり、情報技術セクターの大型株、中型株、小型株に投資します。

情報技術セクターとは?

 情報技術セクターとは、3つの分野の企業から構成されています。

3つの分野 -情報技術セクター
  1. テクノロジー・ソフトウェアおよびサービス ーマイクロソフト、ビザなど
  2. テクノロジー・ハードウェアおよび機器 ーアップルなど
  3. 半導体および半導体製造機器 ーエヌビディア、インテルなど

 冒頭でも説明した通り、代表的な企業でいうと、アップル・マイクロソフト・ビザ・マスターカード・エヌビディア・アドビなどが挙げられます。

MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックスとは?

 VGTが連動を目指している「MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックス」ですが、運営元のMSCIのサイトを見ると、以下のように記載されています。

MSCI記載の内容

 「MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックスは、情報技術は、大、中、小の上限を捉えるように設計されています。

 インデックス内のすべての証券は、次のように情報技術セクターに分類されます。

 簡単に、MSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア25/50インデックス指数の情報をまとめておきます。表中※1は、2021年5月31日時点の情報

米国ETF対象地域/セクター銘柄数
MSCI USインベスタブル・
マーケット・情報技術
25/50インデックス
VGT米国・情報技術約350
(※1)
S&P500指数VOO米国・全セクター約500

 構成銘柄数を見ると、S&P500と大きく変わらない約350銘柄となっており、かなり分散されていることが分かります。

VGTのETF情報

 VHTのETFの情報を以下の表にまとめておきます(2021年6月17日時点の情報)

項目VGT(比較用)VOO
名称バンガード・米国情報技術
セクターETF
バンガード・S&P500 ETF
運営会社米バンガード社米バンガード社
設定年2004年1月2010年9月
インデックス指数MSCI USインベスタブル・
マーケット・情報技術
25/50インデックス
S&P500指数
構成銘柄数350社500社
構成銘柄
セクター
米国・情報技術
セクター
米国・全セクター
経費率0.10%0.03%
運用総額約430億米ドル約2200億米ドル
配当利回り0.52%1.38%
1年騰落率41.09%37.58%
5年騰落率277.17%120.60%
基準価格
(最低購入金額)
$391.04$389.77

 VGTのETFの情報をまとめました。比較用にVOO(S&P500 ETF)の情報も記載してます。

 VGTはVOOに比べると、運用総額は低いため経費率は高く、配当利回りも低くなっています。経費率は高いといっても、0.10%/年なので十分安い分類に入ります。なのでVOOとの差は無視しても問題ありません。

 しかし騰落率(成長率)は、過去1年間・5年間のいずれもVOOよりもVGTの方が高くなっています。5年よりもっと長い期間で比較した際の結果は、後ほど説明いたします。

VGT の経費率(コスト)

 VGTの経費率は、先ほども述べましたが、0.10%です。0.10%は、バンガード社が出すETFであるETFの中でもかなり安い分類に入るので、VGTの運用コスト(経費率)は、十分安いと言えるでしょう。

 なので、中長期で投資する場合でも問題なく利用することができます。

VGTの構成銘柄を分析

 ここでは上位銘柄の紹介セクター別分析VTI/VOO/VGTとの比較の3項目で分析していきます。

VGTの上位10銘柄を分析

 ※2021年6月25日時点のデータです。

No.企業名ティッカー
シンボル
構成割合
1AppleAAPL20.17%
2Microsoft MSFT16.34%
3NVIDIA NVDA3.35%
4VisaV3.33%
5MastercardMA3.07%
6PaypalPYPL2.63%
7AdodeADBE2.20%
8IntelINT2.13%
9Cisco SystemCSCO1.94%
10Salesforce.comCRM1.89%
上位2銘柄の占める割合約36%
上位10銘柄の占める割合約57%

 構成銘柄1位はアップル、2位はマイクロソフトとなっており、この2銘柄だけで約36%も占めるETFとなっています。いまやほとんどのPCが、どちらかの企業が絡んだ製品になっていると思います。

 3位は半導体メーカーであるエヌビディアとなっています。それ以降、半導体メーカーやデジタル金融企業が続いており、上位10銘柄で約57%を占めています。

 全構成銘柄数は、約350なので、残り340銘柄で43%を構成していることになります。

 また言うまでもありませんが、これら情報技術企業が生み出す製品は、ここ数年間で急激に私たちの生活に取り込まれ、今や不可欠な製品となりました。新興国や発展途上国の人口増加に伴って、需要さらに大きくなり、今後も更なる成長が期待されているセクターになります。

VGTのセクター別割合

 ※同じく、2021年6月25日時点のデータです。

No.セクター構成割合%代表銘柄
1ソフトウェア&ITサービス49.41%マイクロソフト、ビザ
2コンピューター、スマホ22.06%アップル
3半導体、半導体製造18.27%エヌビディア、インテル
4その他
(4~10位合計)
10.26%

 先ほど、情報技術セクターとは3つの分野から構成されていると紹介しましたが、VGTのセクター別割合を見ると、ご紹介した通り、上位3つを中心に構成されていることが分かります。

 ここ数年は、アップルやマイクロソフトの成長が著しかったですが、今後5Gで半導体企業が伸びていく可能性が高いです。

 つまりVGTは、アップルやマイクロソフト以外にも成長セクターが含まれており、今後も更なる成長が期待できると考えられます。

VHTと、他セクターとの比較

 2021/6/25時点 セクター1年リターン5年リターン
VHTヘルスケア26.70%103.21%
VTI全米株式40.09%121.69%
VOOS&P50036.59%119.21%
VGT情報技術42.02%274.35%

