近年資産としても人気が高まっている「仮想通貨(暗号資産)」ですが、これから仮想通貨を始めようと考えている方の中には、以下のような悩みを持っている方も多いかと思います。
そこでこの記事では、仮想通貨の取引を始めるための「取引所」に関して、代表的な数社を比較します。その中で人気のおすすめ取引所(口座)を紹介いたします。
【結論】おすすめ仮想通貨口座(取引所) 3選

先に結論を述べると、
おすすめ取引所(口座)は「コインチェック(Coincheck)」と「ビットフライヤー(bitFlyer)」になります。2社に加えて、仮想通貨のレバレッジ取引を行いたい場合は「DMM Bitcoin」がおすすめです。
取引所名称 | スマホ取引 (販売所) | スマホ取引 (取引所) | スマホ つみたて購入 | 他サービス | |
---|---|---|---|---|---|
1 | コインチェック (Coincheck) | ○ (16銘柄) | × (5銘柄) ※ | ○ (15銘柄) | 貸仮想通貨 CoincheckNFT 500円から投資可能 |
2 | ビットフライヤー (bitFlyer) | ○ (15銘柄) | ○ (6銘柄) | ○ (15銘柄) | Tポイント連携 bitFlyerクレカ 1円から投資可能 |
3 | DMM Bitcoin | ○ (12銘柄) | × | × | レバレッジ取引 |
第1位:コインチェック(Coincheck)〜仮想通貨からNFT売買まで万能〜
コインチェック(Coincheck)は、取引所の中で最大級となる17種類もの仮想通貨に対応しており、国内だとコインチェックでしか購入できない仮想通貨もいくつかあるのが特徴です。
No. | 代表的な通貨 | 販売所 | 取引所 | レバレッジ |
---|---|---|---|---|
1 | ビットコイン | ○ | ◯ | × |
2 | イーサリアム | ○ | × | × |
3 | リップル | ○ | × | × |
4 | ビットコインキャッシュ | ○ | × | × |
5 | イーサリアムクラシック | ○ | × | × |
6 | リスク | ○ | × | × |
7 | ファクトム | ○ | × | × |
8 | リップル | ○ | × | × |
9 | ネム | ○ | × | × |
10 | ライトコイン | ○ | × | × |
11 | モナコイン | ○ | × | × |
12 | ステラルーメン | ○ | × | × |
13 | クアンタム | ○ | × | × |
14 | ベーシック クアテンショントークン | ○ | × | × |
15 | アイオーエスティー | ○ | × | × |
16 | エンジンコイン | ○ | × | × |
17 | オーエムジー | ○ | × | × |
コインチェックがおすすめの理由
おすすめ取引所にコインチェックを挙げる理由はいくつかあります。

またセキュリティ面に関して、実はコインチェックは2018年に一度ハッキングされています。
しかしその後東証一部上場のマネックスグループ傘下に入り、複数の企業と連携して安全性の確保に取り組んだことで、現在は取引所の中で最もセキュリティ面で安心感がある取引所となっています。
つまり現在はセキュリティ面が気になる方でもコインチェックだと安心して仮想通貨の取引を行うことが可能です。
Coincheck NFT
他にもコインチェックは、仮想通貨の売買以外のサービスも充実しています。

特に注目なのが「Coincheck NFT」です。最近話題のNFTアートなどのNFT取引をコインチェックで行うことが可能です。

Coincheck NFTでは、ユーザー間で仮想通貨でNFTアートを購入/売却することが可能です。
つまり仮想通貨の売買からいずれはNFT取引も行ってみたいと考えている方は、コインチェックで口座開設しておくことをおすすめします。
\ ビットコインアプリ 国内ダウンロード数 3年連続NO.1 /
第2位:ビットフライヤー(bitFlyer)〜少額投資やクレカなど便利度が高い〜

bitFlyerは15種類もの仮想通貨に対応しており、ビットコインに関しては国内での取引量が6年連続No.1(※)と実績も豊富な大手企業です。2021年12月からは、松本人志さんが広告キャラクターに起用されたこともあり、ますます世間の身近な存在になりそうです。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
No. | 代表的な通貨 | 販売所 | 取引所 | レバレッジ |
---|---|---|---|---|
1 | ビットコイン | ○ | ◯ | ○ |
2 | イーサリアム | ○ | ○ | × |
3 | リップル | ○ | ○ | × |
4 | ビットコインキャッシュ | ○ | ○ | × |
5 | イーサリアムクラシック | ○ | × | × |
6 | リスク | ○ | × | × |
7 | ネム | ○ | × | × |
8 | ライトコイン | ○ | × | × |
9 | モナコイン | ○ | ○ | × |
10 | ステラルーメン | ○ | ○ | × |
11 | バット | ○ | × | × |
12 | テゾス | ○ | × | × |
13 | ポルカドット | ○ | × | × |
14 | チェーンリンク | ○ | × | × |
15 | シンボル | ○ | × | × |
ビットフライヤーがおすすめ取引所である理由

