この記事では、コインチェックではイーサリアムを買えないのか、買えるのかについて解説します。おそらく、2-3分あれば読めると思います。
暗号資産(仮想通貨)は、近年日本でもビットコインやイーサリアムなどといった通貨を中心に普及が進んでおり、一部では決済手段としても活用が進んでいます。
そんなイーサリアムをコインチェックでどのように買うのか、より安く購入するにはどうすればいいのかを解説していきます。
筆者は、生活資金の準備のため米国株式(S&P500)を中心に資産運用を行なっており、資産の少額を「趣味の範囲で」暗号資産であるETH(イーサリアム)に投資しています。これからイーサリアムを買う方、検討している方に参考になればと思いますので、最後までご覧ください。
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【結論】コインチェックは「取引所」でイーサリアムを買えない

先に結論を述べると、以下の通りです。
イーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)を買える場所は、「販売所」「取引所」の2つがあります。
企業によって、販売所では買えるが、取引所では買えないといった通貨があります。
その中で、コインチェックの場合、「取引所」ではイーサリアムを買えないですが、「販売所」ではイーサリアムを購入できます。
ここで、以下3つの疑問が発生します。
では、これらの疑問に関して、この記事内で順に、簡単に解説していきます。
コインチェックで買える・買えない通貨

コインチェックで買える通貨と、買えない通貨を「販売所」と「取引所」それぞれ紹介します。
・コインチェック販売所で買える暗号資産(仮想通貨)
販売所では、2022年5月現在、17種類の通貨の売買が可能です。逆に言えば、ここに買いていない暗号資産は買えないです。
・コインチェック「取引所」で買える暗号資産(仮想通貨)
取引所では4種類の通貨を購入することができます。
中には、「イーサリアムクラシック(ETC)」を購入することができますが、「イーサリアムクラシック(ETC)」と「イーサリアム(ETH)」は別物なので、注意しましょう。
つまり、コインチェックの取引所ではイーサリアムは買えないということになります。
イーサリアムを買う方法は「2つ」

イーサリアムを買う方法は2つあります。方法というか、場所は2つあります。
「販売所」と「取引所」になります。
通常、私たち個人が、イーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)を買いたい場合、暗号資産取引所の口座開設が必要です。
暗号資産取引所とは、コインチェックやbitFlyerなどのことを言います。
例えば、bitFlyerの口座を持っていれば、「bitFlyerの販売所」と「bitFlyerの取引所」の2つの方法(場所)で、通貨の売買が可能になります。
詳しくは以下の通りです。
ちなみに私は、コインチェックやbitFlyerの両方の口座を持っていますので、4つの場所で取引が可能な状態となっています。
販売所と取引所の「手数料の違い」を解説

では、販売所と取引所で、一体何が違うのでしょうか。
詳しくは、「販売所と取引所の違いを解説」の記事で、販売所のメリット・デメリット、取引所のメリット・デメリットを解説していますが、
販売所と取引所で、最も大きく異なる点は、売買する際の「手数料」です。
では、実際に売買しようとするとどれぐらい差があるのでしょうか。以下、2021年11月2日の数値を使用しながら、解説します。
販売所の手数料
まずはビットコインを例に、販売所の価格(手数料)を見てみます。
簡単に手数料を計算しましたが、
販売所では、売買時に約3%の手数料がかかります。
仮に7万円分ビットコインを売買するとした場合は、約2100円の手数料が取られるイメージになります。1万円だと300円、10万円分の売買だと、約3000円になります。
取引所の手数料
続いて、同様に取引所での価格を確認します。(販売所の画像と同じ日同じ時間の価格)
取引所の手数料は、約0.01%です。販売所に比べて、非常に安いことがわかります。
約300分の1の手数料ということになります。
以上から、可能であれば手数料が安い「取引所」で取引したいですね。
イーサリアムを取引所で安く買う方法を解説

