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投資信託

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コストを解説【2022年】

この記事では、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の実質コストについて紹介します。

投資信託は、最小100円から購入でき自動で運用してくれるので非常に便利ですが、「運用コスト」が必要となります。

「運用コスト」は、証券会社や運用会社のホームページなどに「信託報酬」として記載されているのですが、実際のコストは信託報酬とイコールにはなりません。

信託報酬の他にその他諸々を含めたのが、投資信託の「実質コスト」になります。

2021年4月〜2022年4月の1年間の運用実績から、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の「実質コスト」が報告されましたので、内容を解説していきます。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの実質コストも解説してますので、よければご覧ください

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【結論】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コストは「0.112%」

先に結論を述べると、

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の最新の実質コストは、「0.112%/年」となりました。

最近、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の2021年4月27日〜2022年4月25日(第4期決算)の運用報告書が発表されました。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コストは以下の通りです。

運用期間実質コスト
第1期0.23%
第2期0.15%
第3期0.12%
第4期:最新
(2021/4~2022/4)
0.112%
信託報酬0.0968%

一般的に、投資信託のコストは、証券会社や運用会社のホームページなどに「信託報酬」が相当します。しかし、実際は信託報酬以外にも諸々必要なので、若干高くなります。それが実質コストになります。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の最新の実質コストは「0.112%」であり、「信託報酬 + 約0.015%」となっています。

後ほど詳しく解説します。

そもそもeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは?

そもそもeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)について、もう少し詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

銘柄・チャート・メリット・デメリット・仕組み・内容などを詳しく紹介しています。

>>「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) の銘柄・チャート・メリット・デメリット・内容を紹介

運用報告書から実質コストを解説(2022年4月度)

では最近のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用報告書の中身を詳しくみていきましょう。

運用報告書は、三菱UFJ国際投信のホームページに公開されています(下の画像の通り)。

①の「運用報告書」は、詳しい内容まで含んだ報告書です。

②の交付運用報告書は、SBI証券や楽天証券などの各証券会社の中でも公開されている報告書になっており、一部の内容は省略された簡単でみやすい報告書になっています。

今回は、①と②の両方を確認の上で、実質コストを紹介していきます。

運用報告書から実質コストを確認する

早速ですが、実質コストを見ていきます。

運用報告書に「1万口あたりの費用明細」が記載されています。手数料などどれだけかかったかを具体的な数字を報告してくれています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の最新の手数料は、以下の通りです。

項目金額比率
1. 信託報酬17円0.097%
(0.0968%)
2. 売買委託手数料0円0.004%
3. 有価証券取引税1円0.000%
4. その他費用2円0.011%
5. 合計
(実質コスト)
20円0.112%

表をみると、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を購入すると、全ての手数料を合わせて「0.112%」かかっていることがわかります。

この「0.112%」がeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の「実質コスト」になります。

具体的な金額で言うと、

この手数料が算出された2021年4月27日〜2022年4月25日の約1年間の平均基準価格は、「17542円」なので、

17542円 × 0.112% = 19.647円 =20円

この20円が、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を購入した際にかかる手数料になります。

つまり、私たちがeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を「17542円分」購入したとすると、このうち20円は手数料で取られますが、残りの「17542-20=17522円分」が運用されることになります。

たった20円、されど20円、考え方や捉え方は人それぞれですが、少なくともeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、国内の投資信託の中ではトップクラスに安い手数料になっています。

カタログに記載の手数料「信託報酬」との差

投資信託の手数料は、一般的に実質コストではなく、「信託報酬」が記載されます。

実際に、SBI証券でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のページを見ると、信託報酬は「0.0968%以内」と記載されています。

この信託報酬とは、手数料の一部にしかすぎません。

項目金額比率
1. 信託報酬17円0.097%
(0.0968%)
2. 売買委託手数料0円0.004%
3. 有価証券取引税1円0.000%
4. その他費用2円0.011%
5. 合計
(実質コスト)
20円0.112%
2+3+43円0.015%

先ほどの表をもう一度見てみると、信託報酬以外にも3つの手数料(2+3+4)がかかっています(2. 売買委託手数料は0円ですが)。

この「2.売買委託手数料+3.有価証券取引税+4.その他費用」は、実際に運用してみないとわからないところでもあるので、商品ページに具体的な数字は記載されておらず、よく「隠れコスト」とも呼ばれます。

つまりeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用コストは、

信託報酬:0.0968%(0.097%) + 隠れコスト:0.015% = 0.112%

となります。

証券会社等に記載されている信託報酬だけでなく、実際に運用してみてかかるコストもあるので、注意しましょう。

eMAXIS Slim米国株式 vs SBI・V・S&P500

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コストが0.112%とわかりました。

同じS&P500で運用できる人気の投資信託は、もう一つあります。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドです。

どちらの方が実質コストが安いのでしょうか?

eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
SBI・V・S&P500
信託報酬0.0968%0.0938%
実質コスト0.112%0.110%

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの実質コストも運用報告書で確認しています。

2つを比較すると、ほとんど同じですが、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの方が若干だけ実質コストが安いことがわかります。

安いと言っても、「0.002%」です。仮に100万円運用していたら、20円だけSBI・V・S&P500インデックス・ファンドの方が実質コストが安いことになります。

またまた、たかが20円、されど20円ですが、ほとんど差はないと言っても問題ないレベルです。

ちなみにSBI・V・S&P500の方は、SBI証券やマネックス証券で購入できますが、楽天証券では購入できません。もし楽天証券や他の証券会社でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)で運用しているのであれば、そのままで問題ないレベルと言えます。

私はSBI証券・マネックス証券がメイン口座なので、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドもeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も両方利用しています。

>>関連記事:「SBI・V・S&P500を分析。eMAXISと比較

eMAXIS Slim 米国株式を買うときのおすすめ

今回紹介したeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)で資産を運用する場合、0.112%/年の実質コストがかかることがわかりました。

実際の購入は、SBI証券・楽天証券・マネックス証券などが多いかと思いますが、

その中でも、三井住友カード(NL)をSBI証券に連動させて、投資信託をカード決済にて購入すると、カード決済した金額の0.5%~1.0%がポイント還元されるといった大きなメリットがあります。

0.5%~1.0%のポイント還元なので、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の数年分の実質コストをポイント還元として受けることができます。

三井住友カード(NL)は、「スタンダードカード(年会費無料)」と「ゴールドカード(年会費5,500円)の主に2つがあります。

スタンダードカードゴールドカード
年会費0円5,500円
SBI証券での還元率0.5%1.0%

2つでSBI証券での還元率は異なりますが、無料のカードでも0.5%が還元されるため十分お得なシステムとなっています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を活用し、これから資産運用を検討している方は、必ず三井住友カード(NL)を利用し投資することをおすすめいたします。

三井住友カード(NL)で投資信託へ投資しよう /

まとめ

この記事では、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コストを解説しました。

2021年4月27日〜2022年4月25日の報告書が発表され、実質コストは「0.112%」となりました。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの実質コストも解説してますので、よければご覧ください

さらに実際のコストを少しでも下げたい方は、SBI証券×三井住友カード(NL)の組み合わせを利用することで、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の購入金額の0.5~1.0%をポイント還元を受けることが出来ます。

三井住友カード(NL)は、スタバやマクドナルドなど普段使いでも非常に活躍するクレジットカードなので、まだお持ちでなければこれを機に検討してみてはいかがでしょうか。

気になる方は、以下の記事で詳しく解説しているので、よければご覧ください。

>>「【2022年】SBI証券クレカ積立を徹底解説!

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