ビットフライヤーがおすすめの理由は、国内でのビットコインの取引量が6年連続No.1(※)と顧客に選ばれ続けている点です。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
他にも各種手数料が無料だったり、セキュリティ面でも安心感が高い点も高評価につながっている点です。
また住信SBIネット銀行や三井住友銀行との相性が良く、入金手数料が無料です。既にSBI証券で株式投資を行なっている方にオススメです。
bitFlyerだけのサービス

ビットフライヤーでは、利用金額に沿ってビットコインが貯まるクレジットカードが発行されています。ビットフライヤーの口座とクレジットカードを連携させることで利用代金の0.5%~1.0%のビットコインが付与されます。ビットコインがポイントではないため、値上がりが期待できます。
またつみたて投資では1円から投資できたり、とにかく少額から投資したい場合、当サイトはビットフライヤーで仮想通貨の取引を開始することをおすすめします。
\ ビットコイン 国内取引量 6年連続NO.1 /
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
第3位:DMM bitcoin 〜レバレッジ取引〜

DMM Bitcoin は、取引手数料や出金手数料が無料です。つまりコストをなるべくかけずに取引できる取引所です。また仮想通貨のレバレッジ取引ができる点が最も大きな特徴になります。
取引ツールも非常に使いやすく、特にスマホでもパソコンと同等の機能を利用することが出来ます。
仮想通貨の取引では利益を出すためにはスピーディな売買が必要な場面もあるかと思います。なのでスマホアプリが充実しているのは大きなメリットです。
DMM bitcoinはセキュリティ面の管理にも力を入れており、レバレッジ取引ができる通貨数も多いことが最大の特徴です。仮想通貨のレバレッジ取引を行いたい方は、DMM Bitcoinを利用しましょう。
3社の比較まとめ
名称 | bitFlyer | Coincheck | DMM bitcoin |
取引可能 通貨数 | 15種類 | 17種類 | 12種類 |
入金手数料 | 0~330円 | 0~1018円 | 0円 |
出金手数料 | 220~770円 | 407円 | 0円 |
取引手数料 | 販売所:無料 取引所:0.01~0.15% | 無料 | 無料 |
最低購入 金額(円) | 1円〜 | 500円〜 | 200円〜 |
レバレッジ 取引 | ビットコインのみ 2倍まで可能 | ー | 多数の通貨で 2倍まで可能 |
スマホアプリ の特徴 | 投資初心者でも簡単に 利用可能 | 投資初心者でも簡単に 利用可能 | 投資初心者でも簡単に 利用可能 |
セキュリティ について | – | 信頼性・安全性 を常にモニタリ ング | – |
つみたて投資 | 1円から可能 | 月1万円から可能 | |
その他 | クレカ対応 | NFT取引可能 | 新規口座開設でもれ なく2000円プレゼ ント |
仮想通貨口座(取引所)の選び方 〜確認項目を整理〜