イーサリアムを手数料を抑えて、買うにはどうすればいいのでしょうか?
「イーサリアムを取引所で購入すればいい」のですが、実はイーサリアムを取引所で売買できる暗号資産取引所は多くありません。
イーサリアムを取引所で買える暗号資産取引所は、以下の通りです。
販売所の 取り扱い | 取引所の 取り扱い | |
---|---|---|
コインチェック | ○ | × |
bitFlyer | ○ | ○ |
DMM Bitcoin | ○ | × |
他にも国内には多くの暗号資産取引所をもつ企業がありますが、「コインチェック」もしくは「bitFlyer」のどちらかの口座を持っていれば、イーサリアムやビットコインなど暗号資産の売買をするには十分です。
イーサリアムを手数料を抑えて、売買したい方は、bitFlyerを利用することがおすすめです。
bitFlyerであれば、取引所で必要となる約3%の手数料を、0.01%に抑えたうえで、イーサリアムを購入することが可能です。
bitFlyerの取引所でイーサリアムを購入する方法は、以下の記事に画像付きで詳しく説明しているので、これから始める方はよければご覧ください。
コインチェックでイーサリアムを買うメリット・デメリット

ではコインチェックでは、イーサリアムを購入するメリットはないのでしょうか?
そういうわけでもありません。
コインチェックでは、イーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)の売買以外に、多くの暗号資産に関するサービスが提供されており、メリットが多くあります。
具体的には、以下のようなサービスが提供されています。
このうち、赤字で紹介している「Coincheck NFT(β版)」と「貸暗号資産サービス」について、コインチェックのメリットの中で紹介していきます。
メリット
Coincheck NFT(β版)

ここ数年、NFTアートというデジタルアートが話題となっています。
その「NFTアート」の売買がコインチェックでは可能です。
NFTアートに興味がある方は、コインチェック内でビットコインやイーサリアムを購入しておけば、そのままNFTアートの購入が可能なので、面倒が省けます。
他社で購入したビットコインやイーサリアムを使って、コインチェックでNFTアートを購入したい方は、一度自分の通貨を送金する必要があり、少し手間がかかります。
なので、多少の手数料が気にならない、また将来的にNFTアートの購入を検討している方は、コインチェックを利用して、イーサリアムなどを購入することをおすすめします。
貸暗号資産サービス

コインチェックの貸暗号資産サービスとは、私たちが持ってる暗号資産をコインチェックに一時的に預ける契約を締結し、契約期間満了後に、預けていた分に加え、一定の料率で計算した手数料を逆にもらえるサービスです。
銀行で言う「利率」のようなものです。銀行にお金を預けていると、僅かですが利子をもらえます。
このシステムを暗号資産で行えるのが「コインチェックの貸暗号資産サービス」です。
具体的に、どれぐらいの「利子」をもらえるのでしょうか?以下に示します。
貸出期間 | 年利率 |
---|---|
14日間 | 1% |
30日間 | 2% |
90日間 | 3% |
180日間 | 4% |
365日間 | 5% |
コインチェックの貸暗号資産サービスでは、すべての通貨に対して、上記の利率が適用されます。
注意点は、90日間預けたら3%もらえるわけではありません。あくまで年利率なので、実際に預けた場合にもらえる利率は、以下のように計算されます。
1年間以上暗号資産を保有するつもりで購入する場合は、貸暗号資産サービスの5%年利で365日間預けると、1年後に5%の「利子」をもらえることになります。
つまり、bitFlyerの取引所で3%の手数料を抑えて、イーサリアムを購入するよりも、
コインチェックの貸暗号資産サービスにて、イーサリアムを1年間預けて5%の「利子」をもらう方が、総合的にみるとお得になります。
つまり、コインチェックで1年間イーサリアムを預ける場合は、実質的に安く買えることになります。
まとめ
この記事では、コインチェックではイーサリアムを買えないのか、また安く買う方法を解説しました。
イーサリアムを購入する際のおすすめは、「コインチェック」「bitFlyer」になります。
それぞれで(実質的に)安く買う方法は、以下の通り。自分の好みに合う方を選んで、利用してみてはいかがでしょうか。