 情報技術セクター(VGT)と、VTI(全米)/VOO(S&P500)/VHT(ヘルスケア)の3つのリターンを比較しています。

 この値を見ると、VGTは最もリターンが高い結果となっており、他セクターと比べても優れたETFと考えることができます。

 続いて、もう少し長期でのチャートを確認してみましょう。

VHTのチャートを分析

 ※スマホ等からご覧の方で、上のチャートを確認できない方は、以下の図をご確認ください。

 青がVGTオレンジがS&P500指数(VOO)になります。VGTが登場した2004年以降から2021年6月までのチャートとなります。

 過去17年間で、VGTはS&P500指数の約3倍近くまで高く成長していることが分かります。長期になると、先ほど紹介した1年や5年間の差以上に、差が大きくなっています。VGTは長期で見ても着実に成長を重ねてきているということが分かります。

VGTの高い成長率の要因
  • スマホが1人1台以上の数で急速に普及
  • PCも家庭に1台程度であったが、1人1台以上の数に普及
  • クレジットカードの普及
  • スマホやPC以外の家電や機械にも情報処理機能が追加

 これらの理由から、アップルなどの情報技術に関する企業が急速に成長していき、VGTの株価が上昇していると考えられます。

 今後はどうなっていくのでしょうか。個人的に意見を述べると、今後も情報技術セクターは高い成長を見せてくれると考えています。

 どんな家電やちょっとした機械にも情報処理能力が求められるようになり、そのために必要な半導体の需要が増え、さらにコロナをきっかけにキャッシュレス決済等のデジタル金融サービスの更なる普及などが要因で、情報技術セクターは今後も成長が期待できると考えています。

VGTの購入シミュレーション(VOOと比較)

 VGT(情報技術)とVOO(S&P500)を購入した際に、自分の資産がどのように推移していくのか、簡単にシミュレーションしてみます。

 あくまで過去のデータを使用し計算するので、今後の動きを予測するものではないことをご留意ください。

シミュレーションの条件
  • 期間:2005年1月〜2021年5月(約15.5年間)
  • 初期費用$10,000(約100万円)を一括投資し、その後放置
  • 分配金は再投資するものとする

 以下が、シミュレーション結果になります。縦軸が資産総額、横軸が時間(年)になります。

2005年1月2021年5月ベスト年ワースト年最大下落率ソリティレシオ
VGT$10,000$91,32761.89%-42.81%-50.58%1.21
VOO$10,000$47,99532.31%-36.91%-50.80%0.95

 シミュレーションの結果を、上に各数値の表・下にチャートグラフを記載しています。

 最初投資した$10,000は、VGTは$91,327、VOOは$47,995となり、最終的にVGT>VOOとなりました。最もパフォーマンスが良かった年の成長率である「ベスト年」も、VGTの方が2倍近く高く、成長率は過去15.5年間で見ると、VGTの方が圧倒的に良いです。

 成長率だけでなく、下落リスクに関しても比較します。

 最もパフォーマンスが悪かった年の下落率「ワースト年」は、VGTが-42.81%、VOOが-36.91%と、VGTの方が悪くなっています。下落する際は、VGTの方が大きく下げやすい傾向になるということになります。

 しかし、ワースト年は6%程度VGTが悪いですが、ベスト年は30%近くVGTの方が高く、下落リスクと成長率の比率をとった「ソリティレシオ」を見ても、VGTの方が値が高く、多少下落リスクは高いですが大きく成長が期待できるのがVGTと言えるでしょう。

ソリティレシオとは

 表内の「ソリティレシオ」に関してですが、ソリティレシオは下落リスクに対するリターンを示す数値で、分母に下落リスク、分子にリターンを入力し、算出されます。

 つまり、下落リスクが小さい or 成長率が高いと値が大きくなり、下落リスクが大きい or 成長率が小さいと値が低くなります。

 今回VGTとVOOを比較すると、VGTはVOOよりも下落リスクは多少大きいですが、VGTはVOOよりも成長率がかなり高いので、ソリティレシオの値もVGTの方が大きくなっています。

VGT vs VHT(ヘルスケア)/VOO(S&P500)

 VGT(情報技術)と、VHT(ヘルスケアセクター)の比較を別記事で行っているので、気になる方はご覧ください。

 VGT,VHT,VOOを同時に比較しており、この記事で取り上げた内容よりも色々なシチュエーションで比較しています。

まとめ

 この記事では、「バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)」についてご紹介しました。

 構成銘柄としては、PC・半導体・デジタル金融関連の大企業から成長企業まで幅広く分散されたETFとなっています。

 簡単にシミュレーションした結果、VGTは、過去15年間のシミュレーションから、S&P500よりもリスクは大きいが、リターンはS&P500よりも大きく、優れた銘柄と考えることができます。

 情報技術セクターは、今後も私たちの生活に欠かせない製品を送り出すことで社会を成長させ、それを期待されている分野であり、更なる成長が期待できます。

 またその他の米国株式(個別銘柄やETF)の情報を得たい方は、モトリーフールから得られる情報をもとに分析するか、以下の記事では、全世界に投資すべきか、全米に投資すべきかを検討しているのでご確認ください。

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