おすすめ3社を紹介しましたが、その他にも多数の取引所があります。その中から自分に合った取引所を選ぶために確認するべき項目を紹介します。
セキュリティ面
セキュリティ面は最も重要です。これから口座開設を行う方は、必ずセキュリティ対策がきちんと行われている企業の口座を利用しましょう。
安全対策が行われているかどうかの判断基準は、以下のような項目を確認しましょう。
- 大手企業が運営していること
- 金融庁にきちんと届け出を行い、承認されていること
- 二段階認証の採用していること
- コールドウォレットの採用していること
- SSL暗号化通信の導入していること
例えば、bitFlyerやCoincheckだとこれらの項目を全て満たしており、安全性の高い取引所と言えます。
各企業のHPには、必ず詳細なセキュリティ対策について記載があります。詳細まできちんと理解したい方や気になる方は各HPでご確認ください。
取り扱い通貨数
取り扱っている仮想通貨の種類は、各企業によって異なります。既に紹介した3社の取り扱い内容は以下のとおりです。
コインチェック | ビットフライヤー | DMM Bitcoin | |
---|---|---|---|
販売所 | 17種類 | 15種類 | 12種類 |
取引所 | 1種類 ビットコイン | 6種類 ビットコイン イーサリアム リップル ビットコインキャッシュ モナコイン ステラルーメン | ー |
レバレッジ | ー | 1種類 ビットコイン | 12種類 |
つみたて購入 | 15種類 | 15種類 | ー |
3社のどこでも10種類以上の通貨を扱っていますが、実際のところ初心者の方はビットコインかイーサリアムを購入することが多いと思います。
ビットコインやイーサリアムはほとんどの取引所で扱っているので、取り扱い通貨数はそれほど気にしなくても問題ないかと思います。
販売所と取引所
仮想通貨を購入する”場所”には「販売所」と「取引所」の2種類があり、どちらでも仮想通貨を購入することができます。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
取引相手 | 企業保有の 通貨を売買 | 個人同士で取引 |
売買数量 | 自由 | 売り注文と 買い注文次第 |
手数料 | 程々に発生 | 非常に安い |
メリット | いつでも好きな量を 売買できる | 手数料が安い |
デメリット | 手数料がかかる | 好きな量を売買 できるかは状況次第 |
「取引所」はとにかく手数料が安いですが、好きな金額をいつでも取引できるわけではないので注意が必要です。
一方で「販売所」は企業が保有している通貨を購入したり、売却したりするのでいつでも好きな量だけ売買することが可能ですが、手数料が少しかかってしまします。
具体的にどれぐらい手数料に違いがあるのかはこちらの記事をご確認ください。
つみたて購入が可能か?
仮想通貨は価格変動が大きい資産なので、「少額投資」「長期投資」が基本戦略になります。毎日数百円・毎月数千円をつみたて投資し、長期で運用することで仮想通貨業界の成長の恩恵を受けやすくなりますので、口座開設する際に「つみたて投資可能かどうか」は重要な項目になります。
コインチェック | ビットフライヤー | DMM Bitcoin | |
---|---|---|---|
つみたて投資 | 可能 | 可能 | 不可 |
つみたて最低金額 | 月1万円 (日333円) | 1円/日〜 | ー |
スマホ設定 | 可能 | 可能 | ー |
コインチェックとビットフライヤーはつみたて設定が可能です。より少額からの投資をしたい方はビットフライヤーの方が少額から投資が可能です。
スマホで口座開設から取引までが可能か?
仮想通貨の売買がスマホ(アプリ内)で行えるかもチェックしておきましょう。ブラウザでしか取引できない場合、スピーディに売買したい場合手間がかかるので、スマホメインで取引したい方は確認しておきましょう。
他サービスの充実度(NFT取引・レバレッジ・クレカなど)
仮想通貨の売買以外のサービスも各社力を入れてきています。
例えば、コインチェックだと「Coincheck NFT」内でNFTアートの売買が可能です。ビットフライヤーだと専用のbitFlyerクレカを用いて口座を連携させると利用金額に応じてビットコインを貯めることができます。またDMM Bitcoinだとレバレッジ取引に特化しているなど、各社特徴がありますので、仮想通貨の売買の内容だけで選べない場合は、他のサービスも確認しましょう。
初心者おすすめの仮想通貨銘柄2選

2021年は以下のようなニュース・出来事があり、仮想通貨の上昇相場を支えました。
米国企業の中心に仮想通貨(ビットコイン)を用いた決済サービスが急速に拡大しようとしています。
更にイーサリアムブロックチェーンを利用したNFTアート売買の急増もあり、ビットコインやイーサリアムの需要が年々着実に拡大しています。
このように今後も様々な業界で需要が拡大していき、価格も上昇していく可能性が高いと見られています。
おすすめ仮想通貨①:ビットコイン(BTC)
おすすめ第1位は、ビットコイン(BTC)です。最も有名な仮想通貨であり、最も時価総額が高く、取引量も多い通貨であるため、近年資産や決済サービスなどでも利用されています。
法定通貨である円や米ドルは、各国の中央銀行によって貨幣や紙幣が次々に発行されるため、通貨の価値が減少する可能性もありますが、ビットコインは設計上通貨枚数が上限2100万枚と決まっているため、価値が下がりにくく、資産として保有するのに優れていると考えられています。
先ほど紹介したとおり、決済手段としても採用が始めっており、特に新興国は自国通貨が米国ドルなどに比べて弱いため、仮想通貨を導入することで経済を刺激するなどの動きも出てきています。実際にエルサルバドルではビットコインを法定通貨に採用しています。
ビットコインは、今後もさらに需要拡大が見込めるのに加え、発行枚数に上限があることから、ビットコインの価格は今後も需要拡大に伴い成長していく可能性が高いと予想されています。これがおすすめ通貨である理由となります。
おすすめ仮想通貨②:イーサリアム(ETH)
おすすめ通貨第2位は、イーサリアム(ETH)です。ビットコインが資産価値に特化した通貨であるのに対し、イーサリアムはビットコインに続き有名な通貨であり、機能性が豊富で様々な分野で活用・需要拡大が進んでいる通貨です。
イーサリアム(ETH)は、「スマートコントラクト」というブロックチェーン上にプログラムを書き込むことで設定した内容を自動的に実行する機能を持っています。
スマートコントラクトの何が嬉しいのかと言うと、事前に決めた取引内容を自動的にブロックチェーン上で実行してくれるため、業務効率を格段に上げることができます。これは仮想通貨の売買記録だけに限らず、不動産取引などの他分野への応用も可能であるため、今後様々な分野で利用されていくことが期待されています。
実際に、NFTアートがこの1年話題となっており、NFTアートの売買システムはスマートコントラクトが使用され、売買には仮想通貨であるイーサリアムが使用されています。
イーサリアム上で様々な分野の業務が行われるようになると、自ずと仮想通貨イーサリアムの需要も拡大する可能性は非常に高く、今後も需要拡大が見込める通貨となっています。
仮想通貨に投資する際の注意点【初心者向け】

おすすめの国内取引所と仮想通貨を紹介しましたが、初めて売買する方は必ず注意点も確認しておきましょう。
基本的に仮想通貨は価格変動が株式に比べて大きい資産です。つまり大きく儲けることも可能ですが、大きく損を出す可能性も十分にあります。実際に大きな損が出て人生が狂ってしまった人もネットなどで情報があります。
仮想通貨は短期的に見ると非常に価格変動が大きい資産であることは頭に入れておきましょう。
以下では仮想通貨の短期的な価格変動の大きさ(リスク)を抑えて、長期的な受湯拡大に伴い成長の恩恵を受けやすくする戦略や考え方をいくつか紹介します。
コアサテライトで守りの資金をしっかり固めてから投資する
コアサテライト戦略とは、攻めの投資と守りの投資に分けて資産運用する戦略です。
目的 | 目安割合 | おすすめ銘柄 | |
コア | 生活資金の運用 (守りの投資) | 70-90% | 米国株インデックス ( VTI or VOO ) |
サテライト | 余剰資金の運用 (攻めの運用) | 10-30% | ・米国成長株 ・新興国株 ・仮想通貨(暗号資産) |
コアは将来の生活資金や老後資金を運用する部分なので、間違ってもコアの資金で仮想通貨に投資してはいけません。
仮想通貨に投資する場合は、必ずコアを固めた上でサテライトの範囲で投資するようにしましょう。
仮想通貨への投資は「少額つみたて投資」を「長期」で行う
先ほども述べたとおり、仮想通貨は価格変動が非常に大きい資産です。中には大金を仮想通貨に投資し大きなリターンを得ている方もいますが、逆に大きく損をしてしまう可能性もあります。
そこで、おすすめなのが少額で投資すること、加えて長期投資することをおすすめいたします。
理由は、短期的には価格変動が大きく予測も困難でも、長期的に見ると仮想通貨の価格は着実に上昇しているためです。さらに少額で少しづつ積み立てることで短期的な下落リスクを抑えることも可能です。
毎月1万円・毎週1000円・毎日100円など少額を長期で行うことで、仮想通貨の長期的には成長の恩恵を受けやすくなります。
結局どこの口座で何を買えばいいのか?【記事のまとめ】
この記事では、各取引所の比較とおすすめ通貨・おすすめ購入方法を解説しました。以下がこの記事のまとめになります。
取引所(口座)に関しては、より少額から投資したい場合はビットフライヤーを利用する。NFTアートなど様々な分野でも将来的には売買したい場合コインチェックを利用する。レバレッジ取引を行う場合はDMM Bitcomを利用する。
通貨に関しては、ビットコインとイーサリアムの特徴を理解し好みで選んでも問題ありません。不安な場合は、購入予定の金額の半分をビットコイン、残り半分をイーサリアムを購入すれば問題ありません。私も実際に自動つみたて投資を設定しており、ビットコインとイーサリアムの両方を購入しております。
口座開設の方法・手順を知りたい方は、以下の記事に画像付きで説明していますので確認しながら進めてください。
コインチェック(Coincheck)の口座開設手順
コインチェックの口座開設は、こちらの記事で実際の画像と共に解説していますのでご覧ください
ビットフライヤー(bitFlyer)の口座開設手順
コインチェックの口座開設は、こちらの記事で実際の画像と共に解説していますのでご覧ください